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(過去データ)明治製菓株式会社
Meiji Seika Kaisha, Limited
種類株式会社
市場情報東証1部 2202
明治製菓株式会社(めいじせいか)は、明治ホールディングス傘下の医療用専業の医薬品メーカーであるMeiji Seika ファルマの1916年10月9日から2011年3月31日までの旧商号である。
社名の通り、菓子類を中心とした各種食品の製造販売業者として一般に広く認知されていた一方、現行事業である薬品部門についても有数の規模を持つという特色のある企業であり、薬品部門が売上高で全体の28%、営業利益ベースでは59%(2010年3月期)を占めるまでになっていた。
2009年4月1日には、グループ企業ではなかったものの、同根(同門)企業である明治乳業と共同持株会社「明治ホールディングス株式会社」を設立し、明治製菓は明治ホールディングスの完全子会社となった。経営統合後はブランドマークも変更され、2009年7月から明治グループ共通スローガン「明日をもっとおいしく」が導入された。
さらに2011年4月1日より明治乳業との間で事業再編を行い、菓子・食品・一般用医薬品(主にイソジンうがい薬など)事業については、明治乳業から商号変更した株式会社明治へ移管され、明治製菓は医療用医薬品事業に特化した、Meiji Seika ファルマ株式会社へ商号変更した[1]。この一連の経営統合・事業再編によって、明治グループの食品事業は株式会社 明治に一本化されることになった。
特色2009年3月まで使用されたロゴ。亀倉雄策デザイン。
大正年間から販売されている「明治ミルクチョコレート」は、長年親しまれている。また、社名に「製菓」とついているが、薬品事業にも進出。「イソジン」ブランドのうがい薬や医療用抗生物質、殺菌剤や除草剤などの農薬も製造、販売する。またスポーツクラブの経営にも携わっている。
経営統合前の企業キャッチコピーは"Open!"(食品部門は『おいしさOpen!』、医薬部門は『健康Open!』)。テレビのCMではこのキャッチコピーのナレーションとともに箱のジッパー部を開ける音が入る。30秒版ではそのCMの最後に「Meiji」のサウンドロゴが流れる。
2009年7月から放映の「マカの元気」の新CM以降、新ブランドロゴを導入した新仕様に変更。"Open!"のナレーションとお菓子を開ける音に変更はないが、15秒版では冒頭のキャッチコピー、30秒版では最後のキャッチコピーがグループスローガンである『明日をもっとおいしく』に変更(30秒版の冒頭のキャッチコピーは『Open!』のまま)。また、30秒版CMの最後に流れるサウンドロゴも新しくなった。
また、ブランドロゴマーク(CI)の統一に伴い、2009年の「meijiチョコレートカップ」から、スポンサークレジットが従来の「Meiji」から「meiji 明治製菓」に変更された(キリンビール・キリンビバレッジと同じケースである)。新ロゴマーク「meiji」のmは生クリームがかかりおいしそう、eは笑顔、ijiは母が子を抱えるように見えるというイメージより由来する。
新ロゴマーク導入の第1号商品は2009年7月発売の「マカの元気」である。
沿革旧・明治製菓本社が入っていた明治ホールディングス本社ビル(東京都中央区京橋)。後身のMeiji Seika ファルマの本社が引き続き入っている。
1916年(大正5年)
10月9日 - 東京菓子株式会社設立。
12月6日 - 明治製糖(現在の大日本明治製糖)の製菓部門として、大正製菓株式会社設立。
1917年(大正6年)
3月20日 - 大正製菓株式会社を合併。資本金250万円となる。
9月15日 - 東京府豊多摩郡大久保町(現在の東京都新宿区)に大久保工場を開設(1930年閉鎖)。
11月 - キャラメル、ビスケット、キャンデーを発売。
1918年(大正7年)5月 - チョコレートを発売。
1919年(大正8年)9月 - 神奈川県川崎市に川崎工場を建設(1989年閉鎖)。
1920年(大正9年)12月1日 - 房総煉乳株式会社を合併。
1921年(大正10年)7月 - 「カルミン」発売。
1924年(大正13年)9月1日 - 商号を明治製菓株式会社に変更。
1926年(大正15年)
9月13日 - 「ミルクチョコレート」発売。
10月 - 「明治ココア」発売。
1927年(昭和2年)10月 - 「サイコロキャラメル」発売。
1929年(昭和4年) - 「ミルクキャラメル」発売。
1933年(昭和8年) - 本社を東京市京橋区京橋(現在の東京都中央区京橋)に移転。
1934年(昭和9年) - 「クリームキャラメル」発売。
1935年(昭和10年)12月16日 - 極東煉乳株式会社の経営に参加。
1936年(昭和11年)
缶詰の製造開始。
4月1日 - 函館菓子製造株式会社を合併し、函館工場とする。
10月8日 - 藤枝工場操業開始[2]。(1969年に東海工場へ移転)
11月13日 - 福岡県戸畑市(現在の北九州市戸畑区)に戸畑工場を建設(2003年閉鎖)。
1939年(昭和14年) - 神戸工場開設。
1940年(昭和15年) - 鴨宮工場(後の小田原工場)開設。乳業部門を明治乳業へ委託する(1943年9月全面譲渡)。
1943年(昭和18年)12月15日 - 商号を明治産業株式会社に変更。
1946年(昭和21年)
3月 - 鴨宮工場と五日市工場で漬物の製造を開始。
11月 - ペニシリンの製造開始。
1947年(昭和22年)4月30日 - 再び商号を明治製菓株式会社に変更。
1950年(昭和25年) - 抗生物質「ストレプトマイシン」発売。
1951年(昭和26年) - 「ミルクチョコレート」の製造再開。
1952年(昭和27年) - 「バタービスケット」発売。
1954年(昭和29年) - 日本初の缶入りオレンジジュース発売。
1955年(昭和30年)4月 - 大阪工場開設。
1957年(昭和32年)1月 - 「ミルクチョコレートデラックス」発売。
1958年(昭和33年)
4月 - 淀川工場開設。
5月 - 抗生物質「カナマイシン」発売。
1961年(昭和36年)
2月 - 「マーブルチョコレート」発売。
植物成長調整剤「ジベレリン」発売。
外用消毒剤「イソジン」発売。
1962年(昭和37年)
1月 - 「ハイミルクチョコレート」発売。
7月 - 「アーモンドチョコレート」発売。
1963年(昭和38年)
1月5日 - テレビ番組『鉄腕アトム』(フジテレビ系)放送開始。
3月 - 水虫薬「ポリック」を発売。
10月 - 足柄工場開設(1998年閉鎖)。
1965年(昭和40年)11月 - 「チョコベビー」発売。
1966年(昭和41年) - 「ヨーグルトキャラメル」発売。
1967年(昭和42年)
2月 - 「チョコバー」発売。
8月 - チョコレート「ストロベリークリーム」発売。
1968年(昭和43年)7月 - 日本初のスナック菓子「カール」発売。
1969年(昭和44年)
8月 - 「アポロチョコレート」発売。
11月11日 - 東海工場操業開始[2]。
1971年(昭和46年)
5月 - 岐阜工場建設。
11月 - 「チェルシー」発売。
1972年(昭和47年)4月1日 - 明治商事株式会社を合併。
1973年(昭和48年) - 「セシリア」を発売し、健康食品事業へ進出。
1974年(昭和49年) - 明治製菓シンガポールを開設し、海外へ進出。
1975年(昭和50年)9月 - チョコスナック「きのこの山」発売。
1976年(昭和51年)
2月 - 北上工場開設。
9月 - 「ポポロン」発売。
1979年(昭和54年)
3月 - 錠菓「ヨーグレット」発売。関東工場建設。
チョコスナック「ヤンヤン」「たけのこの里」発売。
1980年(昭和55年)
1月 - 「ザバス」シリーズ発売。
2月 - 錠菓「ハイレモン」発売。
6月 - 「コーラアップ」発売。
1981年(昭和56年) - 抗生物質「ホスミシン」発売。
1982年(昭和57年)10月 - 明治製菓単独提供による医療情報テレビ番組『医食同源』(テレビ東京系)放映開始。
1983年(昭和58年) - 「イソジンうがい薬」発売。
1984年(昭和59年) - オリゴ糖シロップ「メイオリゴ」を発売し、健康食品部門を強化。
1985年(昭和60年) - 胃潰瘍治療薬「クラスト」発売。
1987年(昭和62年) - 抗生物質「メイシリン」発売。脳循環・代謝改善薬「アポデール」発売。
1988年(昭和63年)7月 - 「果汁グミ」発売。
1990年(平成2年)12月 - 抗生物質「ハベカシン」発売。
1991年(平成3年) - スポーツプラザ大阪を開業し、フィットネス事業へ進出。
1993年(平成5年) - 「メルティーキッス」発売。冬季限定商品ながら爆発的な人気を得る。
1994年(平成6年) - 抗生物質「メイアクト」発売。明治乳業とのコラボ商品、「きのこの山アイスクリーム」発売、「銀座カリー」発売。
1995年(平成7年) - 川崎工場跡地にオフィスビルソリッドスクエア完成。
1996年(平成8年) - 「ガルボ」発売。
1997年(平成9年) - 日本初のキシリトールガム「キシリッシュ」発売。
1998年(平成10年) - 「チョコレート効果」発売。