月の輝く夜に
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月の輝く夜に
Moonstruck
監督
ノーマン・ジュイソン
脚本ジョン・パトリック・シャンリィ
製作ノーマン・ジュイソン
パトリック・パーマー
出演者シェール
ニコラス・ケイジ
ヴィンセント・ガーディニア
オリンピア・デュカキス
音楽ディック・ハイマン
撮影デヴィッド・ワトキン
編集ルー・ロンバード
製作会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
配給 MGM/UA Communications Co.
UIP
公開 1987年12月16日
1988年3月26日
上映時間102分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
興行収入$80,640,528[1]
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『月の輝く夜に』(つきのかがやくよるに、Moonstruck)は、1987年アメリカ映画ニューヨークを舞台にしたイタリア系アメリカ人の人間模様を描いたロマンティック・コメディ

第60回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、主演女優賞(シェール)、助演女優賞(デュカキス)、脚本賞を受賞した。
あらすじ

現代のニューヨーク、リトル・イタリーは昔からイタリア系の大家族が多く住む一画だ。

そのうちの一家の娘ロレッタ・カストリーニは37歳、数年前に夫を亡くして今はすっかり容色があせてしまっていた。そんな彼女に幼なじみのジョニー・カマレーリが求婚し、ロレッタも気が乗らないままに承諾した。彼女はジョニーからの求婚を父のコズモ、母のローズに伝えるが、彼らもあまりいい顔はしない。ローズなど、娘が相手のことを愛してないと知るや、「そりゃ良かった。男をいい気にさせちゃいけないよ」と言うほどだった。

ジョニーはシチリア島にいる危篤の母へ報告するために帰郷したが、旅立つ直前に長く仲たがいしている彼の弟ロニーに、ロレッタから結婚式への出席を頼むよう事付けていった。かくしてロレッタは、パン工場で働くロニーを訪ねるが、彼は無愛想に応じる。彼の片方の腕は義手となっており、そうなった事故の原因を作ったのが他ならぬジョニーだとまくしたてた。同情したロレッタは彼のアパートに行き、スパゲッティの食事をこしらえてやるが、そこでいきなりロニーはテーブルをひっくり返し、ロレッタにキスを浴びせかけてきた。突然の出来事に呆然となるロレッタだったが、彼女もせきを切ったようにキスを返し、2人は関係を持ってしまう。

翌朝、自分を深く戒めるロレッタの様子を見たロニーは、最初で最後のデートとしてオペラを観に行くことができれば、すっぱりあきらめると言ってきた。ロレッタも承諾し、アパートを去るとデートの準備に取り掛かる。久しぶりの美容院で白髪交じりの髪を染め、シックなドレスと靴に身を包みメトロポリタン・オペラに現れた彼女はまるで別人のようで、ロニーも改めて惚れ惚れと見とれるのだった。

ところが、同じ劇場のロビーでは父コズモが若い女性と連れだって来ていた。一方で母のローズはひとりビストロで食事をしていたが、同じく一人客だった大学教授のペリーと意気投合し、同席で食事を楽しむ。そしてロレッタとロニーはと言うと、オペラ観賞の後、酒をくみかわすうちに名残惜しくなり、再びロニーのアパートへと向かった。月が煌々と輝く夜に、三者三様の恋が進行していた(寝室の窓から月を見た叔父夫妻が久々にその気になるシーンも挿入されている)。

翌日、ロレッタの一家が住むアパートの部屋にロニーが突然訪ねてくる。求婚しに来たのか、はたまた別れを告げに来たのか。そして間の悪いことに、シチリアから帰ってきたジョニーもやって来て、事態は一触即発に…と思ったら、ジョニーは意外な発言をする。ロレッタとの結婚を告げると、危篤状態だったはずの母親が急に元気になり、しかも結婚には大反対しているというのだ。愛する母(マンマ)の言うことには逆らえない…との情けない兄の嘆きに、ロニーはチャンス到来とばかりにロレッタに改めて愛の言葉をおくり、結婚を申し込む。今度はロレッタも快く受け入れた。

そして、ひとり納得いかない様子のジョニーをよそに、ロレッタとロニーの結婚を、一家で温かく祝うのだった。
キャスト

役名俳優日本語吹き替え
ANA機内上映版
[2]JAL機内上映版[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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