明治ブルガリアヨーグルト
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}明治ホールディングス > 明治 (企業) > 明治ブルガリアヨーグルト明治ブルガリアヨーグルトの製造工場であり、ロゴ看板がある戸田工場(埼玉県戸田市)。明治ブルガリアヨーグルト

明治ブルガリアヨーグルト(めいじブルガリアヨーグルト、ブルガリア語: Кисело мляко ?Мейджи България“[1] / Кисело мляко на ?Мейджи България“[2]英語: Meiji Bulgaria Yogurt[注 1])は、株式会社明治(旧・明治乳業)から発売されている、ヨーグルトのブランドのひとつであり、日本国内のヨーグルト市場の3割を占める国民的ブランドである。また、製法と商標がブルガリア政府に認定されている、正真正銘の「ブルガリアヨーグルト」である。
概要

1970年開催の大阪万博ブルガリア館で本場ブルガリアのヨーグルトが展示されたのを明治乳業幹部が試食し感銘を受けたのをきっかけに開発が始まる[3]。ブルガリア館にてヨーグルトをポリ袋に入れてもらい研究所へ持ち帰り、またブルガリア現地へと何度も足を運びサンプルを元に試作を重ね製品化し「明治プレーンヨーグルト」として発売開始[4]。日本で初めてのゼリー加工を施していないプレーンヨーグルトとなった。また当初からブルガリアを冠した商品名を検討していたが、発売時はブルガリア大使館から拒否されている[4]

乳酸菌はブルガリア以外で培養すると性質が変わってしまうため、定期的に輸入したものを使用している。また乳酸菌株をブルガリア国外に輸出するには政府の許可が必要で、その際の交渉過程で「ブルガリア」の国名を商品名に使用する事を1972年にブルガリア政府から正式に許可されており1973年に現在の「ブルガリアヨーグルト」の商品名に改名[4]。駐日ブルガリア大使も「単なるイメージやブランド名としての『ブルガリア』ではない」と発言している。現在様々な種類のヨーグルトがラインナップされている。在日ブルガリア人からは、明治ブルガリアヨーグルトは、ブルガリアのヨーグルトよりも酸味が抑えめで甘いとの意見が出されている[5]

2012年4月からは「ブルガリアのむヨーグルト」の200ml入りと「ブルガリアヨーグルト脂肪0」で「フリースタイルシリーズ」を展開している。
歴史

1970年 大阪万博で当時の明治乳業社員が、ブルガリア館に出品されているヨーグルトを試食し、再現を目指す(従来の日本のヨーグルトは糖分と凝固剤で固めていた)。

1971年 日本初のプレーンヨーグルト「明治プレーンヨーグルト」発売。当初は商品名に「ブルガリア」の使用を
ブルガリア大使館から認められなかった。消費者から「腐敗している」「酸っぱい」とのクレームが多数あり売れなかったが開発は継続[4]

1973年 「明治ブルガリアヨーグルト」発売。ブルガリア政府との長い交渉の結果、国名を商品名に使用[4]

1981年 容器の牛乳パックをやめ、取り出し保管しやすいオリジナルの容器を採用。青のブランドカラーは今に引き継がれる[6]

1984年当時のパッケージ1984年 ブルガリア菌、サルモフィルス菌に加えLB51乳酸菌を追加し健康志向を打ち出す。

1993年 LB81乳酸菌を追加し、のちに特定保健用食品の表示許可(2000年)を受ける[7]。「LB」は乳酸菌を意味するLactic Acid Bacteriaの頭文字で、「81」は使用菌株であるブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株の末尾番号を組み合わせた名称。

2000年 「ヨーグルトの正統」を明記し、すでにあった正統派のイメージをさらに印象付ける。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:41 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef