春よ、来い_(テレビドラマ)
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日本テレビ系の月曜スター劇場の「春よ来い (テレビドラマ)」とは異なります。
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春よ、来い
ジャンルテレビドラマ
橋田壽賀子
演出江口浩之 ほか
出演者第一部
安田成美
香坂みゆき
東根作寿英
長門勇
倍賞美津子
相島一之
高橋英樹
杉村春子
第二部
中田喜子
池田成志
波乃久里子
宝生あやこ
綿引勝彦
今福将雄
国分太一
前田吟
池内淳子
山岡久乃
赤木春恵
いしだあゆみ
第一部・第二部共通
赤井英和
椎名桔平
勝村政信
藤田弓子
片岡鶴太郎
渡辺美佐子
淡島千景
ナレーター奈良岡朋子
音楽松任谷正隆
オープニング松任谷由実春よ、来い
時代設定昭和18年 - 平成元年
製作
制作NHK

放送
放送国・地域 日本
放送期間1994年10月3日 - 1995年9月30日
放送時間月曜日 - 土曜日 8:15 - 8:30
放送枠連続テレビ小説
放送分15分
回数307

番組年表
前作ぴあの
次作走らんか!
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『春よ、来い』(はるよ、こい)は、1994年平成6年)10月3日から翌1995年(平成7年)9月30日まで放送されたNHK連続テレビ小説の第52作[1][2]。NHK放送開始70周年記念作品。全307回[3]
概要

原作者・橋田壽賀子の自伝的小説作品のドラマ化[4][5]。主人公が大学進学のために単身で上京するところから、脚本家として成功した後、夫の死を見送るまでを描いた。

ヒロインは当初、安田成美が務めたが太平洋戦争のシーンの後で突如降板し、その後(33歳から64歳まで)は中田喜子が務めた。そのため安田が演じた前半を「第一部」、中田が演じた後半を「第二部」としている。

1991年度の『君の名は』以来の1年間の放送となった。連続テレビ小説で1年シリーズで放送されている作品は本作が最後となっている。これ以降は、現在に至るまで東京制作大阪制作の半年ごとのシリーズが続いている。さらに「10月から始まって次の年の9月までの1年間のサイクル」で放送されたのも、この作品のみである。

おしん』、『おんな太閤記』、『いのち』など多くのヒット作を生んできた橋田壽賀子の自伝的作品[6]で、登場人物は全て架空の人物となっている。『君の名は』以降の視聴率低下の流れを食い止めるため、主題歌に松任谷由実を迎え、さらに豪華なキャスト陣が話題を呼び前評判は高かった。しかし始まると初回から27%と低く、最高視聴率も29.4%と1度も30%を上回ることはなかった(視聴率はビデオリサーチ調べ)[7]

放送ライブラリーでは第1回が公開[8]
あらすじ
第一部

最愛の夫の癌を知らされた人気脚本家の高倉(矢野原)春希は、仕事に対する意欲を失い、伊豆の自宅で夕日を見つめながら自分の人生を振り返る。戦争を乗り越えながらも女子大、大学へと進学し、そして友、映画、シナリオと出会い、自分の進むべき道を模索していく。
第二部

両親を相次いで亡くし、恋人である洋介とも別れ自暴自棄になった春希は自殺未遂騒動を起こす。しかし、撮影所で知り合った花井凉子やその家族などに支えられ次第に自立への道を辿っていく。そして矢野原高志と出会いやがて結婚。周囲の理解や協力もあり春希は脚本家として順調な道を歩むが、高志が病に倒れる。
主役の交代

当初は安田が1年間ヒロインを演ずる予定で、1週目に夫の癌に動揺する老齢のヒロインを安田が老けメイクで演じるシーンがあったが撮影途中の1995年2月に「肉体的精神的な疲労による体調不良」を理由に突如降板した[9]。これを受けて記者会見を開いた橋田(脚本)は、「飼い犬に手を噛まれた」と安田への不快感を示した[10]

降板の真相については「台本の仕上がりが遅く長ゼリフのため負担を感じていた」「戦時下の描き方に不満を抱いていた」など諸説ある[9]。評論家の塩田丸男もレギュラーコメンテーターとして出演していた『おはよう!ナイスデイ』(フジテレビ)内で「太平洋戦争肯定に抵抗感があったから降板した」と解説したが、安田の非公開の出自について言及した[11]ことを問題視され、同番組を降板した。一方、高堀冬彦は「歴史観の違い」は理由ではなかったとし、「先に別のベテラン女優が橋田の脚本に馴染めずに意見が対立するようになり、安田がそれに同化していった」「そもそも視聴率が伸びず現場のムードが悪かった」ことを理由に挙げた[12]
出演
第一部・第二部共通
高倉春希 → 矢野原春希
演 -
安田成美(第1部) → 中田喜子(第2部)ヒロイン。女子大行きをリュウに反対されるが大造や叔母のコウ、アイの後押しを受け上京。女子寮生活を送るが戦争の勃発により女子大閉鎖となり、海軍経理統制部に勤務。終戦後、言語学者を目指し大学へ進学。そこで竹中洋介や演劇と出会い芸術科へ転学。脚本家として生きていく決意をするが両親が相次いで他界、そして恋人との別れから孤独になり自殺未遂騒動を起こす。だが凉子たちの協力もあり次第に自立。そして矢野原高志と出会い結婚。紆余曲折を経ながら脚本家としての道を歩んでいく。原作者の橋田壽賀子がモデル。
白井道子
演 - 大寶智子春希の女学校時代の同級生。東京の女子大へ進学し後にアメリカ人と結婚するが離婚。通訳者として活躍する。
赤木英子
演 - 市川翔子春希の女学校時代の同級生。大阪の女子医専へ進学し、その後産婦人科医となる。また残されたリュウの様子を見に度々訪れる。
大田笑子
演 - 魏涼子春希の女学校時代の同級生。東京の女子大へ進学し結婚するが夫が戦死。その後自ら不動産会社を起こす。
水川コウ
演 - 淡島千景春希の伯母でリュウの長姉。高倉家と同じ大阪在住で度々様子を見に訪れる。空襲で高倉家が全焼した際は帰省してきた春希とリュウを引き取り面倒を見る。後に春希が脚本家として成功した際、高齢ながら上京し「春希は立派な親孝行をした、安心した」と告げる。原作者の伯母がモデル。
長坂アイ
演 - 渡辺美佐子春希の伯母でリュウの次姉。東京在住で夫の平吉と長坂酒店を経営。嫁の民子とはうまくいっておらず喧嘩を繰り返している。また春希が大学進学を決めた際、勉強部屋を新たに建設するなど積極的に協力をする。夫の平吉に妾と子どもがいることが判明するとショックを受けるが、存在を理解し妾の所へ平吉を行かせる。後に離婚。その後も肩身の狭い思いをしながら生活していたが、平吉が倒れると春希が借りたアパートに移り、平吉の身元を引き取り世話をする。


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