早河洋
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はやかわ ひろし
早河 洋
生誕 (1944-01-01)
1944年1月1日(80歳)
日本 山梨県笛吹市(旧・一宮町
国籍 日本
出身校中央大学法学部卒業
職業テレビ朝日代表取締役会長
著名な実績日本民間放送連盟副会長
東映社外取締役
朝日放送社外取締役
朝日新聞文化財団評議員
東映アニメーション社外取締役
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早河 洋(はやかわ ひろし、1944年1月1日[1] ‐ )は、日本ディレクター実業家。株式会社テレビ朝日ホールディングステレビ朝日代表取締役会長。一般社団法人日本民間放送連盟副会長、東映株式会社社外取締役朝日放送株式会社社外取締役、公益財団法人朝日新聞文化財団評議員[2]東映アニメーション株式会社社外取締役を歴任した。

早河のニックネームである「洋(ひろし)」は女優の米倉涼子[3]が名付けた。
経歴

山梨県笛吹市(旧・一宮町)出身。山梨県立日川高等学校を経て、中央大学法学部卒業[1]。テレビ朝日の前身である株式会社日本教育テレビ(NETテレビ)に入社。「ANNニュース」を始めとして主に報道畑を歩む。1980年には轡田隆史内田忠男安藤優子をキャスターに起用した『BIG NEWS SHOW いま世界は』のディレクターを務め、1983年からは筑紫哲也の『TVスクープ』等も担当。1985年には初代プロデューサーとして久米宏の『ニュースステーション』をスタートさせ[4]、その後も田原総一朗の『朝まで生テレビ!』や、小宮悦子の『スーパーJチャンネル』等を担当する。

2009年6月25日、第13代テレビ朝日社長に就任[5]する。テレビ朝日の歴代社長は、NETテレビから全国朝日放送への社名変更以降これまで朝日新聞社出身者が務めていたが、テレビ朝日からの生え抜き社長就任は早河が初である[4]。2009年3月期決算で開局以来初の最終赤字に転落して不祥事が続発し、「組織的な取り組みだけでなく、テレビマンの誇りが大切」と放送倫理の向上をアピールしている[5]。2012年日本民間放送連盟副会長[6]。2014年まで準キー局の朝日放送取締役も務めた[7]

社長就任後に2時間の放送が主流だったゴールデンタイムの特番を3時間の放送とし、21時54分から放送する『報道ステーション』につなげたり、『相棒』を夕方の時間帯に再放送するなど数々の改革を行い、視聴率でキー局万年中位だったテレビ朝日を首位に押し上げた。2013年4月発表の2012年度平均視聴率で、19?22時のゴールデンタイムと19?23時のプライムタイムで1位となる。

2014年7月1日付で代表取締役会長兼CEOに就任し、株式会社ビデオリサーチ社外取締役、NPO法人映像産業振興機構理事を務める。酒席で藤田晋と意気投合して2016年3月1日AbemaTVを発足させた。

2022年2月10日付で亀山慶二代表取締役社長が不祥事により引責辞任したことを受けて、会長兼摂のまま社長に復帰した[8]。緊急事態の対応として暫定的なもので、6月の株主総会までに新たな役員人事を決めるとしていた(6月の篠塚浩の社長に伴い退任)[9]
略歴

1967年4月 - 株式会社日本教育テレビ(現・株式会社テレビ朝日)入社[1]

1995年6月 - 全国朝日放送株式会社(現・株式会社テレビ朝日)広報局長[1]

1996年2月 - 同社編成局長[1]

1997年3月 - 同社報道局長[1]

1998年9月 - 同社役員待遇報道・情報本部副本部長兼報道局長

1999年6月 - 同社取締役編成・制作本部長[10]

2000年2月 - 同社取締役編成本部長[10]

2001年6月 - 同社常務取締役編成本部長[10]

2002年3月 - 同社常務取締役編成本部長兼編成制作局長[10]

2003年2月 - 同社常務取締役編成制作局長[10]

2005年6月29日 - 株式会社テレビ朝日代表取締役専務[10]

2007年6月27日 - 同社代表取締役副社長[10]

2009年6月25日 - 同社代表取締役社長

2014年7月1日 - 同社代表取締役会長兼CEO

2022年2月10日 - 同社代表取締役会長兼社長兼CEO[8]

2022年6月29日 - 同社代表取締役会長

エピソード

早河が制作プロデューサー時代に関与していた『
ミュージックステーション』は現在(2023年時点)、自身が関与した番組で唯一継続している[11]

『ニュースステーション』のプロデューサー時代だった1986年2月25日フィリピンでいわゆる「フィリピン政変(別名にフィリピン革命・エドゥサ革命・マルコス革命・フィリピンクーデターなど)」が起こり、早河はこの日、放送時間を臨時に30分延長することを決めた。この時、放送終了直前にアメリカ合衆国ジョージ・シュルツ国務長官がCNNを通して、当時のフェルディナンド・マルコスフィリピン大統領一家が亡命し、代わってコラソン・アキノが次期大統領に就任することを発表した会見を放送した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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