昭和_(倉敷市)
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.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}日本 > 中国地方 > 山陽地方 > 岡山県 > 倉敷市 > 倉敷地域 > 万寿地区

万寿地区(ますちく)は、岡山県倉敷市倉敷地域にある地区である。おおむねかつての都窪郡万寿村(ますそん)に相当する。現在は大半が倉敷市立万寿小学校および万寿東小学校区となる。
概要

大内(おおち)、川入(かわいり)、寿町(ことぶきちょう)、北浜町(きたはまちょう)、日ノ出町(ひのでちょう)、浜町(はままち)、浜ノ茶屋(はまのちゃや)、大島(おおじま)、平田(ひらた)、福島(ふくしま)、昭和(しょうわ)一丁目からなる。昭和二丁目、美和、幸町、八王子町、日吉町、石見町は旧万寿村域であるが、現在では昭和二丁目・美和・幸町は倉敷、八王子町は中洲、日吉町・石見町は老松となる。

中心市街地の北部に位置し、中心市街地と北部郊外の間にあたる。立地の良さから、現在では商業地・企業・宅地が立ち並ぶ市内有数の人口集中地域となっている[1]

総和48年には、人口の大幅増に対応するため、小学校区を分割し新たに万寿東小学校を新設した(幼稚園も同様)[2]

現在平野部である当地は、古代から中世まで海域であったが、中世後期に宇喜多秀家により干拓され、陸続きとなった。地名の由来は、中世に周辺一帯に存在したとされる荘園の万寿庄(ますしょう)である[1]

明治時代の、明治22年6月1日に都窪郡(窪屋郡)の富久(大内・川入・八王子・日吉・石見町)・浜・平田・大島・福島各村が合併し万寿村となった。昭和になると、昭和2年4月1日に倉敷町へ編入、同3年4月1日に市制施行で旧倉敷市となり、同42年2月1日に新しい倉敷市となり、現在に至る[1]
地域
大内

おおちと訓ずる。伯備線の西側に位置し、中洲地域に隣接する[3]

古代には、窪屋郡大市郷の一部であったとされ、この近くまで阿知の海あるいは阿知の潟などと呼ばれる海が深く湾入していた。中世には、阿知の海でとれた魚介類を売買する魚市場があったといわれ、大市の名は魚市に由来するという説もある。現在の大内の地名は、大市が変化したもの[3]

江戸時代、元和から慶長の頃、窪屋郡八王子村の枝村として新田開発され、旧郷名に由来した大内村と命名され、備前岡山藩の所領となり、幕末まで至る[3]

明治10年に、大内・川入・八王子・大内・日吉庄の各村が合併し富久村(とみひさそん)となった[4]

現代では、宅地化が進行し、さらに大型幹線道路が整備されたため、ロードサイド型の商店も多く立地するようになっている。
川入
川入

上記大内の東側に位置する[3]

古代から中世は、阿知の海(阿知の潟)と呼ばれる海域であったとされる。中世後期の天正13年、岡山城主・宇喜多秀家の老臣であった岡豊前守が干拓して新田開発し、川入村と称した。地名は、当時の高梁川が、現在の総社市清音古地あたりで東西に分岐していたが、干拓によってその東流が現在の倉敷市酒津あたりで再び東西に分岐するようになり、その東派川の河口付近に当地が位置したことに由来しているとされる[3]

江戸時代になると、慶長5年に幕府領となり、続いて元和年間には相給地となり、一部は備前岡山藩領、一部は旗本長谷川氏の所領となる[3]

明治10年に、大内・川入・八王子・大内・日吉庄の各村が合併し富久村(とみひさそん)となった[4]。明治以降の合併で、万寿村・倉敷町を経て旧倉敷市となったとき、南部を分割して寿町を設けた[3]

現在は大内同様、宅地化が進展し、大型幹線道路開通により、ロードサイド店舗も多く立地する。
寿町

倉敷駅のすぐ北側に接する地区。元々は、上記川入(川入村)の南部にあたり、昭和3年4月1日に倉敷市になったときに、寿町として分割し新たな大字として新設された。名称は万寿から一文字を取ったもの[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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