映画_中二病でも恋がしたい!_-Take_On_Me-
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中二病でも恋がしたい!

ライトノベル版のタイトルロゴ
ジャンル学園ラブコメ青春中二病
小説
著者虎虎
イラスト逢坂望美
出版社京都アニメーション
レーベルKAエスマ文庫
刊行期間2011年6月 - 2017年12月
巻数全4巻
アニメ:中二病でも恋がしたい!(第1期)
中二病でも恋がしたい!戀(第2期)
原作虎虎
監督石原立也
シリーズ構成花田十輝
脚本花田十輝
キャラクターデザイン池田和美
音楽虹音
アニメーション制作京都アニメーション
製作中二病でも製作委員会
放送局放送局参照
放送期間第1期:2012年10月3日 - 12月19日
第2期:2014年1月8日 - 3月26日
話数第1期:全13話(TV全12話 + OVA)
第2期:全13話(TV全12話 + OVA)
映画:『小鳥遊六花・改 ?劇場版 中二病でも恋がしたい!?』
監督石原立也
制作京都アニメーション
配給松竹
封切日2013年9月14日
上映時間97分
その他劇場版参照
映画:『映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』
監督石原立也
制作京都アニメーション
配給松竹
封切日2018年1月6日
上映時間98分
富樫 勇太
小鳥遊 六花
丹生谷 森夏
五月七日 くみん
凸守 早苗
勇太の母
富樫 樟葉
富樫 夢葉
一色 誠
九十九 七瀬
小鳥遊 十花
七宮 智音
巫部 風鈴
十九川 菜摘
きめら
眠 睡福山潤
内田真礼
赤ア千夏
浅倉杏美
上坂すみれ
天野由梨
福原香織
設楽麻美
保志総一朗
井上喜久子
仙台エリ
長妻樹里
白川愛実
小清水亜美
沖佳苗
中原麻衣
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベルアニメ
ポータル文学アニメ

『中二病でも恋がしたい!』(ちゅうにびょうでもこいがしたい)は、虎虎による日本ライトノベルイラスト逢坂望美が担当している。略称は中二恋、中二病、中恋。

元・中二病で高校1年生の富樫勇太と、同学年で現役・中二病の小鳥遊六花を軸として周囲を巻き込みながら展開していく学園ラブコメディ作品。

KAエスマ文庫第1弾の1つとして刊行された。1巻は第1回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作で「着眼点とアイデアが面白く文章のセンスもある」と評価された[1]2012年10月から12月までテレビアニメの第1期が放送され、2013年9月14日に劇場版が公開された。2014年1月から3月までテレビアニメ第2期が放送された。2018年1月6日に完全オリジナルでの劇場版第2作が公開された。
あらすじ
小説
第1巻
高校に進学してから2ヶ月、無口で常に右目に眼帯をつけ左腕に包帯を巻いた小鳥遊六花は未だにクラスに馴染めずにいた。ある日、富樫勇太は些細な出来事から六花に接触することになる。唐突にカラコンの右眼を晒して「契約完了」と呟き、「小鳥遊」ではなく「六花」と呼べと要求し、先生にも意味不明の言動を示して戸惑わせる。その言動は中二病だった。数学の成績が絶望的な六花のために、勉強を見る様に先生から頼まれた勇太は放課後に勉強会を開く。六花は中二病的言動で誤魔化して逃げ出そうとするが、ガムで釣って引き戻しながら根気よく教え、数学の実力も上がって行く。勉強会を六花の家でも開き彼女の生活の様子も知る。家族から疎んじられ離れて一人暮らしをしているのは「自分のせい」だという。遠足の日、いつもは「闇の力を発揮」しパワフルな六花もバスに酔いグロッキーに。勇太はなんとなく介抱し面倒を見つつも共に行事を楽しんでいたが何時の間にか六花の姿が見えなくなる。級友と手分けして彼女を捜しているときに、六花の中二病を目の敵にしていたクラス委員長の丹生谷森夏から、「自分が中二病を嫌うのは過去に自分がそうだったから(ただし本人は六花の様な邪気眼系では無かったと主張)」ということを知る。ようやく見つけ出した六花は、行方不明の父を捜していたこと、自分の「力」は父から引き継いだものだと話す。そして追試の当日、彼女は学校に来なかった。勇太は六花の部屋に赴き、そこで、何故学校に来なかったか、そして勇太を「契約者」に選んだかを明かされる。
第2巻
恋人同士になった勇太と六花は初めてのデートに臨む。水族館でも相変わらず中二病的言動の六花に突っ込みをいれる勇太、水族館を出たあとは六花の自転車の練習もした。学校でも仲睦まじい勇太と六花の前に、異形の風体の少女が現れる。彼女は中学時代の勇太の同級生で唯一の理解者であった七宮智音だった。七宮は勇太との再会を喜ぶが、六花の嫉妬を招く。また、七宮は転校先の中学で同級生だった丹生谷の所にも押しかけ、当時のことを暴露して悶えさせる。ある日、六花が七宮に誘拐される。七宮の遺したメッセージを手懸りに丹生谷が居場所を解き明かし、勇太はそこに駆けつける。勇太に対峙した七宮は予てからの思いを告白するが、勇太は六花が恋人であると告げる。
第3巻
夏休み明け初日、勇太と六花の元に1つ上の学年の天虹旱が現れ、突然土下座をしてきた。勇太が事情を訊くと、旱が所属する『個性派演劇部』の文化祭で行う最終公演の出演者に六花が欲しいとのことだった。六花はクラス発表のダンスもあったが乗り気で、勇太も六花がやると言うので助っ人として参加。また七宮も助っ人に加わり、旱と『個性派演劇部』の部員である五月七日くみんと共に、演目『プリンセス☆アッシュ』の練習を始めるが、実はその演目は文化祭でゲリラでやることが旱から告げられた。そんな中、勇太は旱から7色の髪など、旱が個性的な性格になった過去を聞くことになる。迎えた文化祭本番。勇太と六花たちのクラスは、丹生谷の指揮のもと、ダンス発表は成功する。そのあとすぐに『プリンセス☆アッシュ』の演目を始めるが、途中で教師たちが制止に入り、中止せざるを得なくなる。しかし、旱たちは満足し、演目を書いたウサミミ先輩(かつてのネコミミ先輩)との再会も果たす。後夜祭で旱たちは体育祭のクラブ対抗リレーに参加するため、『個性派演劇部』に代わり『極東魔術昼寝結社(仮)』を立ち上げることを告げた。六花が入りたがっていることを理由で、勇太も加入することになり、新たなスタートを切る。
第4巻(最終巻)

アニメ版
第1期
高校生になった富樫勇太は、中二病だった過去と決別したが、入学式の前日の夜、自宅マンションの上の階から降りてきた眼帯をつけた少女と出会う。翌日、勇太は学校で彼女と再会。クラスメートになった小鳥遊六花は『邪王真眼』の持ち主と名乗る中二病で、勇太と半ば強引に「契約」を結び、勇太につきまとう。六花の後輩凸守早苗、昼寝好きの五月七日くみんも加わり、一同は同好会『極東魔術昼寝結社』を設立する。クラスメートの丹生谷森夏が入部を希望するが、彼女も元中二病だった。夏休み、六花の姉の十花の計らいで、六花の帰省に付き合った勇太たちは、六花が父親の死を受け入れられず、自分の世界にこもっていることを知る。紆余曲折の末、勇太と六花は交際をはじめるが、十花が留学するため、六花は別居していた母親と暮らすことになる。六花は中二病を卒業しようと決意し、凸守と対立する。六花は実家に帰るが、『邪王真眼』を受け継いだくみんから、六花が中二病時代の勇太に出会い、心の支えになっていたことを聞かされた勇太は六花の元へ急ぐ。勇太は中二病の『ダークフレイムマスター』として六花の前に登場。六花は父親との離別を受け入れ、中二病であるありのままの自分に戻るのだった。
登場人物

当初の学年は原作小説ならびにアニメ第1期のもの。アニメ第2期では年次が変わりそれぞれ進学・進級する。また、一部のサブキャラクターは単に「生徒」として、アニメにクレジットされた。この節では特に記載がない限り小説の設定に基づく。

キャラクターのプロフィール身長、体重、3サイズ、誕生日、血液型に関してはごく一部除きアニメ制作側自ら設定したものであり原作そのものの設定までだとは言い難い。(実際に小説では勇太は乙女座と公言していることや六花がAB型と言ってる(自称の可能性もあるが)時点で矛盾が発生している。)
主要人物
富樫 勇太(とがし ゆうた)
本作の主人公。高等部1年4組→2年4組。
7月7日生まれ[注 1]。身長:170cm。体重:60kg。血液型:A型[2]。妹が二人おり面倒見はよい。中学時代は中学生特有の電波的行動ゆえ、「魔王」や「ダークフレイムマスター」になりきり妄想を闇ノートに書き留め、呪文「闇の炎に抱かれて消えろ!」を唱えて周囲を引かせて孤独だった。後に周囲に迷惑を掛けていたことを自覚し、中二病の忌まわしい記憶を封印すると決意する。猛勉強して知り合いが行かなかった高校に進み、本人曰く充実した高校生活を満喫しているが、人気のない場所で、ふと中二病的なセリフを漏らしたり、制服の下に「闇」の一文字が入ったTシャツを着て登校するなど未だ社会的寛解しておらず、Tシャツの件などは周囲に知られている。また、当時のことを指摘されたり振り返っては恥ずかしさに身悶えるが、中二病については自分の過去を反省しつつも否定せず折り合いをつけたいと考えている。
小鳥遊 六花(たかなし りっか)[注 2]
本作のヒロインで劇場版「小鳥遊六花・改」の主人公。高等部1年4組→2年4組。勇太のクラスメイト。6月12日生まれ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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