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出典検索?: "暗黒時代" 阪神タイガース ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2022年9月)
阪神タイガースの「暗黒時代」(はんしんタイガースのあんこくじだい)は、日本プロ野球のセントラル・リーグに所属する阪神タイガースが、1987年から2001年までの15シーズン中14回のBクラス入りうち10回のリーグ最下位となった低迷期を指す俗称である[1][2][3]。 「暗黒時代」の15シーズンのうち、優勝はおろかAクラス入り(上位2位入賞)を果たしたのは1992年の1回のみであり、Bクラス入りは14回、そのうち10回は最下位という結果に終わっている。また、1993年から2002年までは10年連続Bクラス入り、1998年から2001年までは4年連続最下位となっており、これらの連続記録はいずれも球団ワースト記録である[注 1][注 2]。この期間中、勝率が.500を上回ったシーズンは1992年の1度のみであり、全球団に対して負け越したシーズンも存在する。 「暗黒時代」の阪神タイガースの年度別成績年 1985年シーズンの阪神タイガースは、4月を9勝3敗1分貯金6で終え開幕ダッシュに成功する。特に、4月17日の対巨人戦でランディ・バース・掛布雅之・岡田彰布による3者連続バックスクリーン本塁打を放ち勝利した試合は、「バックスクリーン3連発」と呼ばれ、現在でも阪神ファンに語り継がれている。エース不在のチーム事情の中で、打者陣は1番・真弓、3番・バース、4番・掛布、5番・岡田を主力とする強力打線「ニューダイナマイト打線」によってチーム本塁打セ・リーグ記録を更新する219本塁打を記録し、シーズンを通して快勝を続けた。 20年以上遠ざかっていたリーグ優勝への気運が高まったことにより、多くの阪神ファンを抱える関西地区では社会現象になるほどの盛り上がりを見せていた。当時の阪神ファンは「トラキチ」[注 3]と呼ばれ、この言葉はこの年の流行語大賞銀賞を受賞している。 そして同年10月16日、遂に21年ぶりの阪神タイガースのリーグ優勝が決定した。これにより多くの阪神ファンたちが狂喜乱舞した[注 4]ことは言うまでもなく、この騒乱の中で阪神ファンがケンタッキー道頓堀店に設置されていたカーネル・サンダース像をバース[注 5]に見立てて胴上げした末に道頓堀川に投げ込んだというエピソードは広く知られている。 さらに同年11月2日には、日本シリーズで西武を破り、球団悲願の初の日本一を達成している。 1985年セントラル・リーグ順位変動順位4月終了時[4]5月終了時[5]6月終了時[6]7月終了時[7]8月終了時[8]9月終了時[9]最終成績[10] 1985年セントラル・リーグ最終成績順位球団勝敗分勝率差
概要
度所
属監督レギュラーシーズン備考
順
位勝
利敗
戦引
分勝
率
1987セ・リーグ吉田義男641836.3312022年現在、球団におけるシーズン最低勝率
1988村山実651772.398
1989554751.419
1990中村勝広652780.400
1991648820.369
1992267632.515暗黒時代唯一のAクラス入り
1993463672.485
1994462680.477
1995646840.354
1996藤田平654760.415
1997吉田義男562731.459
1998652830.385
1999野村克也655800.407
2000657781.422
2001657803.416
通算:15年821114718.417日本一0回
A
ク
ラ
ス1位0回1
回
2位1回
3位0回
B
ク
ラ
ス4位2回14
回
5位2回
6位10回
沿革
「暗黒時代」に至るまでの経緯(1985年?1986年)
1985年(優勝)詳細は「1985年の阪神タイガース」を参照
1位阪神--阪神--阪神--広島--阪神--阪神--阪神--
2位大洋1.5巨人0.5広島0.5阪神2.0巨人0.5広島7.5広島7.0
3位中日2.0広島4.0巨人2.5巨人3.0広島1.0巨人8.0巨人12.0
4位広島2.5中日大洋5.0大洋9.5中日9.5中日13.5大洋14.5
5位巨人4.5大洋4.5中日10.5中日11.0大洋11.0大洋15.0中日15.0
6位ヤクルト7.5ヤクルト11.0ヤクルト14.5ヤクルト19.5ヤクルト20.0ヤクルト22.0ヤクルト26.5
1位阪神タイガース74497.602優勝
2位広島東洋カープ68575.5447.0
3位読売ジャイアンツ61609.50412.0
4位横浜大洋ホエールズ576112.48314.5
5位中日ドラゴンズ566113.47915.0