仙台文学館
Sendai Literature Museum
2009年11月撮影
仙台文学館(せんだいぶんがくかん)は、宮城県仙台市青葉区北根にある仙台市立の文学館・社会教育施設。台原森林公園の西側に隣接し、同園の出入口の1つにもなっている。 コ陽シティ銀行研修所跡地に1999年(平成11年)3月に開館した。8年間在任した初代館長の井上ひさしを初め、仙台市や宮城県にゆかりのある近代文学に関する資料の収集・展示を行っている。また、文学作品の劇の公演を主催する場合もある。2009年(平成21年)までは当館が主催する文学賞「晩翠賞」も授与してきた。 情報・交流コーナーやこどもの本の部屋の利用は無料だが、常設展・特別展・企画展の観覧および講習室の使用は有料。ただし、「仙台文学館友の会」、仙台都市圏「どこでもパスポート
概要
当館の蔵書目録は、インターネット上の「学都仙台オンライン目録 (OPAC)」を用いて検索可能である。 宮城県と仙台市には各々文学館の設置構想があったが、市が事業主体となり、建設費および開館までの資料購入費の半分に対して県が補助金を出すという形で計画が一本化された[7]。 同時期、県では宮城県図書館、市では仙台市図書館の移転・新築計画が各々存在していたが、文学館は地元の近代文学の資料収集および展示、両図書館は広範な図書の収集・閲覧を中心とした施設と役割分担がなされた。 また、同時期に宮城県美術館に「佐藤忠良記念館」が新設されたが、宮城県芸術協会による美術館建設の陳情が市にもなされ、美術ギャラリーと文学館を合わせて仙台市都心部の定禅寺通に設置する計画が生まれた[8]。その後、仙台市都心部から見て北郊外の台原森林公園隣接地にあったコ陽シティ銀行研修所の跡地を市が取得したため、文学館は同跡地に建設し、美術ギャラリーと仙台市図書館とを合わせて定禅寺通に建設する計画に変更された[8]。定禅寺通の複合施設は、文学館開館後にせんだいメディアテーク (smt) として開館した。
沿革
年表
1964年(昭和39年)、文学館の設立構想を持った宮城県芸術協会