朝鮮の声放送
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朝鮮の声
??? ??
運営
朝鮮中央放送委員会
設立1945年10月 (78年前) (1945-10)[1]
在籍国 朝鮮民主主義人民共和国
所在地平壌市 牡丹峰区域 戦勝洞
外部リンク ⇒公式サイト

特記事項:
[1][2][3]
・1945年10月:ラジオ平壌として設立
・1945年10月17日:放送開始
・1947年3月16日:初の外国語放送を中国語で開始
・1950年7月10日:日本語放送を開始
・1951年:英語放送を開始
・1963年:ロシア語とフランス語放送を開始
・1965年:スペイン語放送を開始
・1970年:アラビア語放送を開始
・1983年:ドイツ語放送を開始
・2001年:朝鮮の声 (朝鮮の声放送) に変更
・2011年4月15日:公式ホームページを開設

朝鮮の声
各種表記
チョソングル:??? ??
漢字:朝鮮? ??
発音:チョソネ ソリ
日本語読み:ちょうせんの こえ
RR式:Joseon-ui Sori
MR式:Chos?n-?i Sori
英語表記:Voice of Korea
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朝鮮の声放送(チョソンのこえほうそう、: ??? ?? , : Voice of Korea)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都平壌から放送されている海外向けのラジオ放送国際放送)。
概要

北朝鮮の国営放送朝鮮中央放送委員会が実施している。

1947年3月16日、「ラジオ平壌」(英語:Radio Pyongyang)の名称で、北朝鮮で初の海外向け放送となる中国語放送を開始。1950年7月10日に日本語放送を開始。1951年1月1日、海外向け放送の組織として「平壌放送」(英語:Radio Pyongyang)を設立。1972年11月10日、「朝鮮中央放送」(ちょうせんちゅうおうほうそう・チョソンちゅうおうほうそう)に改称。1997年8月4日に海外向け放送(各言語)の名称が「平壌放送」(英語:Radio Pyongyang、日本語:ピョンヤンほうそう)に改称された。2001年2月16日に朝鮮語以外の言語を使用した海外向け放送は名称が「朝鮮の声放送」(英語:Voice of Korea、日本語:チョソンのこえほうそう)に改称された。

2022年現在は、日本語標準中国語英語フランス語ドイツ語ロシア語スペイン語アラビア語の8つの言語を用いて、ラジオ短波中波(AMラジオ))とインターネットで海外に向け放送されている。

放送開始時は「金日成将軍の歌」の冒頭メロディーのインターバル・シグナル(IS)と「朝鮮(チョソン)の声放送です。」の局名告知のアナウンスが2回繰り返された後に、北朝鮮の国歌愛国歌)が演奏される。また国歌の演奏に続いて「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」の合唱を放送する。各言語、ほぼ共通の形式である。

かつては国歌の演奏は放送開始時と放送終了時にも行われていたが、現在は放送開始時のみ。また「平壌放送」と呼称していた時期は国歌の演奏を止めていたこともある。
日本語放送放送から「北朝鮮民主法律協会が日本国際法律家連絡協会へ送付した書簡」の内容を記事にした1958年のRPニュース
歴史

1950年7月10日日本語放送が開始される。放送開始当初は、同年6月25日に勃発した朝鮮戦争の戦況を伝える内容が中心だった。


1960年代前半までは、「この国の人民は全てが主人公である」という放送内容が目立っていた。1967年朝鮮労働党唯一思想体系を採択して以降は、金日成を称賛する個人崇拝の放送内容が多くなった。


1990年代以降は、北朝鮮は食糧難に陥り経済が混乱。電力不足による停電や放送機器の故障、老朽化などで頻繁に放送が停波するようになった。すぐに復旧することもあるが、長時間停波している場合もある。


2011年4月15日、公式ホームページが開設[4]


2011年頃から放送内容が見直されて大半が音楽番組で占められいる。

放送時間・周波数

2015年8月15日から標準時を30分遅れのUTC+8:30に指定したが、2018年5月5日より平壌時間韓国標準時UTC+9)と統一されたため、再び日本標準時(JST)と同じになった。

2021年3月28日平壌時間12時、周波数更新時点。

開始
(日本標準時)終了
(日本標準時)周波数プログラム
16:0016:57

00,621 kHz

0,6,070 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第1次
17:0017:50

00,621 kHz

0,6,070 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第2次
18:0018:57

00,621 kHz

0,6,070 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第1次
19:0019:50

00,621 kHz

0,6,070 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第2次
20:0020:57

00,621 kHz

0,6,070 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第1次
21:0021:50

00,621 kHz

0,6,070 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第2次
06:0006:50

00,621 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第2次
07:0007:57

00,621 kHz

0,7,580 kHz ※1

9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第1次
08:0008:50

00,621 kHz

0,7,580 kHz ※1

0,9,650 kHz

11,865 kHz ※2
第2次

備考


第1次プログラム 16:00 - 17:00、18:00 - 19:00、20:00 - 21:00、翌朝7:00 - 8:00

第2次プログラム 17:00 - 18:00、19:00 - 20:00、21:00 - 22:00、翌朝6:00 - 7:00、同8:00 - 9:00

周波数:621kHzは中波AMラジオ)で放送されている。

季節により、11865kHz 7580kHzの2つの周波数がスイッチする。※2が夏季用。※1が冬季用となっており、同時には送信されない。

621kHzは平壌放送と時間外で共用になっている。

最近の放送では、第1次プログラムではほぼ次の第2次プログラムの放送開始間際(55 - 58分ぐらい)まで放送をしているのに対し、第2次プログラムでは表記終了時間よりも10 - 15分程度早く(45 - 50分ぐらいの段階で)放送を終了している。そのため、第2次プログラム放送終了後から次の第1プログラムの放送開始までの間の休憩(無音)の時間がやや長い。なお、毎日9:00と22:00の放送終了時には第2次プログラム放送終了時のアナウンスが流れ終わってから約30秒後に停波される。

なお、通常は16時を起点として番組を翌日のものに変えるが、12月31日の分に関しては21:00からの放送が最終となり、1月1日は6:00の放送で切り替えている。これは新年特別番組を放送することと元日(新年)になってから大晦日(年末)の話題を取り上げないような配慮となっている。

送信所

平壌送信所(平壌市):
短波、100kW送信機×2台

江界送信所(慈江道江界市):短波、250kW送信機×1台 

球場送信所(平安北道球場郡):短波、200kW送信機×10台

清津送信所(咸鏡北道清津市):中波、周波数621kHz、送信出力500kW(日本語放送で使用)


1970年から1972年までベトナムの声日本語放送の中継国際放送を行っていたこともある。


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