明石海峡大橋
明石海峡大橋
基本情報
国 日本
所在地淡路市 - 神戸市間
交差物件明石海峡
用途道路橋
路線名国道28号(神戸淡路鳴門自動車道)
管理者本州四国連絡高速道路
着工1988年5月
開通1998年4月5日
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度37分1秒 東経135度1分16秒 / 北緯34.61694度 東経135.02111度 / 34.61694; 135.02111
路線規格
路線名国道28号(神戸淡路鳴門自動車道)
道路区分第1種第2級
車線数6車線(片側3車線)
設計速度100km/h
舞子側より見る。大蔵海岸より見る。
明石海峡大橋(あかしかいきょうおおはし)は、兵庫県神戸市垂水区東舞子町と淡路市岩屋とを結ぶ明石海峡を横断して架けられた吊橋。全長3,911 m、中央支間1,991 mである。反対側の淡路と徳島を結ぶ線には大鳴門橋がある。本州と四国を結ぶ3本の本州四国連絡橋(本四架橋)ルートの一つ「神戸淡路鳴門自動車道」の一部として供用されている。 1998年(平成10年)4月5日に供用が開始された。建設費は約5,000億円[2][3]。 全長3,911 m、中央支間1,991 mで世界最長の吊橋であった[4][5]。1998年(平成10年)の開業以来、「ギネス世界記録」に認定・掲載された[6]。2022年3月18日にトルコ西部にあるチャナッカレのダーダネルス海峡に主塔間距離2,023 mのチャナッカレ1915橋が開通し、明石海峡大橋は世界二位となった[7]。 なお、建設当初は全長3,910 m、中央支間1,990 mであったが、1995年(平成7年)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)による地盤のずれが発生し、図らずも全長が1 m伸張することとなった[8][9]。 パールブリッジの愛称がある[10][11]。管理者であるJB本四高速(本州四国連絡高速道路株式会社)では使用はないが、観光協会[12][13]や本橋の写真(とくに夜景)を扱ったページなどでは「まさに愛称の「パールブリッジ」の名にふさわしく…」などと使用が見受けられる。省略して明石大橋と呼ばれることもあり、高速道路上の案内標識等でも同略称が使われていることがあるが(第二神明道路下り線等)、明石大橋は明石市の明石川を国道2号が渡る橋として本橋よりも先に存在する。 淡路島内のみならず、本州と四国を結ぶ3本の本州四国連絡橋(本四架橋)ルートの一つ「神戸淡路鳴門自動車道」として供用されており、交通量も本四架橋の橋の中では最も多く、四国と近畿、更には本州の各大都市間を結ぶ交通の要衝となっている。 2014年(平成26年)4月から「新たな高速道路料金」が導入されたことにより本四道路は全国路線網に編入され、垂水IC-淡路IC間の普通車の通行料金はETC車900円、現金車2,370円となった[14][15]。 設計速度は100 km/hだが、通常時の最高速度は80 km/h、最低速度は50 km/hに規制されている。 主塔(神戸側2P、淡路島側3P[17])の基礎は海面下50m以上の大水深であることから、瀬戸大橋架設の際技術開発した設置ケーソン基礎工法とし、潮流が速いことから、形状は円形とした。2Pの建設位置は岩盤が水面下90m以上の位置にしかないため、その上にある砂礫層の明石層上に基礎を置いている。基礎周りの洗掘
概要
構造
構造形式 : 3径間2ヒンジ補剛トラス吊橋[16]
着工: 1988年(昭和63年)5月
閉合: 1996年(平成8年)9月
供用: 1998年(平成10年)4月5日[16]
主塔高: 298.3 m(海面上)
中央径間: 1,991 m(2022年3月まで世界最長だった。)
全長: 3,911 m
床板: 鋼床板。中央分離帯部分はグレーチング床板
勾配: 3%
下部工アンカレイジ
アンカレイジ(神戸側1A、淡路島側4A[18])の基礎は、1Aが直径85m・深さ63.5mの地下連続壁工、4Aが直接基礎である。
当初の道路・鉄道併用橋の計画では、アンカレイジを海中に置かなければならなかったため神戸側の地盤条件の悪さが問題だった(アンカレイジは橋脚に比べて強固な地盤上に建設する必要がある)。 橋を吊るワイヤーを支える主塔は2基で、高さは海面上298.3 mあり、日本では東京スカイツリー(634.0 m)、東京タワー(332.6 m)、麻布台ヒルズ森JPタワー(325.0m)、あべのハルカス(300.0 m)に次ぐ高さで、横浜ランドマークタワー(296.3 m、海抜は300 mで同じ高さとなる)の高さを超える構造物である。主塔が高いため、地球の丸みの影響を受けて2基の主塔の先端間の距離はわずかに開いており、中央支間長(1,991 m)よりも更に93ミリメートル長くなっている[19]。
主塔