月野うさぎ
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美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初)原作・アニメ共に第1話から
作者武内直子
声優三石琴乃
荒木香恵(一時期代役)
俳優#キャスト 節を参照
プロフィール
愛称うさぎちゃん、お団子頭、うさこ、うさ
別名セーラームーン
プリンセス・セレニティ
ネオ・クイーン・セレニティ
セーラーコスモス
性別女
種類地球人
親戚月野謙之(父)
月野育子(母)
クイーン・セレニティ(前世の母)
月野進悟(弟)
地場衛(夫)
ちびうさ(娘、長女)
こうさぎ(次女・番外編)
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月野 うさぎ(つきの うさぎ)は、メディアミックス作品『美少女戦士セーラームーン』の主人公。アニメ他、各媒体における演者は#キャストの節を参照。

第1話から登場。原作版の序章コードネームはセーラーV』にもゲスト出演している。名前の由来は月の兎DICエンターテイメントによる北米版ではSerena Tsukino(セリーナ・ツキノ)という名前。
人物

セーラームーンに変身する天真爛漫少女。「お団子頭」と呼ばれる金髪[注釈 1]お団子ツインテールとハート型の前髪、青い目[注釈 2]が特徴。ドジで泣き虫でおっちょこちょいだが、友達思いな性格。

港区麻布十番に住み、家族構成は両親と弟との四人暮らし(「月野家」を参照)。第二部まで区立十番中学校2年生だったが[注釈 3]、第3部で3年生に進級。第4部と第5部(テレビアニメでは『スターズ』)で都立十番高校進学し、高校1年生となった。

遅刻と朝寝坊は日常茶飯事で、学校の成績もかなり悪く、運動音痴でもある。テストはいつも赤点ばかり(国語52点、英語20点、数学10点、社会32点)で、その度に母親の育子に家から閉め出されている。廊下に立たされながら早弁しようとする図々しさもあるが、根は素直で人見知りをしない。ミーハーで惚れっぽく、当初はゲームセンター・クラウンで働く古幡元基に憧れていた。

ある日人間の言葉を喋る不思議な黒猫・ルナに戦士に選ばれ、行方不明のプリンセスと「幻の銀水晶」を見つけて欲しいと頼まれる。初めは慣れない戦いに苦戦するが、謎の男・タキシード仮面に助けられ、仲間の水野亜美(セーラーマーキュリー)、火野レイ(セーラーマーズ)、木野まこと(セーラージュピター)、愛野美奈子(セーラーヴィーナス)を集めていく。タキシード仮面の正体は腐れ縁の地場衛で、前世で恋人同士だったとも分かり相思相愛となった。

十番中学の制服はエプロンドレス風の青いセーラー服[注釈 4]で、リボンの結び目に変身アイテムのブローチをつけている。十番高校に上がった後は、赤ライン入りの紺セーラー[注釈 5]に着替えた。常に白いピアスを着用するが、校則には違反していないらしい(仲間達も同じくピアスをしている)。
前世

前世は古代の月の王国「シルバー・ミレニアム」の王女プリンセス・セレニティ。月人は「幻の銀水晶」を守りながら地球の生命の進化を見守る不老長寿の種族で、王家は女系で額に三日月の印がある。仲間達の前世は「四守護神」と呼ばれるセレニティの親衛隊だった。

本物の風と緑がある地球に憧れたセレニティは、地球の王子プリンス・エンディミオンと恋に落ちるが、古くからの掟で「月の人間と地球の人間は通じてはならない」と決められていた。まもなく月と地球の戦争で命を落とし、「未来の地球で幸せに暮らして欲しい」と願った母クイーン・セレニティの力で地球の東京に転生する。
原作漫画と『Crystal』

うさぎと同じおてんばな性格。クイン・ベリルの攻撃から自分を庇ったエンディミオンの後を追い、伝説の聖剣で自害した。
テレビアニメと実写版

うさぎと異なるおしとやかな性格。テレビアニメではアイススケートが特技で、クイン・ベリルにエンディミオンと同時に殺されている[注釈 6]。実写版ではエンディミオンを失った悲しみで世界を滅ぼした後、うさぎの別人格「プリンセス・セーラームーン」として蘇った。
未来

未来の東京を「クリスタル・トーキョー」という都市に作り変え、その女王ネオ・クイーン・セレニティになった。夫のキング・エンディミオン(未来の衛)との間に、一人娘の「うさぎ・スモールレディ・セレニティ」(ちびうさ)を授かっている。

優雅で威厳ある大人の女性になったが、過去の自分宛てに送った手紙は悪筆の上に誤字だらけ[注釈 7] など過去と変わらない面もあり、手紙の追伸では「若いうちの勉強はやはり必要だったから頑張ってください」と添えていた。
原作漫画・『Crystal』

21世紀初頭の22歳でクリスタル・トーキョーの女王に即位[注釈 8]。銀水晶の力で人類を不老長寿の種族に変えて30世紀まで地球を治めている[注釈 9]

第五部ではさらに遠い未来の姿・セーラーコスモスも登場した。
テレビアニメ

20世紀の大変動で地球がコールドスリープ状態となり[注釈 10]、30世紀に銀水晶とクイーンの力で地球を目覚めさせて女王に即位した。30世紀まで眠っていた設定なので不老長寿ではない[注釈 11]
プロフィール

年齢:14 - 16歳、ラスト22歳(原作・『Crystal』シリーズ)、14 - 16歳(テレビアニメ)、14歳、ラスト18歳(実写)

出身地:
東京都麻布十番

誕生日6月30日

誕生石真珠ムーンストーン

血液型O型

星座蟹座(蟹座の守護星

好きな宝石:ダイヤ

好きな色:

好きな食べ物:アイスクリームケーキ(テレビアニメでは肉まんも好物)

苦手な食べ物:ニンジン(テレビアニメでは64話で克服)

嫌いなもの:歯医者注射お化け怪談お酒

好きな教科:家庭科

苦手な教科:数学英語

趣味:食べること、寝ること、ケーキの食べ歩き

特技:ごますり、泣き落とし(初期設定ではおねだり、泣き落とし)

将来の夢:お嫁さん

経歴:港区立十番中学校→都立十番高校

原作漫画

シリーズを通して精神的に成長し、ドジで泣き虫な性格は見せなくなった。両親にも別人に見えることがあるほど美しくなり、手の届かない場所に行ってしまうかもしれないと予感される。セーラー戦士と主従の絆で結ばれている。タキシード仮面(地場衛)の愛に反応する「幻の銀水晶」の輝きで、闇の力を受け入れて人間の体と心を捨てた者たちや彼らを操る邪悪な闇を倒して世界を救うが、「幻の銀水晶」と自分自身の存在が闇を呼ぶと知って苦悩する。

衛を「あんた」「あいつ」と呼んでいたが、恋人になってから「まもちゃん」の愛称で呼ぶ。衛からの愛称は「お団子頭」(最初は「たんこぶ頭」)、第一部中盤から第二部終盤まで「うさこ」、第三部以降は「うさ」。

第一部序盤でルナと衛に知り合い、ブローチを貰って初めてセーラームーンに変身する。ダーク・キングダムとの戦いで助っ人のタキシード仮面に出会い、水野亜美(セーラーマーキュリー)、火野レイ(セーラーマーズ)、木野まこと(セーラージュピター)を仲間にし、リーダーの証「ムーンスティック」を手に入れた。タキシード仮面のサポートを受けてムーンスティックを覚醒させ、ゾイサイトにエナジーを奪われた街の人々を回復させて失神し、衛の家で介抱を受けて正体を明かされる。

エナジー回復能力を幻の銀水晶の力と怪しんだゾイサイトの攻撃を受け、プリンセス・セレニティを名乗るセーラーV(セーラーヴィーナス)に救出された。ヴィーナスの変身を解いた愛野美奈子の「この姿は仮の姿」を聞き、月野うさぎはセーラームーンの仮の姿なのかと思う。四天王のクンツァイトから自分を庇って倒れた衛への涙から幻の銀水晶を目覚めさせ、プリンセス・セレニティに覚醒して前世の記憶を取り戻し、月の王国の廃墟に飛んで前世の母クイーン・セレニティの思念体に出会う。衛に似ている古幡元基の親友・遠藤に惹かれていくが、遠藤の正体はクイン・ベリルの暗黒の力で蘇ったタキシード仮面だった。クイン・メタリアを倒すには幻の銀水晶の真の力を解放する必要があるが、タキシード仮面の体に吹き込んだ幻の銀水晶の力の一部を取り出すことができず、伝説の聖剣でタキシード仮面を貫いてキスすると自らの胸も貫いた。

クイン・メタリアにタキシード仮面ごと吸収されるが、四守護神の犠牲と衛の懐中時計のおかげで生き残る。四天王の石に救われたタキシード仮面にクイン・メタリアの弱点を教わり、彼の支えとルナの思念体が変身したセレニティとの合体でパワーアップ。銀水晶の真の力を目覚めさせてメタリアを滅ぼし、銀水晶解放の反動で失神して変身能力を失うが、ダメージをルナと折半してタキシード仮面のキスで目を覚ました。廃墟のムーン・キャッスルが元の姿を取り戻すと、クイーン・セレニティの思念体の女王即位の誘いを断って地球に帰り、クイーン・セレニティに授けられた新しい力で倒れた仲間と街の人々を再生させた。

第二部では、幻の銀水晶を探してブラック・ムーン一族に追われる謎の少女・ちびうさが登場。あやかしの四姉妹との戦いではタキシード仮面との愛の力で新しい武器の「ムーンロッド」を生み出すが、マーズ、マーキュリー、ジュピターをさらわれてしまう。何も語らないちびうさへの疑いを抑えられず、ちびうさの世話を焼く衛を見て、ちびうさに衛を奪われるかもしれないと感じる。ちびうさの案内でクリスタル・トーキョーに向かい、キング・エンディミオンの思念体にちびうさが未来の娘と聞かされる。ちびうさと衛への疑いによって銀水晶が発動しなくなり、ネオ・クイーン・セレニティに恋焦がれるプリンス・デマンドに暗黒の星ネメシスへと連れ去られて監禁されてしまう。

蒼のサフィールに「幻の銀水晶とおまえの存在が歴史をくるわせるんだ」と指摘されて殺されかけるが、目覚めた銀水晶の力に守られて地下牢のマーズたちを解放する。仲間の言葉で衛とちびうさへの疑いを捨てるが、ちびうさが変身したブラック・レディにタキシード仮面を操られて銀水晶を奪われる。セーラープルートの犠牲を受け、世界の破壊を企んだデマンドをタキシード仮面との愛の力で倒し、ちびうさのセーラーちびムーン覚醒を見届ける。最後は惑星ネメシスを吸収した姿を見せたデス・ファントムに飲み込まれ、タキシード仮面とセーラーちびムーンの力を借りてデス・ファントムをネメシスごと滅ぼした。ネオ・クイーン・セレニティに新しい力を授けられて20世紀に帰り、ちびうさと別れる。

第三部では友達を作る修行をしに来たちびうさと暮らすが、「今の幸せは長く続かないかもしれない」と感じる。衛に接触した海王みちるに嫉妬する一方で男性体の天王はるかと親しくなるが、ちびうさの宿題の「伝説の聖杯」作りを手伝って衛と仲直りした。デス・バスターズを調査するセーラーウラヌス、セーラーネプチューン、冥王せつな(セーラープルート)と出会い、タキシード仮面とちびムーンの力を借りて生み出した伝説の聖杯にセーラー戦士の心を一つにしてスーパー戦士にパワーアップ。セーラーサターンの生まれ変わり・土萠ほたるを殺そうとするウラヌスたちと対立するが、ミストレス9に銀水晶を奪われたちびうさが倒れてしまう。最後は無限三角洲に溢れる負のエネルギーで地球を吸収しようとするファラオ90の中に聖杯と銀水晶を抱えて特攻するが、無限三角洲のエネルギーを破滅の力に変えて目覚めたセーラーサターンに導かれ、ネオ・クイーン・セレニティの姿に変身して破滅の力を浴びた世界を再生させる。世界が救われると、赤子に再生したほたるを見つけたウラヌス、ネプチューン、プルートと別れる。

第四部では十番高校に進学し、皆既日食と同時にアマゾンのデッドムーンサーカスが来日する。デッドムーンに支配された聖地エリュシオンから逃れてきたペガサス(祭司エリオス)に新しい力を授かり、衛に買ってもらったガラスの万華鏡が「カレイドムーンスコープ」に変化した。衛の肺に呪いの黒バラが咲いて地球の守護石「ゴールデン・クリスタル」を探すが、うさぎの肺も黒バラに侵される。エリオスとエリュシオンに残された力に救われると、悪夢の呪いで覆われた地上からエリュシオンに向かう。「闇は光を呼び、光もまた闇を呼ぶ」と月の王国を呪った過去を明かしたネヘレニアに銀水晶を奪われるが、タキシード仮面のキスで戦意を取り戻すと、星の王女に変身した仲間の力を聖杯に注いでエターナル戦士に変身。衛の体の中から目覚めたゴールデン・クリスタルと「シルバームーン・クリスタル」の共鳴によってネヘレニアを滅ぼす。エリュシオンが復活すると、キング・エンディミオンに変身した衛と戴冠式のように並んで地上を浄化し、エリオスの白馬に導かれて地上に帰る。

第五部ではハーバード大学に留学する衛に婚約指輪を贈られるが、シャドウ・ギャラクティカのセーラーギャラクシアにゴールデン・クリスタルを奪われた衛が目の前で消滅する。衛の渡米を信じて転入生の少年アイドル・スリーライツに出会うが、ギャラクシアとセーラーアニマメイツの奇襲で仲間を消され、謎の少女・ちびちびとスリーライツが変身したセーラースターライツ、スターライツの主人・火球皇女の導きで銀河の中心・射手座ゼロスター内のギャラクティカ・パレスに向かった。忘却の川の番人・セーラーレテとスターガーデナーとの戦いでちびちび以外の味方とルナたちを失い、ちびムーンとセーラーカルテットの加勢を受けるが、シルバームーン・クリスタルを狙うギャラクシアに操られたタキシード仮面たちが新たな敵になる。

倒したタキシード仮面たちのセーラークリスタルを「ギャラクシーコルドロン」の海に還され、ちびムーンが生まれる未来も消滅してしまった。コルドロンを吸収した闇の星々の支配者・カオスに「コルドロンの光を受け継いだ子」「邪悪な闇の星々を 同じ海から生まれた兄弟を消し去り 返り血で輝きを増した」と名指しされて混乱し、ちびちびの正体である遥かな未来の孤独な自分・セーラーコスモスに出会う。コスモスはカオスとの終わらない戦いに疲れて過去のムーンにコルドロンを滅ぼさせようとしていた。星を生み出すコルドロンの消滅を拒んで天使に変身したムーンは、コルドロンに飛び込んでカオスを内側から包み込み、コルドロンに溶けた衛たちの魂とガーディアン・コスモスに出会う。数年後、ちびうさの妊娠を予感しながら衛と結婚して物語は終わる。

番外編「ぱられるせぇらぁむ?ん」では専業主婦として登場。長女・ちびうさと二女・こうさぎを育てながら、秀才に成長したちびうさにバカにされる。
テレビアニメ

「ドジで泣き虫でおっちょこちょい」という性格が原作以上に強調されている。年の割に子供っぽく能天気なお調子者で、手先は不器用。海野ぐりおによると「友達づくりの天才」。苦手だった料理は特訓で上達していくが[注釈 12]、テストの点数は下がってしまった[注釈 13]。かなりの食いしん坊で、肉まんを6個も買い食いしたことも。得意料理のカレーは見た目は悪いが味は絶品である。普通の少女らしい生き方を望んで前世のアイデンティティと距離を置き、仲間とは友情で結ばれている。

日常でも戦闘でもギャグパートが多く、火野レイちびうさとはいつも子供じみた喧嘩をしている。終盤のシリアスパートで成長しても次のシリーズになると元に戻ってしまい、普段の性格は一貫してあまり変わらない(担当声優の三石琴乃は、うさぎを演じるにあたって心がけていることは「成長しないこと」とコメントしている)。

当初は敵を怖がって大泣きしたり、他人任せな面が目立ったが、後述のネフライトの一件後は優しい心があると判断すれば敵でも助けたり、ダーク・キングダムとの戦いでは仲間を一度死なせたトラウマを抱えてしまう。ちびうさ登場後はわがままに手を焼くが、ちびうさの存在を通して「自分がみんなを守らなければ」と思うようになっていった。『劇場版R』によると、非凡な能力などで異端視されてきた水野亜美たちを受け入れて信頼されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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