月刊プリンセス
Princess
ジャンル漫画雑誌
読者対象少女
刊行頻度月刊(6日発売)
発売国 日本
言語日本語
定価420円(通常号)
出版社秋田書店
編集長牧野眞介[1]
雑誌名コード104
刊行期間1974年12月6日(1975年1月号) -
レーベルプリンセスコミックス
姉妹誌プリンセスGOLD
ウェブサイト秋田書店HP内
「プリンセス詳細」
『月刊プリンセス』(げっかんプリンセス)は、秋田書店が発行している女性向け漫画雑誌。1974年創刊。月刊誌。発売日は毎月6日。 1974年12月に創刊した。掲載作品は長編漫画が主体である。創刊直後は少女漫画草創期から活躍していた赤塚不二夫、松本零士、わたなべまさこ、古谷三敏、24年組の萩尾望都、青池保子、木原敏江、ささやななえ、ポスト24年組の花郁悠紀子、1960年代に『週刊少女フレンド』(講談社)の看板漫画家であった細川智栄子、1970年代初頭に『別冊少女コミック』(小学館)で活躍していたあしべゆうほ、ニューウェーブの代表格である吾妻ひでおなどが活躍し、その後1970年代末に中山星香、山田ミネコ、1980年代に碧ゆかこ、冬木るりか、天城小百合、めるへんめーかー、風間宏子、高階良子、原ちえこ、坂田靖子、1990年代に山田圭子、浅見侑、もとなおこらが台頭して黄金期[2]と言われた。しかし、現在有力な漫画家は細川智栄子など少数であり、読者からは世代交代の失敗・新人育成の問題などが指摘されている。また、1976年から30年以上連載が続いている『王家の紋章』の主力ファン世代と、本来の少女誌のターゲットである10代とで読者の二極化が進んでいる。 なお黄金期は『王家の紋章』(細川智栄子 あんど 芙?みん)、『エロイカより愛をこめて』(青池保子)、『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子、作画:あしべゆうほ)、『妖精国(アルフヘイム)の騎士』(中山星香)の4作品が看板となって長らく同誌を支えていた。『妖精国(アルフヘイム)の騎士』は2005年より姉妹誌『プリンセスGOLD』に移籍して2006年11+12月特大号にて完結。『エロイカより愛をこめて』は2008年に同社の姉妹誌『プリンセスGOLD』に移籍して2009年1月号から新たに連載を開始。『悪魔の花嫁』は姉妹誌『別冊ビバプリンセス』の1990年10月号に第二部連載が一旦終了したが、2007年に同社の少女漫画雑誌『ミステリーボニータ』6月号[1]
概要
@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}以前は歴史・ファンタジー系作品が多かったが、近年(2000年代以降)は恋愛系の作品が増えつつある。[要出典] 創刊号から連載開始した『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子、作画:あしべゆうほ)が人気作品となり、部数躍進へと導いた。他連載作品は『蒼い炎』(イケスミチエコ
歴史
創刊期
この時期の他の人気作品には『トラジマのミーめ』(松本零士)、『ふたごのプリンセス』(わたなべまさこ)、『シンデレラの森』(原作:暮山みどり、作画:細川智栄子)がある。
また、余談であるが、後に『週刊少年マガジン』(講談社)に連載されることになる『クイーン・エメラルダス』(松本零士)は1975年に『月刊プリンセス』に掲載された読切短編『エメラルダス』が最初である。 1976年1月号から『イブの息子たち』(青池保子)、同年10月号から『王家の紋章』(細川智栄子あんど芙?みん)、1977年9月号から『アンジェリク』(原作:セルジュ・ゴロン
1970年代(1976年?)
他に、この時期の作品としては『孔雀の微笑』(イケスミチエコ)、『青春はラブ・40』、『花詩集』[4]、『わたしのお気に入り』[5](せがわ真子)、『恋のフーガ』、『危険な関係』、『プレイボーイブルース』(忠津陽子)、『クレア』(村野守美)、『犬・けん・ケン物語』、『水の町』(樹村みのり)、『はいどうぞ!』(中山星香)、『天使と挽歌』(原作:日向葵、作画:わたなべまさこ)、『港のマルタとデラシネ』、『4月はたそがれの海』(わたなべまさこ)、『はるかなる国 遠い詩』、『すぎ去りし日の…』(あすなひろし)、『恐怖の復活』(和田慎二)、『わんぱく天使』(赤塚不二夫)、『母恋い千鳥』(古谷三敏)、『少女ろまん』、『花々に住む子供』、『ヨーロッパみぎひだり』(萩尾望都)、『満智子のすてきな小劇場』(里中満智子)、『タンポポ』(大島弓子)、『クリスマス』(山岸凉子)、『振袖無頼控』、『黄昏の鳥』(山田ミネコ)、『君よ私に口づけを』(ささやななえ)、『翔べ翔べドンキー』(吾妻ひでお)などがある。
また、この頃は大御所漫画家を多く起用していたこともあり『変奏曲シリーズ』の一編である『アンダルシア恋歌(マドリガル)』(原作:増山のりえ 、作画:竹宮恵子)、『最終戦争シリーズ』の一編である『メランコリー・ブルー』(山田ミネコ)、『アメリカン・パイ』(萩尾望都)、『 リベルテ144時間』(大島弓子)、『フェネラ』、『白木蓮抄』、『四季つづり』、『カルキのくる日』、『夢ゆり育て』、『アナスタシアとおとなり』(花郁悠紀子)、『ラムちゃんの戦争』、『アラビアン狂想曲』、『恐怖の復活』(和田慎二)など読みきり、短期集中連載作品などの作品にも知名度の高い作品が存在する。 70年代末に『アンジェリク』(原作:セルジュ・ゴロン
1980年代
他にこの時期の作品としては『A-A'』、『モザイク・ラセン』(萩尾望都)、『ポケットにティンカーベル』、『さよなら林間学校999(スリーナイン)』(和田慎二)、『千夜恋歌』、『あざみ野逢歌』(原ちえこ)、『ナーギの塔』、『パンドラの秘密』、『暗闇に悪魔が』、『幻のビルカバンバ』、『黄泉の小鳥』、『むらさき神話』、『インカ幻帝国』(高階良子)、『もつれっ毛の姫君』、『永遠なる夢』、『永遠なるめざめ』、『夢狩人』、『遠い呼び声』、『ペニントン館』(めるへんめーかー)、『火曜日のゆううつ・水曜日のパラダイス』、『万太郎ちゃんがスキ!』、『ラブタウン発…あなたへ』、『ホテル・カリフォルニア』、『おしゃべりな羊たち』(風間宏子)などがある。 90年代初頭に『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子、作画:あしべゆうほ)、『魔天道ソナタ』(天城小百合)、『 アリーズ』(冬木るりか)、『ぴーひょろ一家』(姫木薫理)、『はるか遠き国の物語』(碧ゆかこ)、『忍たま乱太郎』 (尼子騒兵衛)などの人気作が次々に連載終了し部数が大きく落ち込む。『A・Iレボリューション
1990年代
他にこの時期の作品としては本誌や姉妹紙の『プリンセスGOLD』など複数の雑誌で連載された『BUD BOY』(市東亮子)がある。 2001年に読みきり『最後の晩餐』で水城せとなが初登場し、その後『彼女達のエクス・デイ』、『S〈エス〉』、『放課後保健室』、『黒薔薇アリス』などの連載作品を発表。特に2004年に連載開始した『放課後保健室』は、国内では、『このマンガがすごい!2008』オンナ編第16位、『このマンガがすごい! 2009』オンナ編第24位にランクイン、国外ではアメリカ合衆国の12歳から18歳までのティーン世代の読書活動を支援するヤングアダルト図書館サービス協会により、ティーン世代に向けた2008年のお薦めグラフィック・ノベルのベスト10に選ばれる[7][8]など本誌掲載作品としては久々のヒット作品となった。 また2007年から連載開始した『コルセットに翼』(もとなおこ)が2012年、第16回手塚治虫文化賞ノミネート、『このマンガがすごい! 2012』のオンナ編48位にランクイン[9]され、高く評価された。 他にこの時期の作品としては『弱虫日記』(穂月想多)、『神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト』(原作:高殿円、作画:藤丘ようこ)、『センゴク男子 花の乱』(すもももも)、『シノビライフ』(こなみ詔子)、『ラズ・メリディアン』(結賀さとる)、『女王様の犬』(竹内未来)、『君は僕の虜なれ』(都筑せつり)、『楽園のトリル』(藤田麻貴)、『12人の優しい殺し屋~ライブラ:黒き審判』(原作:Founder masaki
2000年代