映画というささやかな商売の栄華と衰退
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映画というささやかな商売の
栄華と衰退
Grandeur et decadence d'un petit commerce de cinema
監督
ジャン=リュック・ゴダール
脚本ジャン=リュック・ゴダール
原案ジェイムズ・ハドリー・チェイス
出演者ジャン=ピエール・モッキー
マリー・ヴァレラ
ジャン=ピエール・レオ
音楽アルヴォ・ペルト
バルトーク
レナード・コーエン
ジャニス・ジョプリン
ボブ・ディラン
ジョニ・ミッチェル
撮影カロリーヌ・シャンプティエ
セルジュ・ル・フランソワ
製作会社TF1
テレヴィジオン・スイス・ロマンド
JLGフィルム
配給 TF1 放映
ACT[1]
公開 1986年5月24日
1994年2月27日[2]
上映時間 52分
93分[1]
製作国 フランス
スイス
言語フランス語
前作『ウディ・アレン会見
次作『アリア』より「アルミード
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『映画というささやかな商売の栄華と衰退』(えいがというささやかなしょうばいのえいがとすいたい、Grandeur et decadence d'un petit commerce de cinema)は、1986年(昭和61年)製作のジャン=リュック・ゴダール監督のフランススイス合作映画である。本来はテレビ映画シリーズ『セリ・ノワール』の一篇として製作、放映されたが、ロング・ヴァージョンを劇場公開した。なお、原題はクルト・ヴァイルの音楽劇《マハゴニー市の興亡》のフランス語題《Grandeur et decadence de la ville de Mahagonny》をアレンジしたもの。
概要

1984年(昭和59年)1月28日にフランスのテレビ局・TF1が放映を開始したテレビ映画シリーズ『セリ・ノワール』Serie noireは、ダニエル・デュヴァルポール・ヴェキアリらを監督に1991年(平成3年)まで続いた。

日本では、その中の幾つかをまとめてVHSリリースした。

「ナチスの秘宝/爆破72時間前」La Nuit du flingueur(ピエール・グランブラ監督)

「冷血/憑かれた詐欺士」Noces de plomb (グランブラ監督)

「汚辱・堕ちた刑事」Piege a flics (ドミニク・オトナン=ジラール監督) Allcinemaは原題誤植

「虐殺コネクション」Le Salon du pret-a-saigner (ジョエル・セリア監督)

「血の降る夜」Adieu la vie (モリース・デュゴウソン監督)

「殺ったのは誰だ!?/見知らぬ美女の死体」Chantons en ch?ur (デュゴウソン監督)

「野獣の罠」Pour venger pepere (セリア監督) (ジャン・レノが出ていたため『ワイルドリベンジ/復讐の絆』の題でレノ主演のようなジャケットで再リリース)

なお、本作は放送開始の2年目、ジャン=リュック・ゴダールが監督したエピソードで、1986年5月24日にフランスで放映された。

ジェイムズ・ハドリー・チェイスの小説『ソフト・センター』(The Soft Centre、1964年)を原案とし、ゴダールが自由に翻案した[1][2]

本作は当時のフランス文化大臣だったジャック・ラングに献辞を寄せている[2]

クレジットの筆頭に挙げられているジャン=ピエール・モッキーは、ヌーヴェルヴァーグの映画監督のひとりで、『カルメンという名の女』にも出演するゴダールの盟友のひとりであり、多作の監督であるが、日本には1959年(昭和34年)の監督デビュー作『今晩おひま?』(Les Dragueurs)の1本しか劇場公開されていない。のちにオリヴィエ・アサヤス監督の『イルマ・ヴェップ』(1996年)でも映画監督を演じるジャン=ピエール・レオが、本作では失業中の監督を演じている。

日本では、日本衛星放送(現在のWOWOW)が放映した後、1994年(平成6年)2月27日、ACTの配給で劇場公開された[1]
ストーリー

映画監督ガスパール・バザン(ジャン=ピエール・レオ)は、長年仕事がなく、エキストラとして出演するため、テレビ局にやってくる。

プロデューサーのジャン・アルメレイラ(ジャン=ピエール・モッキー)は、ガスパールとは旧知の中であるが、莫大な負債を負い、生命を狙われている。アルメレイラの妻ユリディス(マリー・ヴァレラ)は女優を夢見ており、ガスパールはその相談に乗る。
スタッフ

監督・脚本 :
ジャン=リュック・ゴダール

原案 : ジェイムズ・ハドリー・チェイス (James Hadley Chase)

使用音楽 : アルヴォ・ペルトバルトークレナード・コーエンジャニス・ジョプリン(クリス・クリストファーソン作「ミー&ボビー・マギー」)、ボブ・ディランジョニ・ミッチェル

撮影 : カロリーヌ・シャンプティエ、セルジュ・ル・フランソワ

録音 : フランソワ・ミュジー、ピエール=アラン・ベス

製作会社 : TF1テレヴィジオン・スイス・ロマンドJLGフィルム

キャスト

ジャン=ピエール・モッキー (ジャン・アルメレイラ役)

マリー・ヴァレラ (ユリディス役)

ジャン=ピエール・レオ (ガスパール・バザン役)

アンヌ・カレル

フランソワーズ・デスプロート

ジャン=ピエール・ドラムール

ジャック・プナ

ジャン・グレコ

ジャン・ブリザ

失業俳優

関連事項

ジャン=リュック・ゴダール監督作品一覧

^ a b c d allcinemaサイト内の「映画というささやかな商売の栄華と衰退」の項の記述を参照。


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