明治館(めいじかん)は、兵庫県豊岡市出石町にある博物館。正式名称は豊岡市立出石明治館(とよおかしりついずしめいじかん)。建物は擬洋風建築の西洋館であり、豊岡市有形文化財に指定されている[1][2]。 1887年(明治20年)、出石城跡近くの登城橋公園内に出石郡役所として竣工した[1][2]。正面玄関のある木造2階建の背部に平屋建を連結した構造である。明るい浅葱色の壁面は当時流行した色だった[3]。正面玄関ポーチのペディメントやコリント式の柱頭などに明治時代の郡役所の威厳をうかがうことができる。 1939年(昭和14年)、北東約300メートルの現在地に移築された[1]。1984年(昭和59年)には一般公開が開始され、2004年(平成16年)には館内がリニューアルされた[1]。博物館および各種展示会やカルチャーセンターとして活用されている。明治期には数多くの郡役所が建設されたが、現在の兵庫県では旧出石郡役所、旧七美郡役所(香美町)、旧神崎郡役所(福崎町)、旧三原郡役所(南あわじ市)の4軒のみが残っている[1]。
歴史
施設
1階
旧郡役所展示室
大友工展示室
休憩サロン
歴史を彩った出石の人物展 - 斎藤隆夫、桜井勉、加藤弘之、山名宗全、沢庵宗彭らを紹介
2階
出石磁器トリエンナーレ 展示
平屋棟と2階棟(右)
休憩サロン
出石磁器トリエンナーレ展示室
利用案内
休館日 - 月曜日、年末年始(12/28 - 1/4)
開館時間 - 9:30から17:00まで(入館は16:30まで)
交通アクセス - JR山陰本線 八鹿駅・江原駅・豊岡駅から全但バス「出石」方面行きで「出石営業所」下車、徒歩10分
脚注^ a b c d e 各地域の近代化遺産
^ a b わが町の文化財 106 西洋風意匠、木材で再現 市指定・出石明治館(豊岡市) 神戸新聞、2018年2月15日
^ 出石明治館(豊岡市出石町魚屋)兵庫 毎日新聞、2020年4月19日
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、明治館 (豊岡市)に関連するメディアがあります。
DAYTRIP 出石 ?観光案内・体験予約?
但馬検定公式サイト「ザ・たじま」但馬事典-明治館(2020年8月20日閲覧)
施設案内 出石明治館(2021年9月12日閲覧)
広報とよおか 2008年5月25日発行(2021年9月12日閲覧)
表
話
編
歴
出石の名所・旧跡・観光スポット
出石城
有子山城
有子山稲荷神社
感応殿
辰鼓楼