月琴
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出典検索?: "月琴" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年12月)
月琴を弾く娘(彩色、1890年ライムント・フォン・シュティルフリート撮影)

月琴(げっきん、中国語名:yueh-ch'in, yueqin、英語名:moon guitar, moon-lute)は中国発祥の伝統楽器、日本朝鮮ベトナム台湾などにも伝えられて、使用された。
概要

リュート属の撥弦楽器で満月のような円形の共鳴胴に短い首(琴杵)を持つ。弦数は時代や国によって違うが大抵2?4弦で、4弦なら複弦を2コースずつ張る。は、昔は糸であったのだが後に針金を張ったものも多く、現在はナイロン鋼糸弦が主流。調律についても時代や国によりまちまちである。

10品から24品の品に弦を親指以外の指先で押さえつけて弾片(ピック)で弦を弾いて音を出す。共鳴孔は無い。演奏時は椅子に座りながら月琴を腿の上に置き胴を自分の体から少し離して弾く。胴内に不安定な金具が仕込んであり、それを振ったり叩いて音を鳴らす、鳴り胴と呼ばれる機構を備えたものもある。
歴史明清楽の演奏会。清楽の阮咸(後列右端の男性が持つ棹の長い八角胴の楽器)と月琴(他の人物が持つ5面)

起源は阮咸琵琶や阮と呼ばれるものであるとされているが、よくわかっていない。少数民族の彝族が持つ胴が六角形の六角胴月琴や、首の長い長棹型月琴もある。

月琴は、日本の明清楽でも使われるが、明楽の「月琴」が棹の長い「阮咸」であるのに対して、清楽の「月琴」は胴の丸い円形胴月琴であり、両者は全く別の楽器である。明楽は清楽に押されて早くに衰退したこともあり、日本で単に「月琴」と言えば、清楽で使う月琴(写真参照)を指す(阮咸(明楽の月琴)と清楽の月琴の形状の差異については、清楽の頁の「明清楽器」の図を参照のこと)。

清楽の月琴は長崎経由で中国から輸入されたが、ほどなく日本国内でも模倣製作され、清楽以外の俗曲の演奏にも用いられるようになった。

江戸時代から幕末明治大正期にかけて大いに流行し[1]演歌師法界屋、更には瞽女等にも演奏された。

司馬遼太郎歴史小説竜馬がゆく』の中で、坂本龍馬の妻・お龍がつま弾く描写がある(現在の知名度の高さはそれによるところが大きい)。しかし日清戦争時に「敵性楽器」とされてからは廃れた。このころの描写は、長谷川時雨の『旧聞日本橋 勝川花菊の一生』や、萩原朔太郎の『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』等に詳しい。横溝正史の推理小説『女王蜂』にも登場している。

1976年にABCテレビ制作、テレビ朝日系列で放送された、「必殺仕業人」の登場人物、「歌(演:中尾ミエ)」が毎回弾いていた。

20世紀後半になって講談社月刊アフタヌーン』に連載されていた芦奈野ひとしの『ヨコハマ買い出し紀行』で長棹型月琴が紹介され主人公の初瀬野アルファが弾いていたことで青年層に知られ始め、ひそかなブームを生んだが、明楽、清楽の正統的な担い手と音は失われつつある。


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