更新世
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地質時代新生代[* 1][* 2]累代代紀世期基底年代
Mya[* 3]
顕生代新生代第四紀 完新世メガラヤン0.0042
ノースグリッピアン0.0082
グリーンランディアン0.0117
更新世後期更新世0.129
チバニアン0.774
カラブリアン1.8
ジェラシアン2.58
新第三紀 鮮新世ピアセンジアン3.6
ザンクリアン5.333
中新世メッシニアン7.246
トートニアン11.63
サーラバリアン13.82
ランギアン15.97
バーディガリアン20.44
アキタニアン23.03
古第三紀 漸新世チャッティアン27.82
ルペリアン33.9
始新世プリアボニアン37.8
バートニアン41.2
ルテシアン47.8
ヤプレシアン56
暁新世サネティアン59.2
セランディアン61.6
ダニアン66
中生代251.902
古生代541
原生代2500
太古代[* 4]4000
冥王代4600
^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
^ 基底年代の更新履歴
^ 百万年前
^ 「始生代」の新名称、日本地質学会が2018年7月に改訂

北極側の氷河の再拡大域。更新世の地層、Scarboro Cliffs (カナダオンタリオ州トロント

更新世(こうしんせい、Pleistocene)は、地質時代の区分の一つで、約258万年前から約1万1700年前までの期間。第四紀の第一の。かつては洪積世(こうせきせい、Diluvium)[注 1]ともいい、そのほとんどは氷河時代であった。

この前の鮮新世(せんしんせい、Pliocene)と合わせて鮮新・更新世(Plio-Pleistocene)として扱われることもある。
分類

更新世は、前期、中期、後期に分けられ、前期はさらにジェラシアン及びカラブリアンに分けられている。

後期更新世(0.126 - 0.0117 Mya[注 2]、12万6000年?(西暦2000年から数えて)1万1700年前)[1] - 現在、タランティアン (Tarantian) の名称がIUGS-ICSで検討されている[2]

チバニアン(0.781 - 0.126 Mya、78万1000年?12万6000年前) - 名称について、2017年6月に日本の1チームがチバニアン (Chibanian)[注 3]、イタリアの2チームがイオニアン (Ionian) を申請。審査の結果2020年1月、「チバニアン」と命名された。

カラブリアン(1.806 - 0.781 Mya、180万6000年?78万1000年前)[1]

ジェラシアン(2.588 - 1.806 Mya、258万8000年?180万6000年前)[1]

大陸

大陸の形は現在とほとんど変わらないが、氷期間氷期の氷床の拡大・縮小による海水準変動に伴って、海岸線の位置が移動した。更新世の後期では海水準にして百数十メートルの変動があった。海水準が低下した時期は、現在浅い海である海域の多くが陸地となっている。
気候

氷期と間氷期を繰り返した[注 4]。総計で15回の氷期があった。その主たる要因は地球の回転軌道の性質からもたらされる変化のために生じる太陽放射量の周期的な変動である(ミランコヴィッチ周期[3]

更新世

200万年前 - ヒーバー氷期、ヒーバー?ドナウ間氷期

100万年前 - ドナウ氷期、ドナウ?ギュンツ間氷期

80万年前 - ギュンツ氷期(ネブラスカ)

50万年前 - ギュンツ-ミンデル間氷期(アフトニア)、ミンデル氷期(カンザス)

40万年前 - ミンデル-リス間氷期(イリノイ)、リス間氷期

25万年前 - 12万年前 リス氷期、

7万年前 - ヴュルム氷期(ウィスコンシン)(最終氷期)、リス-ヴュルム間氷期(サンガモン) - 北半球に巨大な氷床が発達しはじめた。


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