普通話
話される国 中華人民共和国
地域
言語系統シナ・チベット語族
シナ語派
中国語
官話
北京官話(中国語版)
現代標準中国語
普通話
公的地位
公用語 中華人民共和国
国際連合
統制機関 国家語言文字工作委員会
言語コード
ISO 639-1zh
ISO 639-2chi (B)
zho (T)
ISO 639-3cmn
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普通話
各種表記
繁体字:普通話
簡体字:普通?
?音:P?t?nghua
発音:プートンホワ
日本語読み:ふつうわ
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普通話(ふつうわ、簡体字: 普通?; ?音: P?t?nghua、プートンホワ)は、中華人民共和国において公用語として定められた中国語(標準中国語)。 普通話の「普通」は「普遍的に通じる」を意味し、日本語の「普通」とはほぼ同じ意味である。中国国内では、漢民族以外の少数民族にも普通話を強制的に学ばせている。外国の視点からみると、「中国語」というのは一般的にこの普通話のことを指し、外国人向けの中国語教育も普通話を中心に教科書を編纂する。 ほかの国の標準語と違い、普通話は首都の北京語から改造したものではなく、中国北方に位置する?平県の方言に基づいて改造してきたものである[1]。?平県方言は中国政府によって全中国に広まり、その方言の規範の下で作った書物も段々出版させ、最終的に現代中国の公用語になっている。 そのあと、中国政府は1950年代から1960年代までの十数年をかけて、普通話の文法を何度も修正しつつ、中国従来の難しい旧字体を放棄して欧米や英語寄りの簡体字や?音(ピンイン)を導入しつつ、やっと現代社会に相応しいまとまった標準語を創り上げた[2][3][4]。こうして完全体になった普通話は中国唯一の標準語の地位に押し扱われ、厳格な法律で護られている。 2015年の時点で、中国国民のおよそ73%が普通話を使用することができ、2000年の53%から大幅に増加したことが報じられた[5]。2017年の時点で、都市部は90%を超えているが、農村地域で40%前後であった[6]。2020年時点では全国での普及率が80.72%、極度貧困地域では61.56%であった[7][8]。 普通話の文法は古く、古代中国語つまり日本語でいうところの「漢文」に基づいて作られてきたものである。しかし、漢文全般を吸収したわけではなく、漢文の中の「白話文」という文法を中心に発展した。 白話文とは7?10世紀の唐王朝の漢詩用語として生まれ、10?13世紀宋王朝では宋詞に採用され、13?14世紀の元王朝では元曲にも採用された文法システムである。中国の文人たちは読者に理解しやすいように、自分の作品に使う言葉をできるだけ簡略化や明確化する方向に進化させていた。700年の時間をかけて、14世紀の明王朝の時にはやっと現代の中国人でも容易に分かる「白話文小説」が生まれ、その白話文の使用頻度は意味も混乱して大量の注釈が必要な古代漢文を一瞬にして超えた。
概要
規定
文法