朝鮮労働党第8次大会
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朝鮮労働党第8次大会
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朝鮮労働党の旗
日程2021年1月5日 (2021-01-05) - 2021年1月12日 (2021-1-12)
会場所在地 北朝鮮平壌直轄市4・25文化会館
開催国 北朝鮮
前回朝鮮労働党第7次大会(2016年)
参加者7000人(党中央指導機関代表250人、一般代議員4750人、オブザーバー2000人)[1][2]

朝鮮労働党第8次大会
党大会のエンブレム
各種表記
チョソングル:????? ?8? ??
漢字:朝鮮勞動黨 第8次 大會
発音:チョソンノドンダン チェパルチャテヘ
日本語読み:ちょうせんろうどうとうだいはちじたいかい
RR式:Joseon Rodongdang Jepalcha Daehoe
MR式:Chos?n Rodongtang Chep'alch'a Taehoe
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朝鮮労働党第8次大会(ちょうせんろうどうとうだいはちじたいかい、朝鮮語: ????? ?8???)は、2021年1月5日から12日までの8日間、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の執権政党である朝鮮労働党が実施した党大会である[3][4]
開催決定まで
第7次党大会まで

朝鮮労働党は北朝鮮の初代最高指導者である金日成が統治していた1980年に開催した第6次党大会(英語版)を最後に長らく党大会が開催されておらず、1994年金日成の死後に最高指導者の地位を継承した金正日先軍政治と呼ばれる軍事優先の政策を取っていた。しかし、2011年金正日が死去し、最高指導者の地位を正日の息子である金正恩が継承すると、よりも党を優先してきた金日成体制への回帰が進められ、2016年には36年ぶりとなる第7次党大会が開催された。
第7次党大会後・第8次党大会の召集まで

金正恩は2016年の第7次党大会で朝鮮労働党委員長に、同年6月の最高人民会議で金正日時代に重要政策の執行を行っていた国防委員会国務委員会に改編して自らがその委員長に就任し、最高指導者としての地位を確立した。また、第7次党大会では2020年までの5年間に疲弊した経済の再建を目指す「国家経済発展5カ年戦略」を採択したものの、国際社会による経済制裁新型コロナウイルス感染症世界的大流行、2020年夏の台風被害による水害によって5カ年戦略の達成は事実上不可能となっていた。

こうした事態を受けて、朝鮮労働党は2020年8月19日中央委員会総会を開催[5]し、2021年1月に第8回党大会を開催する決定を採択した[6]
出席者の選出

2020年12月31日付け朝鮮中央通信報道「朝鮮労働党第8次大会のための準備事業を積極的に推進」[7]などによると、第8次党大会に出席する代表者(出席者)は、2020年12月に行われた各級組織代表会で選出された。

報道によると、これらの各級組織代表会では「(党大会の召集を決定した)党中央委員会総会の思想と精神に立脚して、当該の党組織の総括期間の活動を全面的に総括」し、党組織の新しい指導機関と党大会の代表者(出席者)とオブザーバーを選出した。

選出にあたっては党大会召集の決定書に基づいて、党員1300人当たりにつき1人の決議権代表者、党員候補1300人当たり1人の発言権代表者(オブザーバー)を選出することが決定していた。

各級組織代表会で選出された代表者の資格は2020年12月29日に開催された党政治局会議で行われた資格審査で承認が行われたほか、党大会の執行部と幹部壇、書記部[注釈 1]の構成案など、党大会の議事運営に関する審議が行われ、党大会を2021年1月初旬に開会することに関する決定を採択した[8][9][10]

各級組織代表会で選出された代表者らは平壌に移動し、2020年12月30日に党大会の代表証を授与された[11]ほか、「われわれの胸の中には不世出の偉人、絶世の愛国者で、革命の大聖人であり、チュチェの太陽である主席と総書記への募る懐かしさが沸き溢れている。いつもわれわれの心の中にとわに生きて心の柱となり、屈することのない信念と闘争意志を与えてくれる主席(金日成)と総書記(金正日)を生存していた時のように党大会の偉大な代表者として高くいただいて革命の新たな勝利を目指す路線と戦略を採択するのはわが党と革命の要求であり、全ての党員と人民の一様な志向と意志、当然な道理である」(代表証授与式で党大会準備委員会委員長で党副委員長・組織行政部長[注釈 2]兼政治局員の金才龍が行った演説より)として、金日成と金正日にも代表証が授与されたと朝鮮中央通信は報じた[11][14]
党大会の開会党大会が開催された4・25文化会館(2016年の前回大会後に撮影)

党大会は2021年1月5日平壌4・25文化会館で開幕した。

金正恩は開会の辞で第7次党大会で採択した国家経済発展5カ年戦略を巡り、「掲げた目標はほぼ全ての部門で遠く達成できず、闘争する我々の努力と前進を妨害する各種の挑戦は、外部にも内部にも依然として存在している」と語り、経済の不振を認めた[15][1]

一方で金正恩は「これほど難しかった昨年(2020年)、長期化した史上稀にみる世界的な保健医療危機状況(新型コロナ感染拡大)の中でも困難に頑強に打ち勝ち」、「自然災害復旧闘争に皆がこぞって奮起して、国のいたるところに2万余世帯の新しい住宅を建てたその偉大な功績は、わが党の闘争記録帖に誇らしい1ページを残した」などと述べ、新型コロナ対策と台風被害の復旧について成果を誇示した[16]
党大会執行部大会執行部一覧

カッコ内には党大会開催当時の主な肩書を記した。

金正恩党委員長国務委員会委員長武力最高司令官

崔龍海最高人民会議常任委員会委員長国務委員会第一副委員長党政治局常務委員


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