朝鮮総督府政務総監(ちょうせん そうとくふ せいむ そうかん)は、朝鮮総督の下に置かれた親任官であり、総督に次ぐ第二の地位にあった。軍事権を除く行政・立法・司法の実務を統括し、主に官僚や政治家が任命された。前身は韓国統監府の副統監である。
前半期は内務省(特に警察畑)出身者の起用が目立ったが、後半期は他省出身者や朝鮮総督府生え抜きの人物も登用された。
1910年に朝鮮総督府官制の第8条に基づいて設置され、1945年の太平洋戦争終結により日本が主権及び朝鮮半島の統治権を喪失したことに伴い連合国の指示により廃止された。 代氏名写真着任離任 代氏名写真着任離任
歴代韓国副統監
1曾禰荒助1907年9月21日1909年6月14日
2山縣伊三郎1910年5月30日1910年9月30日
歴代朝鮮総督府政務総監
1山縣伊三郎1910年10月1日1919年8月12日
2水野錬太郎1919年8月12日1922年6月12日
3有吉忠一1922年6月12日1924年7月4日
4下岡忠治1924年7月4日1925年11月22日
5湯浅倉平1925年11月22日1927年12月23日
6池上四郎1927年12月23日1929年4月4日
7児玉秀雄1929年4月4日1931年6月19日
8今井田清徳1931年6月19日1936年8月5日
9大野緑一郎1936年8月5日1942年5月29日
10田中武雄1942年5月29日1944年7月24日
11遠藤柳作1944年7月24日1945年10月24日