早食い
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パイの早食い競争

早食い(はやぐい)とは、食料料理をともかく早く食べる行為である。大食い(おおぐい)とは、大量に食べる行為である。大食(たいしょく)ともいう。

共に、健康にとって悪い影響を与えることがあり、文化によっては食文化としての品性に欠けたマナーに反する食べ方だと言われることもある。
概要

早食いや大食いは、催しとして行われているものや、競技スポーツ)とみなすものがある。また、娯楽番組の見せ物としてテレビで放送されることがある。

早食いは、特に忙しいサラリーマンなどに多く見られる物で、以下の特徴がある。

あまり噛まないで飲み込む

はお構いなし(=味を感じる間が無い)[1]

大抵は大食いでもある

を大量に飲む

古くは武士職人屋台による食事、そして旧日本軍の習慣が戦後、ビジネスマン、公務員医師看護師などに受け継がれたものである。軍隊等では短時間で食事を終わらせることも合理性がある場合もあるが、近年では胃腸に負担が掛かり、消化器疾患を患う原因ともされており、そのような食べ方が改められるよう求める意見も存在する。しかし相変わらず忙しさのために食事の時間を削らざるを得ず、早食いに徹することが多い。立ち食い店や、ファーストフード店が多く利用される。

その一方、フランス語で大食を意味するグルマン( Gourmand )は美食家の意味を内包する。早食いではない大食の者では、しばしば味や風味を重視する者もおり、こちらは食通(グルメ)に通じる(→食通)。ただし日本語の範疇として「早食い」や「大食」といった要素が前面に出る場合は、風味が二の次である傾向は否定できない。風味を重視する場合は美食家の範疇で扱われる。裕福や美食の象徴が、大食いによる肥満ともされた。
定義等

早食いの場合、満腹感を得るための消化・吸収と血糖値の上昇が間に合わず、多くの場合において満腹感を得た時点で大食いとなっている場合が多い事から、早食いは大食いと同義とされることがある。

これは、食事が人生における娯楽の大きな部分を占めるものであるにも拘らず、満腹になってしまえばどんな美食であろうとも中断せざるを得ないということにも絡んでいると思われる。古今東西の美食家の中には、食べた傍から吐き戻して更に食べるなどの涙ぐましく、そして食に対する冒涜とも受け取られかねない行為を行う者もいる。
痩せの大食い

大量に食を摂取しても太らない体質の人を指す言葉である。原因は大きく二つある。一つはの形状である。胃がへと垂れ下がった形状をしている場合(胃下垂とは異なる)、食べ物は胃に長くは留まらずに腸へと流れていく。もう一つは体温維持を図る褐色脂肪細胞を多く持っている場合である。これが活発な場合、摂取した余分なエネルギーは熱として放出される。栄養の吸収が良くない事が原因の一つとも考えられる。

なお、マウス実験の段階ではあるが、大阪大学大学院医学系研究科の下村伊一郎教授の研究によると(2004年10月の報告、アメリカの雑誌ネーチャー・メディスンに掲載)、脂肪組織内にある酵素PTENを減らすことでやせの大食い体質になることがわかっている。ただ2005年05月19日、上記の下村教授の論文は捏造であるとの報道がなされており、米医学誌「ネイチャー・メディシン」に論文の取り下げを申し入れた。いくら食べても太らないマウスは幻となった。

その一方で、いわゆる寄生虫が体内にいると栄養吸収が阻害され、痩せるという俗説がある。ことサナダムシの特に人体に及ぼす影響の少ない種類のものを意図的に入れている有名人(モデルなど)もいるという噂ないし民間療法もまことしやかに語られるが、効果の程は定かではない。寄生虫に絡んでは衛生仮説のような仮説もあるが、こと近代以降で社会全体の衛生が著しく発達した現代社会では、寄生虫の宿主になる機会も減少(→)、「痩せの大食い=寄生虫の宿主」説は俗説の域を出ないのが実情である。サナダムシなど寄生虫の研究でも知られる藤田紘一郎元東京医科歯科大学教授は当初「サナダムシダイエット」を著書中で言及したが、近年の著書ではダイエットについて触れていないという。
功罪・批判

常識の範疇で「よく食べること」は「よく働くこと」と同じく良いこととされている。食欲旺盛な様子に対する肯定的な表現としては、健啖(けんたん)という言葉がある。

もっとも、これらは常識の範疇にある場合で、常識を逸脱した早食い・大食いは嫌悪・非難の対象となりうる。特に食事のマナーによる所が大きく、食べ方に下品で見苦しい点がある場合は嫌われる要因となりやすい。また、食べ物を粗末にするなという視点も存在し、いわゆる「腹八分目」など満腹を忌避する価値観も存在する。

大食い大会などの催しは食糧を無駄にしているという批判がある。特に貧困が著しく社会問題となっている国の国民からすれば大食いは貴重な食料を無駄に消費しているように映りがちである。

国外では中国全国人民代表大会常務委員会が2020年12月22日に、食品ロス削減を目的に食品の浪費を禁じる法案の審議に入り、2021年4月29日に「反食品浪費法」として可決・成立した。


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