時刻
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出典検索?: "時刻" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2018年3月)
現代のデジタル時計の時刻表示古代エジプト日時計に刻まれた線、線ではさまれた12の区画(紀元前1500年ころのもの)。

時刻 (じこく)とは、時間の流れにおけるある一点、連続する時間の中のある瞬間[1]。または「時の刻み(きざみ)」のことで、つまり「とき」の分け方のことであり、ある「とき」を次の「とき」と分け、「とき」と「とき」を区分(区別)することであり、またその規則の体系である。

もともと人間の日常生活は太陽と密接に結びついているため、時刻は太陽の位置や角度と深く結びつけて考えられ、定められてきた[2]

この記事は主に、日常生活で用いる時刻を扱う。天文学や物理における時間[注 1] は「時刻系」を参照
時法

時刻に関する規定を時法(じほう)という。時法は時間に関する「きまり」であり[3]、基本的に一日の時間を分けて、ひとつの「とき」ごとの名称をつける(つまり名称を定める)規定である[3]。一般に、「とき」の各区分の名称、あるいは1日のうちの特定の時点(の名称)を時刻と言う。(それに対して、1日を単位とした時間区分は日付と言い、一般には両者を区別する。なお「時法」は広義には暦法紀年法を含む。)
区分の方法
原初の区分

時刻表現として物理的に覚知可能な最小単位は、日の出日の入によるで、より小さな分割は人為的で分割方法により様々な時法がある。極圏白夜など日の出も日の入りもない時期や悪天候の際は、太陽の運行を判別できず、日や時刻の特定が困難である。
不等分方法

1日はと三つに分けるほかに、明方・早朝・朝・昼前・昼後・夕・夕方・晩・夜中・深夜・未明など詳細に区分する表現もある。世界各地で類似表現がみられ、挨拶もその区分により使い分けられる場合が多い。当日を基準にして一昨日・昨日・昨晩・昨夜早朝・明日未明・明日・明後日・明々後日(しあさって)・弥の明後日(やのあさって)など、日を単位とする時間の区分表現もある。ほかに1日の区分で「朝一番」や「夕飯時・宵の口」などの慣用句や、1年の区分で「桃の咲く頃・下り鰹の捕れる時期」など季節時節を用い、複数年を「一昨年の晩秋」などとする表現もある。夜中・深夜・未明など一般生活上の感覚と、報道気象など生活に関連する業務における定義は差異があり、違和感もみられる。
等分方法時計の文字盤(ダイヤル)の12時間表示コロンによる区切り

古代バビロニア古代エジプト以来の伝統で、時刻の区切りにも基本的に十二進法六十進法が採用されている。古代エジプトなどで日中を12等分していた影響で、現在でも、一日を正午を基準とした「午前」(正午の前)、「午後」(正午の後)の半分に分け、それぞれを0時から12時までの12時間とする「12時制(12時間制)」、あるいは、午前と午後を分けずに一日を0時から24時までとする「24時制(24時間制)」が用いられている。国によって12時制を採用するか、24時制を採用するかの傾向は分かれるが、いずれにしろ「1日は24時間」である。

六十進法の考え方に基づき「時」を60等分したものを「分」と定め、「分」を更に60等分したものを「秒」としている。つまり「1時間は60分」「1分は60秒」と規定している。(なおこれを機械的に再現した機械式時計では、秒針が60「目盛」進むと1周し(その間に並行して)分針が1目盛分進み、分針が60「目盛」進むと1周し(並行して)時針が1目盛む、というメカニズムになっている。)
表記の方法

多くはで時刻を表現し、コロン(:)で時分秒を区切る。日付と時刻の表記に関する国際標準規格のISO 8601は、基本形式においてはコロンを用いず(例:20180904T161447Z)、拡張形式の場合にコロンを用い(例:2018-09-04T16:14:47Z)、末尾に時刻帯を表記すると規定している。

12時間制で時刻を表記する場合には、時刻を表す数値に「a.m./p.m.」「午前/午後」を付して表記を行なう。午前を表す「a.m.」 (ante meridiem)、午後を表す「p.m.」 (post meridiem) を用いる場合には、時刻を表す数値の後に付し、午前0時 (00:00 / 24:00) は 「12:00 a.m.」 、午後0時 (12:00、正午) は 「12:00 p.m.」 と表す。日本で散見される「AM9時」「PM5時」のようなam、pmの前置は日本語表現の影響である。

12時間制で時刻表記をする場合の「時」の数値には、24時間制で用いられる13時から24時の数値は用いない。午前13時/午後13時のような表記は誤用となる。

地域や国により時刻表や放送番組中などの日常生活で12時制を多用する[4] が、交通機関などで午前と午後の錯誤を回避する際は24時制を用いる[5]。特に、12時間制における0時や12時の表記については解釈の余地があり、「午前/午後12時xx分」「午前/午後0時xx分」が指し示す「時刻」が「正午からxx分後あるいは正子からxx分後、どちらを意味するのか」という齟齬が生じやすい。詳細は「午前と午後」を参照
正時「x分前」

日本語で時刻を指し示す表現の一つに、正時に対して相対的に「x分前」を付す場合がある。この日本語表現で示す「時刻」について解釈の齟齬が指摘されている。

具体例として「9時前」と「9時10分前」の表現を考える。正時である9時に「前」を付した「9時前」の場合には『9時の「(少し)前」』として一義的に理解される。

これに対し、正時である9時に「10分前」を付した「9時10分前」という表現の場合には、指し示す時刻が、

【A】9時の「10分前」、8時50分

【B】「9時10分」の少し前、9:05-09分頃

という、どちらの解釈も成り立つ。そのために、「9時10分前」が具体的に指す「時刻」についての誤解が生じやすい。特に九州地方の一部では「9時まで あと(のこり)10分」、「9時前10分」という表現と「9時10分前」が厳格に区別される[6][7]

NHK放送文化研究所による放送用語の用法例の説明として、(正時前の)時刻を客観的・時系列的に伝えるような場面では、「6時10分前」などの「-分前」の用法はせずに「5時50分」のように具体的に表すとしている[8][9][10]

ただし、このような相対的な時刻表現用法は、アナログ式時計での表示に基づく表現、つまり正時で「長針が12を指し示す」までの「残り分数」を表わすことを基とした表現であるため、コンピューターで用いられる絶対時刻のデジタル時計の普及に伴い、上記の一部地域での使用例は少なくなりつつある[11]
日本での時法・時制

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日本は交通機関や経済活動を中心に、コンピュータや家電製品のタイマーなどに24時制が広く使われている。デジタル表示による時計では、12時制と24時制に切り替えられるものが多い。しかしアナログ表示の時計においては24時制となっているものは少ない。

公共交通機関では24時制が多く使われている[注 2]

放送では12時制と24時制が併用されており、時に30時制も併用される。2000年代のTBS系列を例に挙げると夕方は『イブニング・ファイブ』、夜は『NEWS23』だった。テレビ画面上の時刻表示では12時制が多い。深夜0時以降は、NHKは通常の12時制で暦通りに表現する。テレビ・ラジオ欄は、新聞各紙では12時制、インターネット番組表サイトは24時制が多い。

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}民間放送(民放)は放送システムの関係[独自研究?]から放送上は12時制だが、24時(=翌午前0時)以降の時刻をシステムの切り替えタイミングとなる28時(翌午前4時) - 29時(翌午前5時)[独自研究?]までとして使う場合が多い。午前4時ないし午前5時までは当日の放送ではなく前日の放送の続きとして扱う「30時間制」の変則的な用法であり、これは深夜放送を行なうラジオなどの各放送局ウェブサイトの番組表で確認できる特徴の一つである。このように時刻表現の用法が異なるために、NHKと民放各局を比べると以下のような日時表現の違いが確認できる。
例:日曜午前0時の時刻表現


NHK:

日曜午前0時。場合により「土曜深夜」と補足することもある[12]


民放:

日曜午前0時 - テレビ朝日[13]、日本テレビ[14]

土曜24時0 0 - TBS[15]、フジテレビ[16]

土曜深夜0時 - テレビ東京[17]

24時を越える時刻表記については「30時間制」を参照

自衛隊においては午前午後の錯誤を防ぐ目的で24時制が採用されている。例えば午後1時20分の場合は1320のように4桁のアラビア数字を用いて表記し、ヒトサンフタマルと「粒読み」[注 3]で発音する[注 4]。また、時間帯を示す場合は、4桁のアラビア数字の末尾に対応するアルファベットを記し、通話表に則った発音をする[注 5]
歴史

もともと人間の日常生活は太陽と密接に結びついているため、洋の東西を問わず、時刻は太陽の位置や角度と深く結びつけて考えられてきた。

バビロニア人や古代エジプト人は日の出、アラブ人やユダヤ人は日の入を一日の始まりとしていた。

時刻はしばしば、太陽の時角つまり子午線からの角度によって決められた。これを現代では「真太陽時」という。

また古代では、しばしば日の出や日の入りの間を等分する方法(日没と日の出の間を等分する方法)もとられた。季節によって太陽が出ている時間の長さは伸びたり縮んだりするわけであり、それと連動してひとつの時刻区分の長さも伸び縮みしたので、現代ではこれを「不定時法」という。
ヨーロッパ

西洋では、古代には日の出と日の入りの間をそれぞれ十二等分する不定時法が用いられており、季節によって長さが異なっていた。後に一日を二十四等分する定時法に改められた。バビロニア人やエジプト人は日の出、アラブ人やユダヤ人は日の入を一日の始まりとしていた。定時法が採用され、さらに時計が発達してからは、夜半(太陽の南中の対極)を一日の始まりとし、南中を12時、その以前を午前、以後を午後としてそれぞれを12等分(0 - 12時)する現在の時法となった。より精密な機械式時計の発達とともに、13世紀にさらに細かな分割である分と秒が作られた。

天文学においては、正午を日界(一日の始まり)とする天文時クラウディオス・プトレマイオス以来使用され続けてきた。これは、夜間の天体観測途中で日付が変わることを避けるためであった[21]。また、天文時は航海においても使用されていた。1925年1月1日以降は、天文学でも真夜中(正子)を一日の始まりとする常用時が使用されている[21]。(経緯についてはグリニッジ標準時#天文時の廃止を参照。)ただし、ユリウス通日は現在も正午を日界として定義されている。
中国

中国では、古代には一日を100等分して1つの分割を「」としていたが、代に、一日を12等分して、夜半から十二支を順に振って子の刻・丑の刻……とする時辰が生まれた。それぞれの分割は「刻」といい、100分割の刻と区別するために「辰刻」(しんこく)ともいう。

代に西洋の時計とともにその時法が導入されて、一日を24時間とする時法も使われるようになった。[要出典]その際、それまでの「時」の半分である西洋の「時」は「小時」と呼ばれるようになった。この名称は現在でも使われており、「小時(xiaoshi)」は時間という意味である。

古代の「刻」は、現在でも一応中国でquarterの音訳で15分の意味で使われている。ただし現代の実生活で使う事は少なく、通常は四十五分や十五分などで言い表している。
日本
時刻制度のはじまり

日本書紀』には660年に中大兄皇子(天智天皇)が漏刻(水時計)をつくり、671年にはこの漏刻を新しい天文台に置いて太鼓と鐘で時を知らせたとの記録があり、これが日本における時刻制度の始まりとされている[22]。また漏刻が設置された日(現在の太陽暦で6月10日)は、1920年に「時の記念日」に制定されている[23]
区分法の別とその変遷

日本では、中国の一日を12等分する時法や、100等分する時法が導入された。当初は一日を12等分する定時法で、室町時代ごろから日の出と日の入または夜明けと日暮れの間をそれぞれ6等分する不定時法が用いられるようになった。天文[要曖昧さ回避]や暦法で使う時法は一貫して定時法だった。


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