『木下恵介・人間の歌シリーズ』(きのしたけいすけ にんげんのうたシリーズ)は、1970年4月16日から1977年3月31日までTBS系列の毎週木曜 22:00 - 22:55(JST。1972年9月までは22:56まで)に放送されたテレビドラマ枠。『木下恵介アワー』の姉妹番組。 1969年8月に月曜22時のドラマ枠が廃止して以来、TBSの平日22時枠には国産ドラマ枠が一本も無くなってしまった(火曜日は海外ドラマ枠が存在した)。そこでTBSは、継続中の『木下恵介アワー』人気に便乗し、映画監督の木下惠介がTBSなどと共同で設立した木下恵介プロダクション(後のドリマックス・テレビジョン、現在はTBSスパークルへ事業譲渡)制作の1時間ドラマ枠を新設、その内容も、人間性に深く追求した作品を手がけることになった。なお、制作は『木下恵介アワー』が木下恵介プロダクションと松竹テレビ室の共同(初期と末期は木下恵介プロダクション単独)だったのに対し、本シリーズは一貫して木下恵介プロダクション単独だった。本シリーズも木下惠介本人は『木下恵介アワー』と同様、ドラマ作品の企画・監修を手掛けた。 1974年9月に『木下恵介アワー』が終了後も、本シリーズは継続したが、1977年3月31日で7年の幕を降ろした。そして木下恵介プロの制作枠は火曜20:00に移動する。 なお、放送途中の1975年4月から関西地区のネット局が腸捻転解消により朝日放送(ABC)から毎日放送(MBS)に変更された。 これまで放送された作品の一部はTBSのCS放送・TBSチャンネルでも再放送されている。 キー局番組編成変遷表 TBS系列 木曜22:00 - 22:55枠
概要
作品リスト
冬の旅(1970年4月16日 - 7月9日)
俄 浪華遊侠伝(1970年7月16日 - 10月8日)
椿の散るとき(1970年10月15日 - 1971年1月7日)
冬の雲(1971年1月14日 - 8月26日)
冬の華(1971年9月2日 - 12月9日)
春の嵐(1971年12月16日 - 1972年4月13日)
地の果てまで(1972年4月20日 - 7月27日)
白い夏(1972年8月3日 - 11月30日)
愛よ、いそげ!(1972年12月7日 - 1973年5月3日)
風の色(1973年5月10日 - 8月2日)
夏の別れ(1973年8月9日 - 8月30日)
それぞれの秋(1973年9月6日 - 12月13日)
冬の貝殻(1973年12月20日 - 1974年3月14日)
バラ色の人生(1974年3月21日 - 6月13日)
風の町(1974年6月20日 - 9月12日)
阿蘇の女(1974年9月19日 - 12月12日)
三人姉妹(1974年12月19日 - 1975年3月27日) - ここまで朝日放送ネット。
もうひとつの春(1975年4月3日 - 6月26日) - ここからMBSネット。
魅せられた夏(1975年7月3日 - 10月9日)
旅への誘い(1975年10月16日 - 1976年1月8日)
早春物語(1976年1月15日 - 4月22日)
遙かなる海(1976年4月29日 - 10月21日)
お菓子放浪記(1976年10月28日 - 1977年1月20日)
冬の運動会(1977年1月27日 - 3月31日)
参考資料
関連項目
ドリマックス・テレビジョン
木下恵介アワー
木曜座(後身)
TBS木曜10時枠の連続ドラマ(その後身)
TBS火曜8時枠の連続ドラマ(木下恵介プロの後継枠)
外部リンク
⇒TV作品 木下惠介の全作品 。木下惠介生誕100年 - 松竹株式会社
前番組番組名次番組
朝日放送制作・
TBS木曜9時30分枠の
連続ドラマ
※21:30 - 22:15
※朝日放送制作ボクシング中継
※22:15 - 23:00木下恵介・人間の歌シリーズ新選組始末記
(平幹二朗版)
TBS 木曜22:55 - 22:56枠
ボクシング中継
※22:15 - 23:00木下恵介・人間の歌シリーズ
(1970年4月 - 1972年9月)
【1分縮小して継続】お天気メモ
※22:55 - 23:00
【1分拡大して継続】
表
話
編
歴
TBS系列 木曜10時枠の連続ドラマ / 木下恵介・人間の歌シリーズ / 木曜座 / カネボウ木曜劇場
1970年4月 -
1977年3月
(木下恵介・人間の歌シリーズ)
1970年
冬の旅
俄 浪華遊侠伝
椿の散るとき
1971年
冬の雲
冬の華
春の嵐
1972年
地の果てまで
白い夏
愛よ、いそげ!
1973年
風の色
夏の別れ
それぞれの秋
冬の貝殻
1974年
バラ色の人生
風の町
阿蘇の女
三人姉妹
1975年
もうひとつの春
魅せられた夏
旅への誘い
1976年
早春物語
遙かなる海
お菓子放浪記
1977年
冬の運動会
1977年4月 -
1978年3月
(第1期)
1977年
新選組始末記(平幹二朗版)
おせん
1978年
舞いの家
1978年4月 -
1983年3月
(木曜座)
1978年
華やかな孤独
愛がわたしを
あした無く
1979年
たとえば、愛
愛と喝采と
水中花
オレンジ色の愛たち
1980年
逢いたくて