木ノ下城
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木ノ下城(きのしたじょう)は、尾張国丹羽郡(現愛知県犬山市)にあった日本の城である。 現在愛宕神社 木ノ下城の碑

城の規模は、南北200m、東西200mほどの正方形であり、南方に二曲輪、三曲輪が構えられ、東側と北側にがあったという。
目次

1 沿革

2 所在地

3 現在

4 交通

5 脚注

沿革

1469年文明元年)、越前国尾張国守護斯波義敏の命により、織田広近(尾張国上四郡守護代織田敏広の弟)は小口城から犬山に移り、木ノ下城を築城し、城主となる。美濃国斎藤妙椿に対する牽制の役割があったという。織田広近は犬山の乾山には戦い用の砦を築いている。

1537年天文6年)、織田信康は乾山の砦に城郭を造営し、犬山城として整備する。木ノ下城は廃城され、織田信康は犬山城に拠点を移す。

1564年永禄7年)、織田信長が犬山城に籠もる織田信清を攻める際、かつての木ノ下城址に宿営し、犬山城攻めの拠点とする(武功夜話による)。

1606年慶長11年)、木ノ下城址に愛宕山長泉寺延命院が建立される。延命院は明治初期の廃仏毀釈神仏分離のため廃止され、延命院の中にあった愛宕神社になる。

1979年(昭和54年)、城跡が犬山市指定史跡となる[1]
所在地

愛知県犬山市犬山字愛宕

犬山市役所の西、愛宕神社


現在

犬山市役所の西にある愛宕神社の境内が木ノ下城の一部という。
石碑と案内板がある。

愛宕神社の本殿が建つ高台が、木ノ下城の主殿跡といわれている。

境内にある井戸は、「金明水」と呼ばれ、木ノ下城の時代に掘られた井戸と伝えられる。また、愛宕神社の南西約100mにある井戸、「銀明水」も当時に掘られた井戸と伝えられる。
金明水址
交通

名古屋鉄道犬山線犬山駅より徒歩5分

脚注^ “ ⇒市指定文化財一覧”. 犬山市. 2013年5月27日閲覧。


更新日時:2019年4月14日(日)11:48
取得日時:2019/08/02 20:08


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