昭和シェル石油株式会社
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社
市場情報東証1部 5002
昭和シェル石油株式会社(しょうわシェルせきゆ)は、かつて日本で石油元売を営んでいた企業である。2016年(平成28年)12月18日まではイギリスに本拠を置くロイヤル・ダッチ・シェル(現:シェル)傘下のシェル・ペトロリアム (The Shell Petroleum Company Limited) が筆頭株主であった。2019年4月1日に出光興産と経営統合し、事業を出光興産に集約して以降、後述のブランド統合までの間は日本国内で昭和シェル石油が展開していたシェルブランドはシェルからのライセンスにより出光興産が展開した。これに伴い、2020年7月に商号をRSエナジー株式会社に変更した[1]。同年12月に関連会社がシェルグループに異動・譲渡されたが、法人自体は、解散せず存続している[1]。
かつて、グループで合計4か所の製油所を保有し、系列のサービスステーションは国内およそ4,900か所で、「Shell」(シェル)とグループのダイヤ昭石等が展開する商業施設等に併設されているセルフ式スタンドの「Fantasista」(ファンタジスタ)がある。このうち「Shell」の看板については「出光」の看板とともに、2021年(令和3年)4月以降「apollostation」(アポロステーション)に一本化される[2]。2023年(令和5年)までに一本化を完了する予定としており[3]、最終的に同年12月に完了した[4]。 昭和シェル石油は、石油元売の一つであった昭和石油と、石油製品の輸入・販売業務を行っていたシェル石油が、1985年(昭和60年)1月1日に合併して発足した。旧昭和石油は「富士山マーク」で親しまれており、現在も子会社である昭石化工のマークとして使用されている。 有価証券報告書は、グループの事業を「石油事業」、「エネルギーソリューション事業」、「その他事業」の3分類とし、石油事業が中核事業で平成24年度の売上高はグループ全体の売上高の約96.5パーセントを占めていた。 石油事業の主製品は、ガソリン・軽油・灯油・軽油・重油・ジェット燃料のような各種燃料油や各種潤滑油、アスファルト、ナフサ、液化石油ガスなどで、これら石油製品は子会社の昭和四日市石油および東亜石油に委託し精製するほか、グループの西部石油や日本グリース
概要