時間ですよ
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時間ですよ
ジャンル
テレビドラマ
脚本橋田壽賀子
向田邦子 ほか
演出久世光彦 ほか
出演者森光子 ほか
製作
制作TBS

放送
放送国・地域 日本
放送期間シリーズを参照
放送時間シリーズを参照
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『時間ですよ』(じかんですよ)は、1965年から1990年までTBS系で放送されていたテレビドラマ銭湯を舞台にしたホームドラマ1970年代にシリーズ化され、1980年代にもリバイバルした。
概要

主演は森光子。他には、堺正章や悠木千帆(樹木希林)らが出演。天地真理浅田美代子[1]らの出世作にもなった。

久世光彦が演出、プロデューサーを務めた。また、女湯シーンの女性エキストラ達のセミヌードが売り物の一つであった。

第4作目の『時間ですよ 昭和元年』は、荒井注ザ・ドリフターズ脱退後初の単独出演作であることや、放映期間中に近畿地区でネット局が変更になった朝日放送毎日放送)ことでも話題となった(毎日放送でのネットはラスト2話のみ)。

1987年には、お笑いコンビとんねるず石橋貴明木梨憲武)をキャスティングに加えた『時間ですよ ふたたび』が制作され、とんねるずは1988年に放送された『時間ですよ たびたび』にも出演している。また、1989年に制作された『時間ですよ 平成元年』には、チェッカーズ時代の藤井郁弥(現在:藤井フミヤ)や、結成されたばかりのSMAPから中居正広なども出演した。平成に入ると日本の伝統文化である銭湯も、内風呂の普及や重労働による後継者不足で減少傾向をたどり、銭湯や秘湯などを舞台にしたドラマも制作されなくなった。
内容
時間ですよ(東芝日曜劇場、単発)

時間ですよ(第1シリーズ - 第3シリーズ)
東京五反田で銭湯「松の湯」を経営する松野家を中心としたホームドラマ。松野家の後継問題を描く一方で、各シリーズのオーディションで選ばれた新人(順番に川口晶、西真澄、浅田美代子)と堺正章悠木千帆が演じる従業員の「トリオ・ザ・銭湯」が主にボイラー室でドラマ本編のストーリーとは何の関係もないアドリブ風のトークやギャグを連発する。第2シリーズ森光子の強い推薦により天地真理が銭湯の隣に住むマリ役で芸能界デビューを果たし国民的人気を博した。このシリーズから、営業時間になると従業員が「女将さ?ん!時間ですよ?!!」と叫ぶシーンが登場。
時間ですよ 昭和元年
東京・湯島で銭湯「亀乃湯」を経営する昭和元年の亀山家を舞台としている。前番組『寺内貫太郎一家』のレギュラー陣が多く、谷口世津が5万人の中からオーディションで選ばれて出演した。昭和元年という名前だが松野家の先祖という設定ではない。
時間ですよ ふたたび
東京・湯島で銭湯「梅の湯」が舞台。主演の森光子以外のキャストを一新した1980年代のリバイバル作品。とんねるずの出演が話題になり、スペシャルなども放送されている。銭湯を廃業しマンションに建て直すことを決めたウメの枕元に、30年来の従業員だった徳助の幽霊が現れる。
時間ですよ たびたび
東京・根津で銭湯「梅の湯」が舞台。キャスティングではとんねるずが続投し、レギュラーに谷啓工藤静香等が加わった。ウメの夫・半次が家を出てから15年ぶりに姿を現したことで起こる騒動。
時間ですよ 平成元年
前作と同じく「梅の湯」が舞台で、チェッカーズ時代の藤井郁弥(現・藤井フミヤ)、SMAP時代の中居正広(中居はこのシリーズで俳優デビュー)などがレギュラー出演。設定が変更されている。梅の湯の長男・彦一と商売敵であるミラノ湯の娘・桃子が恋に落ちる。
経緯

1965年7月4日東芝日曜劇場で、単発ドラマとして『時間ですよ』が放送された(脚本:橋田壽賀子、演出:橋本信也、出演:十七代目中村勘三郎、森光子、中原ひとみ)。この、銭湯を舞台にした人情ドラマが好評であったため、5年後に連続ドラマ化されることになった。なお、連続ドラマ化の企画段階では『セントウ開始』というタイトルだった。

初期に脚本を手がけた橋田が第3回をもって降板したのは、久世光彦が脚本にアドリブのシーンを入れるなど、橋田が思った通りの話を書けなかったからだという(「週刊朝日2009年5月の林真理子との対談より)。橋田はその後もTBSで多くの作品を手がけたが、久世とはそれ以後、一度も口を利くことがなかった[2]
シリーズ
時間ですよ(単発)

東芝日曜劇場、モノクロ放送。
放送年


1965年7月4日、全1話

脚本


橋田寿賀子

プロデューサー


石井ふく子

ディレクター・監督


橋本信也

出演


十七代目中村勘三郎…(泉昌造。泉湯の主人。)

森光子…(泉初子。泉湯の女将。昌造の妻。)

中原ひとみ

中曾根公子

西岡慶子

村瀬昌代

石井富子

近江俊輔

三崎千恵子

時間ですよ(第1回 - 第30回)

このシリーズはモノクロ放送であった。
放送期間


1970年2月4日 - 8月26日、全30回

脚本


小松君郎

松田暢子

橋田壽賀子 ほか

音楽


山下毅雄

演出


山本和夫

伊藤勇

山泉脩

久世光彦 ほか

プロデューサー


山本和夫

出演


松野まつ(森光子):「松の湯」の女将 祥造の妻

松野祥造(船越英二(大映)):「松の湯」主人

松野一郎(松山英太郎):松野家の一人息子 銭湯を継ぐのを嫌いサラリーマンをしている

松野芙美(大空眞弓(第1回 - 第7回)→松原智恵子(第8回以降)):一郎の嫁

児島(石松)浜子(悠木千帆):「松の湯」の従業員

宮崎健(堺正章):大学浪人をしながら「松の湯」で働いている

栗原市子(川口晶):「松の湯」の従業員

とみ子(紀比呂子):市子の友人 後に「松の湯」の従業員となる

亀井徳一(三代目江戸家猫八):和菓子屋主人 祥造といつもつるんでいる

亀井はる(近松麗江):徳一の妻

杉山警官(曾我廼家一二三):町内の交番の巡査

幸一(下川辰平):すし幸主人

たき(飯田蝶子):「松の湯」の常連

久子(石井富子):「松の湯」の常連三人組

初(富永美沙子):「松の湯」の常連三人組

君江(島田多江):「松の湯」の常連三人組

島崎かね子(七尾伶子):近所で印刷所を営む

浅太郎(左とん平):「松の湯」の常連のチンピラ

石松東(大辻伺郎):後に浜子と結婚する

せい子(宝生あや子):芙美の母

謙二(松山省二):芙美の弟

このシリーズのゲスト


根岸明美 - 第1回・第2回

三崎千恵子 - 第1回・第2回・第3回

北沢典子 - 第3回

奥村公延 - 第3回・第5回・第23回・第25回

武智豊子 - 第4回


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