暫定大統領評議会
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ハイチ共和国
暫定大統領評議会
Conseil presidentiel de transition (フランス語)
大統領旗

2024年4月25日の就任宣誓時の評議会メンバー
組織の概要
設立年月日2024年4月12日 (47日前) (2024-04-12)
継承前組織.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

大統領

種類臨時政府(大統領権限代行機関)
本部所在地国立宮殿(英語版), ポルトープランス[1]
行政官

エドガール・ルブラン・フィス(英語版)(議長)

暫定大統領評議会(ざんていだいとうりょうひょうぎかい、フランス語: Conseil presidentiel de transition、ハイチ語: Konsey tranzisyon prezidansyel)は、2024年4月25日にアリエル・アンリ暫定政権崩壊以降のハイチにおける国家臨時機関。日本語における名称は確定しておらず、暫定大統領会議[2]や暫定評議会とも呼ばれる。2026年2月7日まで一時的に、空位である同国大統領の権限を遂行する。

4月30日にエドガール・ルブラン・フィス(英語版)を評議会議長に選出し、暫定首相にフリッツ・ベリゼール(英語版)を指名したが、暫定首相の指名は評議会内で論争状態となったため[3]、5月28日には全会一致でギャリー・コニール(フランス語版)元首相を新首相に指名した[4]。また5月9日には2026年2月7日までの評議会議長を務める順番を決定した[5]
概要

ジョブネル・モイーズ暗殺事件後から続くハイチ危機(英語版)でアンリ政権は疲弊し、ジミー・シェリジエらギャングによる銃撃戦が重なり、アンリ首相は3月11日に辞任表明を行った。同時に近日中に設立される暫定評議会に首相の選出も委ねると発表[6]。アンリ首相は公約であった早期の選挙実施を行わなかったため、ギャングなどによる反発を買っていた[7]。2024年4月3日、3月11日のCARICOM会議で設立を目前とした移行大統領評議会は4月16日に閣僚評議会によって、評議会メンバーを決定した。4月7日にCARICOMと2026年2月7日までに大統領を選出する約束を交わした[8]。4月25日にギャングとの銃撃戦が響く最中、国立宮殿で就任宣誓を行った[9]
権限・規定

ハイチ憲法第135条に基づいて設立された大統領職を保持するための要件を満たしなければならず、次の選挙で大統領に立候補する資格を剥奪される(大統領は連続再選禁止の規定があるため)。首相の任免及び条約の締結などの権限に限られる[10]。国防は暫定首相と共に責任を負い、国際治安部隊の派遣を迅速に遂行しなければならないと規定される[11]
構成

投票権を持つ6人とオブザーバーの2人によって、構成される[12]。エドガール・ルブラン・フィスが4月30日に議長となった[13]

役職氏名所属政党備考
正規メンバー
議長エドガール・ルブラン・フィス(英語版)闘争のための人民党(英語版)元ハイチ上院議長
評議員フリッツ・ジャン(英語版)愛国組織元首相
スミス・オーガスティン不詳不詳
レスリー・ヴォルテール
ローラン・サン・シル
エマニュエル・ヴェルティレール
オブザーバー
評議員レジン・アブラハム不詳不詳
フリネル・ジョセフ

評議会議長

2024年5月9日に発表された政令で評議会議長を輪番制とすることを公表し、以下の順番で4人が議長を務めることとされた[5]

氏名就任日退任日
エドガール・ルブラン・フィス(英語版)2024年4月30日2024年10月7日
スミス・オーギュスタン (Smith Augustin)2024年10月7日2025年3月7日
レスリー・ヴォルテール (Lesly Voltaire)2025年3月7日2025年8月7日


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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