この項目では、新撰組隊士について記述しています。俳優の同名の人物については「服部武雄 (俳優)」をご覧ください。
元プロ野球選手の「服部武夫」とは別人です。
服部 武雄(はっとり たけお、天保3年12月22日[1]〈1833年1月12日〉 - 慶応3年11月18日〈1867年12月13日〉)は、新選組隊士[2]・御陵衛士。通称は三郎兵衛。諱は良章。 天保3年(1832年)、播磨赤穂藩に生まれる。「殉難録稿」他には奸臣を斬って出奔した旨が記されているが、可能性は皆無といえる。
来歴
なお、坂本龍馬が殺された時、服部武雄は次の弔歌を捧げている。
「坂本立[3]馬主横死の由を聞きて 尋ぬべき人もあらしのはげしくて 散る花のみぞおどろかねぬる」(『近世殉国一人一首伝』)
備考
大柄で剛力、二刀流の達人でもあり、組中一二を争う剣術、柔術、槍術の相当の使い手として名を馳せる。
油小路事件では、暗殺された伊東の屍骸を引き取りの際、鎖帷子を着込む武装を主張したが受け入れられず、黙ってただ一人密かに鎖帷子を着ていた。鈴木三樹三郎や加納鷲雄、富山弥兵衛、篠原泰之進らが逃走した際、服部は塀を背にして多勢の新選組を相手に最期まで孤軍奮闘している。御陵衛士の研究家である市居浩一
市居浩一『高台寺党の人びと』/人びと文庫/刊行年1977
登場作品
映画
新選組血風録 近藤勇(1963年、東映)- 演:遠山金次郎
テレビドラマ
燃えよ剣(1970年、テレビ朝日)- 演:芦田鉄雄