朝松健
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル 文学

朝松 健(あさまつ けん、本名:松井 克弘[1]1956年4月10日 - )は、北海道札幌市南区出身の小説家

ペンネームの由来は作家アーサー・マッケンから[2]。妻は魔女思想家の松尾未来。

オカルト怪奇小説伝奇小説を中心に幅広く執筆し、近年はいわゆる「立川流」[注釈 1]室町時代をベースにした小説も精力的に発表している。またクトゥルフ神話についてのアンソロジー編纂についても内外から高い評価を得ている。
来歴

14歳の時、台風の夜にH・P・ラヴクラフトの『チャールズ・デクスター・ウォード事件』を読み、熱狂的なラヴクラフティアンになる[4]

北海道札幌月寒高等学校在学中の1972年、幻想怪奇小説の同人「黒魔団」を結成[2]1981年東洋大学文学部仏教学科卒業。

国書刊行会に入社し、編集者として『真ク・リトル・リトル神話大系』『定本ラヴクラフト全集』『アーカム・ハウス叢書』などの企画編集に従事[4]

その傍ら、西洋魔術関係の記事・著作を多数発表。西洋魔術についての知識を日本に体系的に紹介したのは、朝松をもって嚆矢とする。1980年代以降の小説やゲームで頻出する魔術関係の単語には、朝松が原典を訳出する際に考案した訳語や造語が広まったものがある(例えば召喚魔術の「召喚」など)。[5]

1985年、初の著書となるノンフィクション『変身力をよび起こす西洋魔術の本』(はまの出版)を刊行。この年、国書刊行会を退社[2]。翌1986年、『魔教の幻影』(ソノラマ文庫)で小説家としてデビューする。

1995年脳膿瘍で緊急入院し、一時は生死の境を彷徨うも、1996年に奇跡的な復帰をとげて執筆を再開する。

1999年、自身の恐怖体験をJETが漫画化した『KEN & JETの魔界召喚』(朝日ソノラマコミック)が刊行される。

2005年、室町物の短編『東山殿御庭』(『異形コレクション29 黒い遊園地』。また2006年には講談社から同名の短編集が刊行されている)が第58回日本推理作家協会賞短篇部門の候補に選ばれる[6]。この『東山殿御庭』を含む「一休シリーズ」や『血と炎の京 私本・応仁の乱』(2020年、文春文庫)など、近年は室町時代に材を取った時代伝奇小説でその異能ぶりを発揮している[注釈 2]

なお、高橋葉介の『KUROKO-黒衣-』の作中に「オカルト作家 荒松健太郎」として登場している。
作品リスト

●はアンソロジー異形コレクション』に掲載された作品。
逆宇宙シリーズ

ソノラマ文庫から、1986年から1990年にかけて刊行された。

逆宇宙ハンターズ 全6巻:魔教の幻影、魔霊の剣、黄金鬼の城、虚空聖山、暗黒の夜明け、ベルバランの鬼火


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:27 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef