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やノートページでの議論にご協力ください。有用微生物群(ゆうようびせいぶつぐん、英: effective microorganisms、EM)とは、1994年から株式会社EM研究機構と関連会社が販売する微生物資材。同社の代表取締役会長兼社長の比嘉照夫が命名した通称EM菌。「EM」は商標にもなっている[1]。
このEM菌をめぐっては、疑似科学(エセ科学)の一種との批判も多い。日本ベントス学会・日本プランクトン学会は問題としており、福島県や広島県として推進しないことに決めている[2](後述)。 「EMは効くまで使え、空気や水の如く使え、必ず効果は表れる」が比嘉の言である[3]。 滅亡の法則エントロピーの極限である放射性物質を、その対極にある蘇生の法則シントロピーの力を備えたEMによって消滅させると比嘉が語ったこともある[4]。「常識的な概念では説明が困難であり、理解することは不可能な、エントロピーの法則(熱力学第二法則)に従わない波動」である「重力波[要曖昧さ回避]と想定される縦波」が「低レベルのエネルギーを集約」し「エネルギーの物質化を促進」する、この「魔法やオカルトの法則に類似する、物質に対する反物質的な存在」である「蘇生の法則」をシントロピーだと比嘉が造語し、この現象がEMの本質的な効果であると比嘉は推定している[5]。 比嘉自身、比嘉はとうとう宗教となったと批判されることをあえて承知の上で言えば、人類の抱えるほとんどの難問をすべて解決するようEMの力を極めるためには、「何かいいことや、危険から身が守られたり、最悪な状況が、逆に力となって最善の結果が現れた場合、それらはすべてEMのおかげであると考えることがスタートです。すなわちEMは神様だと考えることです。」「いいことはすべてEMのおかげ、悪いことが起きたのはEMの極め方が足りないから」ということである[6]。いいこととは、交通被害、地震被害の軽減、電磁波障害の低減、電気代削減、電気製品の機能向上、寿命延長、落雷、天災、健康や人間関係の改善、イジメがなくなり、動物が仲良くなる、生命の息吹が感じられるようになった、EMの生活によって病人がいなくなる、体調が良くなる[6]。聖なるものを守るためのバリア、結界となり、カラス、ヒヨドリ、口蹄疫、鳥インフルエンザを退けると比嘉は語っている[7]。 2017年には、森美千代(1日青汁1杯で生きていると自称)との共著を出し、51ページに掲載したということだが、比嘉によれば「EMの万能性を考えると、量子力学以外に説明する方法はなく」、「EMが重力波のエネルギーをスーパーコンダクター的に介在する力」は「愛という想念」で決まるという理論仮説に到達したとしている。物議を醸している通り、EMは神様だと指導しEM溶液や団子を作るときに感謝し祈ることで効果は抜群になるとし、祈りは量子的エネルギーであり、人間の意識というものは波及するものである。愛や祈りが、EMのような微生物の活動を活発にしそのため「万能的なことが起こると言える」そして、このような仮説には多くの検証が必要であるとした[8]。 しかし、微生物のみで、重力波や量子、放射能などに効用があるという主張は、疑似科学、宗教であると批判されている。 比嘉の研究室の卒業生が1982年に、世界救世教開祖の岡田茂吉が提唱した「救世自然農法」(化学肥料・農薬を否定する)のイベントに比嘉を招待し、両者の関係が始まったとされる[9]。
開発者の主張する効果とその批判
世界救世教とEM