最強陰陽師の異世界転生記
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最強陰陽師の異世界転生記
?下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが?


ジャンル異世界転生ファンタジー
小説
著者小鈴危一
イラストシソ(単行本版第1巻)
柚希きひろ(単行本版第2巻以降)
夕薙(文庫版)
出版社双葉社
掲載誌小説家になろう
レーベルMノベルス(単行本版)
モンスター文庫(文庫版)
刊行期間2019年7月31日 -
巻数既刊5巻(単行本版:2021年10月現在)
既刊7巻(文庫版:2024年1月現在)
漫画
原作・原案など小鈴危一(原作)
柚希きひろ(キャラクター原案)
作画オカザキトシノリ
出版社双葉社
掲載誌がうがうモンスター
レーベルモンスターコミックス
発表期間2020年5月19日 -
巻数既刊8巻(2024年5月現在)
アニメ:最強陰陽師の異世界転生記
原作小鈴危一
総監督長山延好
監督渋谷亮介
シリーズ構成待田堂子
脚本待田堂子
キャラクターデザイン菊池政芳、上野沙弥佳
音楽桶狭間ありさ
アニメーション制作スタジオブラン
製作「最強陰陽師の異世界転生記」製作委員会
放送局AT-Xほか
放送期間2023年1月7日 - 4月1日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『最強陰陽師の異世界転生記 ?下僕の妖怪どもに比べてモンスターが弱すぎるんだが?』(さいきょうおんみょうじのいせかいてんせいき ?げぼくのようかいどもにくらべてモンスターがよわすぎるんだが?)は、小鈴危一による日本ライトノベル作品。「小説家になろう」にて2018年12月26日より連載されており[1]、第7回ネット小説大賞で受賞[2]した後書籍化された。2019年7月31日から単行本版がMノベルス双葉社)より刊行され[3]、更に2022年から文庫版がモンスター文庫(双葉社)より刊行されている[4]。イラストは単行本版の第1巻はシソ[3]、第2巻以降は柚希きひろが担当し[5]、文庫版は全巻夕薙が担当している[4]。2023年1月時点でシリーズ累計発行部数は100万部を突破している[6]

メディアミックスとして、オカザキトシノリによるコミカライズが『がうがうモンスター』(双葉社)にて2020年5月19日より連載中[7][8]。また2023年1月から4月までテレビアニメ『最強陰陽師の異世界転生記』が放送された[9]
ストーリー

かつて朝廷に仕え、天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は信じていた朝廷からの裏切りにあい、非業の死を遂げた。だが死の直前、転生の呪いを使って異世界に転生する。セイカという少年に生まれ変わった晴嘉は、魔法とモンスターが存在するこの世界では魔力を持たない落ちこぼれとして見下されていた。だが彼の体には陰陽術の基盤となる呪力が満ちていた。今度の人生こそ失敗しないと誓ったセイカは目立たず平穏な人生を送ろうとするが、様々なトラブルに巻き込まれてしまい、陰陽術を駆使して妖怪達を従えて活躍する。
登場人物

声の項はテレビアニメの声優。
セイカ・ランプローグ
声 -
花守ゆみり[9]陰陽師。ウルドワイト帝国貴族であるランプローグ伯爵家の三男。国内では珍しい黒髪・黒瞳の少年。自称は「ぼく」。帝立ロドネア魔法学園の学生。前世での名前は玖峨 晴嘉(くがの はるよし)(声 - 梅原裕一郎[9])。前世では歴代最強の陰陽師として名を馳せた男だったが、一方では策略に明るくなく、それも災いし、朝廷の皇位継承争いに巻き込まれ謀反の疑いをかけられた末に自身の弟子だった女性に殺害される[10]。異世界で転生したのは自分の魂が転生可能な肉体が元の世界に現れなかったからだろうと自身は分析している。ブレーズ・ランプローグ伯爵は実の父親ではなく、謎の女から魔族領で消息を絶ったブレーズの弟ギルベルトの息子として屋敷に託された(対外的には「妾の子」とされている)。まだ言葉を喋る前から魔法を行使し物体や生き物を壊していたため、義母からは魔族と怖れられ[11]、兄たちからも忌避・拒絶されていた(兄たちは幼少だったので、そうなった理由は覚えていない)。3歳の時に魔力測定を行い「魔力なし」と判定された際に晴嘉の意思と記憶が目覚め、かつてのような破壊行動は行わなくなった。本人はそれ以前のこの世界の記憶がないため自分が家族や使用人から疎まれるのは妾の子であることと魔力が無いことが理由だと思い込んでいる。本人には見えないが、精霊はセイカに寄り付かない。魔力の代わりに前世同様の呪力を所持しているため、陰陽術をアレンジして魔法らしく見せる事で評価を一変させた。邸を襲撃したモンスターを倒した事で父ブレーズに認められ[12]、魔法学園に入学する。馬車が苦手でひどい乗り物酔いをする。一見クールでドライに見えるが、実際は国一つを簡単に滅ぼせる力を持ちながらも孤独に生きることができず、親しい相手の危機は自分が破滅しても見過ごせない情の厚さを持つ。前世での敗死もそれも原因の一つであり転生後は改めようと誓ったものの、感情的に動いてしまうのは前世から変わっていない。前世では長い人生で大勢の孤児を引き取り弟子として育てていたため、転生後の同年代であるイーファやアミュ、メイベルに対しても保護者目線で接し、自分が相手から男性として好意を持たれている自覚がない。
ユキ
声 - 小倉唯[9]玖峨晴嘉に仕えていた管狐(くだぎつね)で、転生した彼が召喚した初の妖怪。主への忠誠心は変わっておらず、セイカの忠実な僕となる。今世で召喚されて以降は、位相に戻るのは嫌だという理由でセイカの髪の毛の中に潜んでいる。セイカが感情的になった際は冷静に止めようとするが、どうしても止められない時はセイカの判断を尊重する。多数の管狐を従える女飯綱使いだった前の主人から血統が良く白い姿が珍しいので凄い力があるだろうとして譲られたが、憑依や神通力といった本来の管狐としての能力は一切使用できないため、晴嘉から人間に変化する力を与えられて下働きとして仕えていた。前世では妙齢の女性の姿だったが、現世ではセイカと同じ年ぐらいの少女になっている。
イーファ
声 - 和氣あず未[9]ランプローグ家の奴隷を務める金髪の美少女。セイカとは1歳違いの年上であるためかつてのセイカの奇行は知らず、先入観なくセイカと接し唯一の友人になった。人間の使う魔法の適性は低いが、普通の人には見えない精霊が見え、セイカの指導を受けて精霊を操ることで魔法を偽装できるようになった。本人も知らなかったがこれは森人(エルフ)と同じ能力であり、リゼからはエルフの血を引いた先祖返りと推定されている。セイカの推薦で彼の従者となり、ロドネア魔法学園の学生になる。12歳にして大人顔負けの巨乳を持つ。
アミュ
声 - 稗田寧々[9]帝立ロドネア魔法学園の学生。冒険者とギルド関係者の間に生まれた平民だが地水火風の4属性魔法に秀でており、魔族からは勇者候補として危険視されている。非常にプライドが高く、魔力を持たないセイカに厳しく接した。戦う事を異常なまでに好み、幼い頃は他人の生死に無頓着な戦闘狂だった。現在もその片鱗を残している。無愛想だが心を許した相手には笑顔を見せる。冒険者とよくいたため、猥談を好む。その顔立ちは、髪の色を除いて玖峨晴嘉が幼少期に亡くした姉や、その生き写しのようだったかつての晴嘉の愛弟子(晴嘉を殺した女性)に似ており、セイカは初めて彼女と会った時に驚いていた。帝国の勇者不要派閥によって謀殺されかけ、セイカが強引に救出したことでセイカと共に学園を事実上退学となる。この時初めて自身が勇者として扱われていることを知った。
メイベル・クレイン
声 - 鬼頭明里[9]クレイン男爵家の養女。帝立ロドネア魔法学園の学生。アミュと互角以上に渡り合える実力の持ち主だが勉学は苦手。カイルの妹で、当初は髪を染めていた。


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