曲竜類
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曲竜類
Ankylosauria
生息年代:
中生代中期ジュラ紀?後期白亜紀, Bajocian?Maastrichtian Pre??OSDCPTJKPgN
曲竜類の収蔵品。左上から右へ:リャオニンゴサウルスエドモントニア、ティアンゼノサウルス(英語版)、ガルゴイレオサウルススコロサウルス、デンヴァーサウルス(英語版)、ガストニアボレアロペルタアカイナケファルス
地質時代
中生代中期ジュラ紀 - 後期白亜紀
分類

ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:爬虫綱 Reptilia
亜綱:双弓亜綱 Diapsida
下綱:主竜形下綱 Archosauromorpha
上目:恐竜上目 Dinosauria
:鳥盤目 Ornithischia
階級なし:†Saphornithischia
階級なし:†ゲナサウルス類 Genasauria
亜目:†装盾亜目 Thyreophora
階級なし:†寛脚類 Eurypoda
下目:†曲竜下目 Ankylosauria

学名
Ankylosauria
Osborn1923
シノニム[1]


Ankylosauromorpha
Carpenter2001

和名
曲竜類[2][3](きょくりゅうるい)
鎧竜類[2][3](よろいりゅうるい)
ヨロイ竜類[4][5](ヨロイりゅうるい)
アンキロサウルス類[2][6](アンキロサウルスるい)
下位分類群


パラアンキロサウルス類

Euankylosauria
Soto-Acuna et al., 2021[7]

アンキロサウルス科

ノドサウルス科

近縁性が不確かな属


クリプトサウルス(英語版)

ドラコペルタ

ミモオラペルタ

サルコレステス(英語版)

セレンディパケラトプス?

シナンキロサウルス(英語版)

スピコメルス(英語版)

ステゴサウリデス(英語版)?

ティアンチサウルス

ヴェクティペルタ(英語版)


曲竜類[2][3](きょくりゅうるい)あるいは鎧竜類[2][3](よろいりゅうるい)、ヨロイ竜類[8][4][5](ヨロイりゅうるい)、アンキロサウルス類[2][6](アンキロサウルスるい、学名 : Ankylosauria)は、鳥盤類に属する草食恐竜の一群である。その中には、現在のカメ類のような甲羅に似た装甲を持つ恐竜が大多数含まれている。曲竜類はがっしりとした四足歩行であり、四肢は短く力強かった。中期ジュラ紀に出現し、白亜紀末まで存続し[6]南極を含む全ての大陸で生息したことが知られている[8]。特に、後期白亜紀に最も繁栄した[3]。曲竜類の2大の、ノドサウルス科アンキロサウルス科は主に北半球から知られているが、より基盤的な曲竜類のパラアンキロサウルス類白亜紀ゴンドワナ大陸南部から知られている。ただし、この曲竜類のグループ内の系統関係は未解明の部分が多く、活発な議論が続いておりまだ議論は収束していない[9][6]

曲竜類は、1923年ヘンリー・フェアフィールド・オズボーンによって命名された[10]リンネ式階層分類体系で、この分類群は一般的に、下目とされる。その場合、曲竜下目(きょくりゅうげもく)、鎧竜下目(よろいりゅうげもく)、ヨロイ竜下目[4][5](ヨロイりゅうげもく)、アンキロサウルス下目(アンキロサウルスげもく)と呼ばれる。この分類群は、背中の板と尾のスパイクの特徴から知られる剣竜類を含む装盾類のグループに含まれる[3]
語源

この分類群の名は、大小の骨盾が融合し背中と側面を完全に覆っている、多くの装甲解剖学的特徴に関連していた。頭蓋骨では、これらの装甲はその下の骨と融合し、背側の肋骨脊椎骨にぴったりとフィットした。ラテン語名のAnkylosauriaは、ギリシャ語の?γκ?λο? [ankylos]-湾曲した、曲がった、解剖学的に硬い、融合したという意味とσα?ρο? [sauros]-トカゲに由来する[11][12]

1908年アンキロサウルスの記載の中で、バーナム・ブラウンアンキロサウルス科を硬い背骨を持つ代表的な分類群として記述したが、肋骨の幅広で湾曲した形状に注目し、背中が強く湾曲していることを示唆した[13](アンキロサウルスは平らな背中をしているため、剣竜類やグリプトドン類との類似性に基づく誤り)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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