時代劇専門チャンネル
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時代劇専門チャンネル
時代劇専門チャンネルHD
刺激、感激、時代劇。
365日時代劇だけを放送する唯一のチャンネル
基本情報
運営(番組供給)事業者
日本映画放送株式会社
放送(配信)開始1998年7月14日
HD放送(配信)開始2009年10月1日
ジャンル国内ドラマ・バラエティ・舞台
放送内容時代劇映画・テレビ時代劇
視聴可能世帯数8,035,071世帯(2017年11月末現在)
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォームスカパー!
放送事業者日本映画放送株式会社
チャンネル番号Ch.292(HD)
物理チャンネルCS2-ND4
放送開始2003年11月1日
HD放送開始2012年7月1日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者株式会社スカパー・エンターテイメント
チャンネル番号Ch.662(HD)
放送開始2009年10月1日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者日本映画衛星放送株式会社
チャンネル番号Ch.718
放送開始1998年7月14日
放送終了2014年5月31日
その他(再送信・配信)
ひかりTV461(HD)
eo光テレビ862(HD)
J:COM502(HD)
公式サイト
特記事項:
※2002年7月1日 - 2003年10月31日まで「日本映画+時代劇チャンネル」(日本映画専門チャンネルとの混合編成)で放送。
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時代劇専門チャンネル(じだいげきせんもんチャンネル)は、日本映画放送株式会社が運営するテレビジョン放送専門チャンネル。内容は、他メディアで放送された時代劇テレビ番組と、時代劇映画が中心である。

日本映画放送株式会社の大株主であるフジテレビ東宝の制作番組、制作映画が放送の主体であるが、NHKなど他のメディアの制作番組なども放送している。

スカパー!プレミアムサービススカパー!(東経110度CS放送)、その他のケーブルテレビひかりTVで放送している。かつてはモバキャスでも放送していた。

侍風のマスコットキャラクターは「若」と名付けられ、番組開始時のアイキャッチや放送中に表示されるウォーターマーク、番組・チャンネル案内に起用される他、キャラクターグッズも販売されることがある。

現在の主なキャッチコピーは、「刺激、感激、時代劇。」(2016年7月1日現在)。それ以前は「伝えつづける。創りつづける。」を使用していた(2016年6月30日まで)。
沿革

1998年(平成10年)7月 - 時代劇コンテンツ推進協議会と契約し[1][2][3]、スカイエンターテイメント(現・ジェイ・スポーツ)により、スカイパーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス)にて放送開始[1][2][3]

2000年(平成12年)4月 - 日本映画衛星放送(現・日本映画放送)株式会社に業務を継承。

2002年(平成14年)7月 - スカイパーフェクTV!2(現・スカパー!)にて「日本映画+時代劇チャンネル」放送開始(日本映画専門チャンネルとの混合編成)。委託放送事業者シーエス映画放送

2003年(平成15年)10月 - スカイパーフェクTV!2で「時代劇専門チャンネル」を放送開始。委託放送事業者はフジテレビ系のサテライト・サービス。なお「日本映画+時代劇チャンネル」は「日本映画専門チャンネル」にチャンネルを変更[注 1]

2007年(平成19年)10月 - e2 by スカパー!(現・スカパー!)における委託放送事業者をサテライト・サービスからシーエス映画放送へ変更。

2009年(平成21年)10月 - スカパー!HD(現・スカパー!プレミアムサービス)で「時代劇専門チャンネルHD」としてハイビジョン放送開始。衛星役務利用放送事業者はスカパー・ブロードキャスティング

2012年(平成24年)7月 - スカパー!e2にてハイビジョン放送開始。 日本映画衛星放送(現・日本映画放送)株式会社の直営放送となる。

2015年(平成27年)4月1日 - モバキャスでの放送を開始(サービス放送は同年3月18日から)。

2016年(平成28年)6月30日 - モバキャス(NOTTV)での放送を終了。

2016年(平成28年)12月1日 - スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者が、スカパー・ブロードキャスティングからスカパー・エンターテイメントに変更。

2018年(平成30年)12月1日 - スカパー!では新4K8K衛星放送の有料4Kチャンネルとして110度CS(左旋)にて、日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネルの番組を4K画質で放送するチャンネル「日本映画+時代劇 4K」(CS Ch.4K 880)を開局。

2019年(平成31年・令和元年)5月20日 - BSデジタル放送の新規参入を申請。日本映画専門チャンネルで既に参入していたため、落選に終わった。

2021年(令和3年)2月 - J:COMで4K放送「日本映画+時代劇 4K」(Ch.436)の放送を開始。

2024年(令和6年)3月31日 - スカパー!での4K放送「日本映画+時代劇 4K」(CS Ch.4K 880)の放送を終了[4][5]

放送時間

原則午前5時基点の24時間放送。ただし、午前3-4時台スタートの作品の終了後、5時基点までの間は
フィラーとして番組ガイドなどを放送する場合がある。日によっては3時台の放送作品終了後1時間のフィラーとなるケースもある

チャンネルの特徴

暴れん坊将軍』・『銭形平次』・『鬼平犯科帳』・『剣客商売』などの人気時代劇や『大河ドラマ』から、隠れた名作まで放送する。

歴史上の出来事に焦点を当て、その出来事に関連した作品(その時歴史が動いたなどのドキュメンタリー番組も含む)を特集放送することもある。

松平健栗塚旭加藤剛などの俳優の主演時代劇を特集し、時代劇俳優のインタビュー番組と合わせて放送される。インタビュアーは、フジテレビの時代劇担当プロデューサーだった能村庸一が担当している。本人が司会の番組もある。

作品のオリジナリティーを重視し、「めくら」・「乞食」などの差別用語の修正を一切行わない。放送作品の最後には、「作品の時代背景や、原作者・制作者の意図を尊重しオリジナルのまま放送させて頂きました。」のテロップが挿入される[注 2]。これは放送禁止用語を厳しくカットするファミリー劇場アニマックスとは対照的である。ただし放送用のマスターテープが地上波の再放送用テープを使用している場合は一部に音消しの処理が行われていることがある。また放送作品のサブタイトルに差別用語が使われている場合や、話の内容が今日では不適切な場合は、放送作品の冒頭と最後に「これからご覧頂きます(ご覧頂きました)作品には、現代においては不適切と思われる表現がありますが、製作当時の時代背景や、原作者、製作者の意図を勘案し、オリジナルのまま放送させて頂きます(頂きました)。」と、前述とは異なるテロップが挿入される。

また、落語を取り上げた番組も随時放送されている。

殆どの時代劇は正味50分間程度の放送時間であるため、殆どの場合、毎時50分以降の10分間は後述するオリジナルのミニ番組や、10分間のテレビショッピングで穴埋めされる(地上波や他のチャンネル同様、健康食品サプリメントなどの通販番組を普通に放送する)。

2009年10月4日からCS放送のチャンネルとして初のクローズドキャプション方式による字幕放送を一部の作品において行っている[6](当面は、スカパー!HDとスカパー!e2のみで実施)。2012年7月1日よりe2でのハイビジョン化を期にほぼ全作品で字幕放送を実施している。なお、番組表は産経新聞等に掲載されている。2022年11月1日から読売新聞中日新聞日刊県民福井にも掲載されるようになった。

2011年から新作オリジナル時代劇を制作・放映している。2016年12月現在で制作・放映された12本のうち7本は、何れも池波正太郎原作によるものであり、そのうち5本が「鬼平外伝」シリーズである。

姉妹チャンネルの日本映画専門チャンネルとの共同企画を打つ事がある。特に2015年1月からは『戦後70年共同企画』と銘打ち、戦後の映画史にその名を残した映画監督や俳優たちにスポットを当て、関連作品やオリジナル番組を放送している(詳細は後述)。

2016年7月1日よりスタートした『朝だよ!暴れん坊将軍』『朝だよ!遠山の金さん』(詳細は後述)より、チャンネルのタイトル映像(10秒)の後に番宣CM(基本的に1分間。60秒×1の場合もあれば、30秒×2の場合もあり)とチャンネルの5秒CMを放送してから、本編に入る趣向を取った。この時は2番組限定で実施されていたが、同年11月7日以降はほぼ全ての番組で適用される事となった。ただし、解説放送が行われる場合には、この措置は適用されない(詳細は後述)。

一部の放送作品(特に『日替り長編アワー』で放送される長編作品)に於いて、女性アナウンサーによる解説放送を実施する場合がある。この場合、チャンネルのタイトル映像を10秒程流し、解説放送が行われる旨の説明を20秒間放送した後、本編が流れると言う趣向になっている(但しこの場合、前述の番宣CMやチャンネルの5秒CMは放送されない)。また本編終了後、前述の放送内容に関するテロップの後に、清らかな水の流れる川の映像と共に「引き続き、時代劇専門チャンネルをお楽しみ下さい」のテロップが表示される。但し、解説放送はスカパー!全サービスを始めとする一部の放送キャリアに限定したものであり、それ以外の放送キャリアに於いては、時専からのお知らせ(特に前述のクローズドキャプション方式による字幕放送に関する告知)を20秒程、チャンネルのタイトル映像10秒程流した後、本編を放送、終了後は前述の環境映像を数秒流した後、次に放送される番組の告知CMを放送する仕組みである。

評価

2008年の調査では、CSでトップの接触率(視聴率占有率)を記録している。

地上波での時代劇放送が削減されているため、加入者数は増加を続けており、2010年から2011年にかけての増加率は20%、100万世帯以上で2011年9月時点での視聴世帯数は816.1万世帯を記録し、最も人気のある有料放送となっている。視聴者層は中高年が中心で、購買力があるためにCM販売も好調である[7]

また、前述のように地上波での時代劇放送が激減していることを受けて、2011年の『鬼平外伝 夜兎の角右衛門』を筆頭とする新作オリジナル時代劇を制作・放映している。
主な番組
午後の連続アワー

放送時間 月曜-金曜 12時-13時、15時-24時但し、12時台は後述の『藤沢周平劇場』のリピート放送となっている。
朝・深夜の連続アワー

放送時間 月曜-金曜 7時-12時、24時-27時(午後の連続アワーで放送した作品は翌月の朝か深夜のどちらの時間帯で再放送される)
“朝だよ!”シリーズ

放送時間 月曜-金曜 4時台5時台6時台にそれぞれ別作品(通常の連続アワーとは別に放送)

4時台、5時台、6時台にそれぞれ、「朝だよ!○○{番組名(作品名)}」と銘打っている。放送作品は、その時々であり、シリーズ作の場合は、最終シリーズまで同一時間に放送した後、別作品に変わる。なお、テレビスペシャル版の放送や特別編成で放送が休止されることがある。また、深夜から早朝に掛けて放送される番組に関しては、チャンネル全体もしくは放送キャリア毎に実施される放送機器のメンテナンスにより放送休止となる場合があるため、メンテナンスを実施しない放送キャリアでは通常の番組を休止し、長編作品を何本か放送する措置を取る(放送休止となる番組に関しては、チャンネルのホームページか電子番組表(EPG)を参照との事)。
主な作品
放送作品は多数なので、代表的な番組のみ記す。公式サイト
も参照。

銭形平次』 主演 大川橋蔵北大路欣也

伝七捕物帳

暴れん坊将軍

大江戸捜査網』 主演 里見浩太朗松方弘樹

座頭市

桃太郎侍』 主演 高橋英樹

大岡越前』 主演 加藤剛

遠山の金さんシリーズ』(NET(テレビ朝日)東映制作分のみ)

まんが日本昔ばなし(15分版)
平日14:45-15:00。本チャンネルでの放送を前提として厳選された240本を、月曜日から金曜日までの5曜日に1本ずつ放送。なお、『日替り長編アワー』で放送される作品の放送時間が105分を超える場合は若干時間をずらして放送するが、135分を超える場合は本来15時台に放送される番組を休止した上、繋ぎ番組を放送した上で15:45-16:00に放送される場合がある(但し2016年7月以降は、前番組が100分を超える場合は自動的に休止となり、翌日以降に次回放送分を放送)。


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