月光菩薩(がっこうぼさつ)は、仏教における菩薩の一尊。日光菩薩と共に薬師如来の脇侍を務め、薬師三尊を構成している。
『薬師経』に依れば、月光菩薩は、月の光(月光)を象徴する菩薩であり、日光菩薩と一緒に、薬師如来の教説を守る役割を果たしているとされる。
造形上は、日光菩薩と対になるように、対称的に造形される。つまり、日光菩薩が右腕を上げ左腕を垂らす場合は、月光菩薩が左腕を上げて右腕を垂らすといった姿形がとられる。また、その上げた方の手の親指と人差し指で輪を作る作例が多い。さらに、宝冠と持物に月を表す標幟を表現することも多い。
胎蔵曼荼羅では五髻の童子形で、右手に未開敷蓮華、左手に半月を乗せた開敷蓮華を持つ。密名は「清涼金剛」。
日本における作例としては、奈良市の薬師寺金堂の薬師三尊像の脇侍立像(銅造、国宝)がよく知られる。
月光仮面のモデルでもある[1]。
出典^ “ZAKZAK”. 産経デジタル. 2007年6月15日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2012年1月13日閲覧。
関連項目
薬師如来
脇侍
日光菩薩
月天
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日光菩薩・月光菩薩
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