最愛_(テレビドラマ)
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最愛
ジャンル
テレビドラマ
企画中西真央(編成)
東仲恵吾(編成)
脚本奥寺佐渡子
清水友佳子
演出塚原あゆ子
山本剛義
村尾嘉昭
監修金生竜明(製薬)
永野良治(警察)
関谷武司(医療)
國松崇(法律)
法科学鑑定研究所(法科学)
出演者吉高由里子
松下洸平
田中みな実
佐久間由衣
高橋文哉
奥野瑛太
岡山天音
薬師丸ひろ子(特別出演)
光石研
酒向芳
津田健次郎
及川光博
井浦新
音楽横山克
エンディング宇多田ヒカル
君に夢中
国・地域 日本
言語日本語
時代設定2006年 - 2022年
製作
プロデュース新井順子
製作TBSスパークル
TBSテレビ

放送
放送チャンネルTBS系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2021年10月15日 - 2021年12月17日
放送時間金曜 22:00 - 22:54
放送枠金曜ドラマ
放送分54分
回数10
公式サイト
特記事項:
関東地区では22:00 - 23:00。
初回は15分拡大(22:00 - 23:09。関東地区は23:15まで)。
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『最愛』(さいあい)は、2021年10月15日から12月17日までTBSテレビ系「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は吉高由里子[3][4]

2017年4月期に同枠で放送された『リバース』の制作陣が再集結して制作された[4]

連続殺人事件の重要参考人となった実業家の女性、彼女を取り調べる男性刑事、彼女を守ろうとする男性弁護士の3人を中心とした物語が展開し、連続殺人事件の謎が複雑に絡み合ったサスペンスドラマ。
あらすじ

警視庁捜査一課の刑事・宮崎大輝は、15年前の2006年、互いに思いを寄せあった真田梨央に、東京で起きた殺人事件の関係者として再会する。以下、物語では、作中現在の2021年と、2006年の出来事が交互に描かれる。

2006年の岐阜県白川郷で、高校生の梨央は大学寮夫である父・朝宮達雄の娘として大輝の所属する白山大学(しろやまだいがく)陸上部を支え、事故による記憶障害を持つ異母弟・朝宮優を治療する新薬開発を夢見て、大学化学科への推薦受験を控えていた。ある日、寮に友人を訪ねてきた渡辺康介との会話後、梨央の記憶は途切れ、達雄が不審な行動を見せる中で、梨央は東京での受験に出かける。だが程なくして達雄はくも膜下出血で急死する。梨央が今後の生活に迷う中、「真田ホールディングス」社長となっていた実母・真田梓から、弁護士の加瀬賢一郎を通じて東京で同居し大学に通うよう申し出を受けた梨央はこれを承諾し、優を祖母の長岡恵に託す。同時期に、康介は突然失踪し、彼の父・渡辺昭は必死に行方を捜す。その中で梨央の記憶は断片的に蘇り、あの夜自分を襲おうとする康介の姿を思い出す。また達雄が血の付いた衣類を隠しているのを発見し、これを焼却する。大輝は梨央を慰め、思いを告白するが、梨央は彼の出場する駅伝を遠くから応援し、黙って上京する。

梓の家で暮らし始めた梨央は、実兄の真田政信に、朝宮の家族を侮辱されるなど冷たい扱いを受けたうえ、失踪した康介を中心とした白山大学陸上部内での大麻汚染の不祥事や、康介による複数の女性への性的暴行が明らかになる騒動が起きたことから、携帯電話を取り上げられ一時優たちとも連絡不能となる。加瀬賢一郎の協力で策を弄して携帯を取り返した梨央は、騒動の落ち着いた白川郷にようやく里帰りするが、優が事件当時に撮影していた動画に、康介が意識を失った梨央を襲おうとし、それを見た優が彼を杭で刺す姿が残っていると知る。当日の記憶を失っている優に代わって動画を確認した梨央は、動画を消去し、優を東京に呼び寄せて一緒に暮らす提案をするが、5年後に優は失踪する。また、陸上部の不祥事を受け無実ながら就職内定を取り消された大輝は、警察官を目指す決意をする。

15年後、梨央は「真田ウェルネス」の代表取締役社長となり、時代を牽引する実業家となっていた。そして大輝は、富山県での康介の白骨化遺体の発見に続いて起きた、東京都世田谷区内でのその父・昭の遺体発見事件を捜査することとなる。大輝は昭と接触のあった梨央の元に向かうが、梨央は大輝に「初めまして」と告げ、真田姓を名乗る。
キャスト
主要人物
朝宮梨央(あさみや りお)→ 真田梨央(さなだ りお)〈33〉
演 -
吉高由里子[3][4]主人公。新薬の開発を行う「真田ウェルネス」の代表取締役社長[4]。連続殺人事件の重要参考人。記憶障害のある異母弟の優や同じ障害を持つ人々のために薬を開発したいという目標があり、真田ウェルネスの社長に就任すると創薬事業を立ち上げた。 かつては白山大学の陸上部寮夫である父の達雄を手伝いながら薬学部への進学を目指していた女子高生だったが、高校3年生の時に渡辺康介に襲われかける事件が発生する。事件当時は康介に薬を盛られたせいで意識を失っており、更に事件後達雄が亡くなったことで事件の真相を知ることが出来なかったため、自らが康介を殺害したのではないかという不安に駆られていた。その後優の携帯に残されていた動画を見たことで優が康介を殺害したと知るが、その記憶を失っている優には何も知らせずに事実を胸に秘めていた。父親が死去後は大学進学に伴い東京に移り実の母親の梓の元に引っ越し、苗字も朝宮から母親の苗字の真田に変わった。大輝とはかつて両思いであったが、事件の後大輝に何も言わず上京したこと、大輝が警察官を目指すと聞き距離を置いたこと等の理由により15年間疎遠になっていた。再会後も15年前の事件の真相を知られないために余所余所しい態度を取るが、大輝が異動になった後は昔のような関係性に戻っている。
宮崎大輝(みやざき だいき)〈36〉
演 - 松下洸平[5]連続殺人事件を捜査する、警視庁捜査一課の刑事(警部補)。15年前は梨央と両想いだった。梨央より3歳年上で、15年前は白山大学3年で陸上部員。実家は朝宮家の近くだが、大学時代は実家から大学まで近いにも関わらず陸上部寮で生活していた。梨央と優には「大ちゃん」と呼ばれている。再会した梨央に再び惹かれていくと同時に、連続殺人事件の重要参考人とその担当刑事という関係に葛藤する。 陸上部の部員達が当時麻薬を使用していたこと、梨央が事件が原因で自分と距離を置いたこと、優が自分の殺人を知り苦悩していたこと等に対し、何も知らず助けになれなかったという後悔の念を抱く。また被害者達への同情もあり、熱心に事件の真相に迫ろうとする。第7話で杉並西署・生活安全課へ異動することになるが、後に再び警視庁捜査一課へ配属される。最終話では懸命に捜査を続けた末に、康介の死体遺棄・昭殺害・しおりの死の3つの事件の犯人が加瀬であることを確信し打ちのめされる。加瀬が失踪した後も、梨央には本当のことを伝えずにいる。また、梨央と再会後も梨央は苗字が朝宮から真田に変わっているにも関わらず、携帯番号は朝宮のままで登録されていて変更されていない。
加瀬賢一郎(かせ けんいちろう)〈42〉
演 - 井浦新[5]「真田ウェルネス」法務部所属の弁護士。東大法学部を首席で卒業している。早くに両親を亡くしており、現在は一人暮らしをしている。梨央とは9歳離れている。エビが苦手。梓からは「もう一人の家族」と称されており真田家とは深い関わりを持つ。優が失踪した後自分を責める梨央を励まし、事業説明会で梨央が不審者に拉致されそうになった時には身を挺して守るなど、梨央を献身的に支えている。また梨央の弟の優のことも気にかけており、優が渡辺昭殺害の容疑者となった時には優の罪を軽くするために奔走した。
真田ホールディングスの関係者
真田梓(さなだ あずさ)
演 -
薬師丸ひろ子(特別出演)[6]梨央と政信の母。「真田ホールディングス」社長でグループのオーナー。
後藤信介(ごとう しんすけ)
演 - 及川光博[6]「真田ウェルネス」の古参社員。専務。ウェルネスは元々は介護事業を行っていた会社だったが、オーナーである梓が梨央の夢を叶えさせるために創薬事業に参入した。梓の父親は後藤を次期社長と考えていたが、梓は梨央を社長に据えている。参入浅い創薬事業に資金が掛かり過ぎているため梨央を疎ましく思っていて、情報屋(正体が梨央の弟の優とは知らなく、優も梨央を守るために後藤を利用していただけだった)と共に梨央を調べている。
真田政信(さなだ まさのぶ)
演 - 奥野瑛太[7]「真田ビジネスサービス」社長。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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