映画大好きポンポさん
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映画大好きポンポさん
ジャンル映画制作
漫画
作者杉谷庄吾【人間プラモ】
出版社
KADOKAWA
掲載サイトpixiv(ポンポさん)
ジーンピクシブ
(フランちゃん、the Omnibus)
レーベルMFCジーン ピクシブシリーズ
発表期間2017年4月 -
巻数既刊6巻(2021年5月現在)
映画
原作杉谷庄吾【人間プラモ】
監督平尾隆之
脚本平尾隆之
キャラクターデザイン足立慎吾
音楽松隈ケンタ
制作CLAP
製作映画大好きポンポさん製作委員会
配給角川ANIMATION
封切日2021年6月4日
上映時間94分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『映画大好きポンポさん』(えいがだいすきポンポさん)は杉谷庄吾【人間プラモ】による日本漫画作品。2017年4月にイラスト投稿サイト「pixiv」に投稿された[1]。映画プロデューサーのポンポを軸とし、新人映画監督のジーンや新人女優のナタリーの成長を描いている[2]。第1作以後も「NYALLYWOOD STUDIOS SERIES」と題して続編やスピンオフ作品が制作され、既刊6巻。

マンガ大賞2018」で10位、「このマンガがすごい! 2018 オトコ編」で17位[3]。pixivでは65万ビューを突破している(2020年2月28日発表時点)[4]
作品一覧
映画大好きポンポさん - pixiv掲載。

映画大好きポンポさん2 - 単行本描き下ろし。『ポンポさん』の続編。

映画大好きフランちゃん -
ジーンピクシブ連載。『ポンポさん2』に登場するフランチェスカを主人公としており、作品後半で『2』のストーリーとつながる。

映画大好きカーナちゃん - 単行本描き下ろし。『フランちゃん』に登場するカーナを主人公としている。

映画大好きポンポさん the Omnibus - ジーンピクシブ連載。ポンポと周囲の人々について描かれる短編集。

映画大好きポンポさん3 - 単行本描き下ろし。『ポンポさん』の続編(タイトルに「3」が付くが、原作者の杉谷は刊行順に読むのが良いとしている[5])。

ニャリウッド! - ジーンピクシブ連載。

制作背景 

本作は2015年5月に、5分の深夜アニメ用に制作されたが頓挫した企画が元になっている[6]。ポンポというキャラクターを捨てるのは勿体ないと判断した杉谷は、アニメが無理なら漫画にすればいいと考え本作を制作した[6]

第1作投稿後、多数の出版社から書籍化の話が入り、同時に続編執筆も求められたが、杉谷は『ポンポさん』は1作で綺麗に完結していること、描きたいネタがないこと、別件の締め切りに追われていることを理由に断っていた[7]。だがその後2018年1月、ある打ち合わせで『ポンポさん』の続編『ポンポさん2』の打診を受けて簡単に了承した[7]。杉谷は当時続編を打診した編集者に謝罪し、「何事もタイミングが大事」と述べている[7]

『映画大好きフランちゃん』は、1話10頁ほどの短編の執筆を依頼され、喫茶店で女の子たちが映画談義する内容になる予定だったが、同時に『2』を執筆していたことから、2作に繋がりを持たせれば世界を広げられるとの考えから制作された[8]。前半が1話完結制になっているのは初期構想の名残[8]
あらすじ 
映画大好きポンポさん
映画の都「ニャリウッド」にある「ペーターゼンフィルム」で映画をプロデュースしているポンポネット、通称ポンポは、映画のオーディションを受けにきたナタリーを「地味」という理由で落とすが、何か惹かれるものがあったため、若手女優ミスティアの付き人としてナタリーを起用する。また、ポンポの元でアシスタントとして働くジーンは、ある日ポンポから自身の映画「MARINE」の予告編制作を依頼される。ポンポは予告編映像の出来や、自身が執筆した新作映画「MEISTER」の脚本に対する反応からジーンのセンスを見出し、「MEISTER」の監督をジーンに任せ、ヒロイン役にナタリーを抜擢する。当初は不安に思っていたジーンとナタリーだったが、周囲からのアドバイスで自信をつけ映画制作に臨む。完成した「MEISTER」、ジーン、ナタリー、ポンポは映画界の最高峰であるニャカデミー賞を受賞する。
映画大好きポンポさん2
「MEISTER」でニャカデミー賞を受賞したジーンは、昨年ヒットしたアクション映画の続編「マックスストーム2」の監督に抜擢される。「MEISTER」との制作現場の違いを意識させられつつもジーンは映画を完成させるが、大衆向けとなる「普通の映画」を撮ってしまった自分に憤り、ジーンならではのセンスと様々な技法を駆使し玄人志向に振り切った「尖りまくった」フィルムを完成品として提出し、「普通」の「マックスストーム2」のデータを消滅させる。「マックスストーム2」はポンポと映画監督のコルベットにより「普通」の続編として再編集され無事完成に漕ぎつけるも、ジーンは多くの人に迷惑をかけたため「クビ」という体裁で一時ポンポの祖父ペーターゼンの元へ追放される。ペーターゼンの家にある様々な映画の脚本を読んだジーンは自分自身で映画を制作することを決意し、ペーターゼンフィルムを辞めて脚本制作に取り組む。脚本を完成させたジーンはナタリーとミスティアを起用して映画「LOVE・Begets・LOVE」の制作を開始するが、凝りすぎて予算がなくなったため、ポンポに助力を請う。ポンポは協力する条件として、自身の新作映画「Lunch Waggon」との対決を持ちかける。2人の映画が完成し、ジーンはポンポの映画を称え、ポンポはジーンの映画を鑑賞したことで、制作者としての視点しか持っていなかった自分にも純粋に映画が好きな気持ちがあったことに気づく。
映画大好きフランちゃん
映画スターを夢見るフランチェスカ、通称フランは、
ダイナー「エッグノッグ」で働きつつオーディションを受けていたが、毎回落ちていた。フランはポンポを始めとするダイナーの客と交流し、アドバイスを受けるもオーディションには受からない日々が続いた後、後輩のカーナに先にデビューされる。気落ちするフランに対し、ポンポはフランが具体的にどのような映画スターになりたいかビジョンを持っていないことに気づかせ、次のオーディションでは審査員になったつもりで他人の演技を観察することを命令する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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