昼顔?平日午後3時の恋人たち?
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昼顔?平日午後3時の恋人たち?
ジャンル
テレビドラマ
脚本井上由美子
演出西谷弘
高野舞
西坂瑞城
光野道夫
出演者上戸彩
吉瀬美智子
斎藤工
北村一輝
エンディング一青窈他人の関係 feat. SOIL&"PIMP"SESSIONS
製作
プロデューサー三竿玲子
清水一幸
制作フジテレビ

放送
放送チャンネルフジテレビ系列
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2014年7月17日 - 9月25日
放送時間木曜 22:00 - 22:54
放送枠木曜劇場
放送分54分
回数11
公式サイト
特記事項:
初回・最終回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
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『昼顔?平日午後3時の恋人たち?』(ひるがお へいじつごごさんじのこいびとたち)は、2014年7月17日から9月25日まで毎週木曜日22:00 - 22:54に、フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。全11話。

主人公を演じる上戸彩は前年1月期に放送された『いつか陽のあたる場所で』以来の主演[1]

昼顔とは、同局の番組『ノンストップ!』が「社会現象になりつつある」として特集した女性の行動に対する造語「平日昼顔妻」が由来になっており、カトリーヌ・ドヌーヴ主演映画『昼顔』の、貞淑な妻である陰で昼間に売春をするヒロインのように、夫がいない平日昼間に不倫をする主婦のことを言う[2]。また今作は前述の仏・伊合作映画『昼顔』をオマージュしたオリジナル作品である。

全放送回の加重平均視聴率は13.9%。第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で脚本賞ほかを受賞した[3]

2014年新語・流行語大賞の候補50語に「昼顔」がノミネートされた[4]

2017年6月10日に映画化作品が公開された[5]
あらすじ

主人公の笹本紗和は、夫の俊介と狭いマンションで平凡に暮らす主婦。ある日、紗和はパート先のスーパーで起きた車上荒らしをきっかけに滝川利佳子と知り合うことになる。利佳子は裕福な夫、そして2人の娘と何不自由なく暮らしながら遊び感覚で不倫を楽しむ、美しく危険な人妻だった。

車上荒らしの一件で紗和は犯人の高校生の担任教師、北野裕一郎と出会う。裕一郎には妻がいたが、お互いに惹かれ合っていく紗和と裕一郎。一方の利佳子は画家の加藤修に遊び以上の想いを抱き、順調だった家庭内に波風を立ててしまう。

利佳子の影響は受けまいと葛藤しつつ、裕一郎と不倫関係に陥る紗和。次第に本気の恋愛へと発展していく。
キャスト
主要人物
笹本〔木下〕紗和(ささもと〔きのした〕さわ)〈31〉
演 -
上戸彩本作の主人公。俊介の妻で結婚5年目。2009年6月4日に結婚式を挙げた。夫婦でマンションに暮らしているが、家を買うために「スーパー夕照」でパートタイマーとして働く。勤務後に店内で子供がカートを走らせて追いかけっこをしていたのにぶつかった際、展示してあった口紅を倒す。元に戻していたが、ふと魔が差し万引きをして自分が持っている袋に入れた。しかしその様子を買い物に来た利佳子に目撃されている。職場の駐車場で、晴鐘学園付属高校の木下が起こした車上荒らしをたまたま目撃する。木下が逃走時にぶつかってきて、左手に怪我を負う。この時のトラブルで利佳子や智也と知り合い、木下の付き添いで警察署に来た担任教師・北野とも顔見知りの関係になる。不倫中の利佳子と智也が乗った車であったが、カモフラージュのためにアリバイが必要だった利佳子に腕を捕まれる。「たった今からあなたの友達よ。口紅のことは黙っててあげるから。話し合わせて」と事件に巻き込まれ、その後も交流を続けて行く。婚前は夫の勤務する会社の契約社員で、社内の忘年会で夫と知り合った。夫婦関係に不穏な空気はないものの、平凡な毎日と歪な幸せに物足りなさを感じていた。そんな中で北野と出会い惹かれて行く。子どもができないことで、姑からは「色気がないからだ」などといつも小言を言われている。スーパーに乃里子が訪問して店長へ北野との不倫を話したため、店長から厳重注意を受ける。その後スーパーのパートを退職。のちに万引きした口紅はお詫びの意味でお札と一緒に封筒に入れて、同僚の峰子に店長へ渡してもらうよう頼む。神奈川県横浜市金沢区在住。晴鐘学園の卒業生。第11話で俊介と離婚する話をして、新しく仕事を見つけて家を出る。劇場版では旧姓:木下に戻っている。
滝川 利佳子(たきがわ りかこ)〈39〉
演 - 吉瀬美智子滝川の妻。笹本家が暮らすマンションの近所に新築の家を建て、大手出版社の編集長である夫・徹と名門私立に通う娘2人と暮らしている。誰もが羨む生活を送っているが満たされない思いを抱えており、常に夫以外の不倫相手がいる。出会い系サイトを利用しており、ハンドルネームは「昼顔」。智也と不倫中に利用していた車が晴鐘学園付属高校の木下により車上荒らしに遭う。アリバイ作りが必要だったところにスーパーの勤務が終わった紗和が現れたことがきっかけで知り合い、以後何かと交流を続けて行くことになる。紗和には「本当の恋愛は結婚してからじゃできないわ。だって結婚する相手には経済力や家柄、見栄が優先するんでしょ。あなただってきっと打算で選んだはずよ」「結婚は平穏と引き換えに情熱を失うものだから。3年も経てば、夫は妻を冷蔵庫同然にしか見なくなる。ドアを開けたらいつでも食べ物が入っていると思っている。壊れたら不便なのに、メンテナンスなんてしたことない。でもね。外で恋愛すれば夫にも寛大になれるわよ」と話す。智也は不倫相手の一人で出会い系サイトで知り合った。しかし車上荒らしの一件から別れを告げて、一切の連絡を断ち切っている。しかし再び出会い系サイトに登録した時に、嘘のプロフィールで登録した智也と知らずにホテルの室内で待ち合わせをする。智也に襲われそうになるが、加藤が室内に入ってきて助けてもらう。元々は徹が街でスカウトした読者モデルだった。「若い頃から妙に男を惑わせる魅力がある。行き交う男達は皆必ず彼女(利佳子)を振り返る」と徹に思われている。加藤の生活を支えたいと思い、ホステスの仕事を始める。後に加藤と別れて、家族の元に帰る。昭和50年5月11日生まれ。北海道旭川市出身。神奈川県横浜市金沢区在住。
北野 裕一郎(きたの ゆういちろう)〈33〉
演 - 斎藤工晴鐘学園付属高校生物教師。昨年赴任したばかりである。目の前に海が見えるマンションで乃理子と暮らしている。担任クラスの生徒・木下が車上荒らしを行ったことを機に紗和と知り合う。紗和の無邪気な笑顔とそれとは対照的な寂しそうな様子、そして自分の言葉を一語一句真剣に受け止める姿に次第に惹かれていく。紗和との交際を遊びではなく、再婚も視野に入れて真剣に考えだす。車上荒らしの事件以降、保護者の代わりに警察署に出向いたり、何かと木下に気をかけている。ホテルでの示談交渉は木下の家庭の事情を考慮し、校長と相談した上で利佳子(車の修理代)や、紗和(怪我の治療代)は自身が責任を持つと2人に告げる。しかし利佳子から「本人は愚か、親御さんも来ないんじゃあ正義が感じられない。お引き取り下さい」と示談書を突き返される。その後利佳子が不倫を持ちかけるようなことを言ってきたため、怒ってその場を後にする。紗和と利佳子が友人でないことにも気づいている。元々は生物学の研究者であるが、研究室には残れず教師となった。研究者として名を馳せて行く妻にコンプレックスを感じている。妻には生徒が車上荒らしに会った日に紗和と会っていたことを言えずにいた。神奈川県横浜市金沢区在住。第11話で乃里子と引っ越しをする。
加藤 修(かとう おさむ)〈45〉
演 - 北村一輝雑誌などに挿絵を描く画家。若い時に有名な賞を受賞。バツイチ[注 1]。前妻は金持ちの息子や、親に反対され駆け落ちして結婚する。加藤がいつか売れると信じていたが、泣かず飛ばすで金のない生活に耐えきれず3年足らずで前妻は出て行った。「人生を台無しにされた」「一緒にいた日々は最悪だった」と前妻から言われたと利佳子に明かす。利佳子の夫・徹が編集長を務める雑誌と契約中だが、要求されている絵を描こうとしないため彼と衝突することもある。徹からは「芸術家の才能じゃない。挿絵描きの才能限定」と陰で言われる。生活に困っており、食べ物や服装にお金をかけない。編集部に訪問した帰りにビルのトイレでトイレットペーパーを盗んでいる。滝川家に招待されたホームパーティーで利佳子の絵を描き、次第に彼女の心にも触れていく。俊介の紹介で久しぶりに画商になった前妻・佐倉亜紀と再会する。加藤が描いた絵が徹が編集長として担当する海外向けのファッション総合情情報サイト『BONITO WEB』のトップページに掲載され、国内外で高い評価を受けた。


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