早弁
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典型的な市販の弁当(いわゆる「ほか弁」)

弁当(べんとう)とは、携帯できるようにした食糧のこと。「辨当」「便当」などと書かれることもある[1]。「弁当」は、「好都合」「便利なこと」を意味する中国南宋時代の俗語「便當」が語源とされている。「便道」「辨道」などの漢字も当てられた。「辨(そな)えて用に當(あ)てる」ことから「辨當(弁当)」の字が当てられ、「辨當箱」の意味として使われたと考えられている[2]目次

1 日本における弁当の歴史

1.1 近世以前

1.2 明治・大正 

1.3 昭和 

1.4 平成 

1.5 日本における主な弁当の種類

1.6 日本の代表的な弁当専門店


2 日本の弁当

3 各国の弁当

3.1 台湾

3.2 韓国

3.3 ミクロネシア

3.4 中国

3.5 東南アジア

3.6 南アジア

3.7 北アメリカ

3.8 ヨーロッパ

3.9 その他


4 その他

5 弁当をテーマとした作品

6 脚注

7 参考文献

8 関連項目

9 外部リンク

日本における弁当の歴史 右端に蒔絵をほどこした重箱の花見弁当が見える。『江戸自慢三十六興』「東叡山花さかり」歌川広重画 歌川豊国 弁当と酒を携えて花見を楽しむ江戸時代の人々。歌川広重「江戸名所 御殿山花盛」 折詰弁当(亀戸・升本「すみだ川」) 寿司の折詰 松花堂弁当の器 「花菱」(高野山)の弁当

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近世以前

旅や仕事、行楽の外出先で料理が提供されないか、食材の現地調達と調理が難しい場合に、料理を持参することは世界各地で古来行われている。日本でも古くから弁当の習慣が起こり、他の諸国では例を見ないほどの発展を遂げていった。これは、日本で一般的に食べられるジャポニカ米が、インディカ米などと比べ、炊いた後、冷めてしまっても比較的味が落ちにくいという特徴を持つためであるとされる。

日本における最初期の弁当は梅干しなどの漬物のみの簡易的な料理で構成されていたが、経済的に豊かになるにつれ肉料理野菜魚介類といった惣菜が多彩になっていった。おにぎり稲荷寿司等を詰めた弁当も人気が高い。弁当の具材は持ち運びがしやすい容器に入れられ、その容器は「弁当箱」という名で呼ばれる。英語では日本語をそのままに「bento」と呼ばれ、洋風の弁当箱はランチボックス(英語ではLunch Box)と呼ばれている[3]

日本の伝統的な弁当は、それぞれの家庭でこしらえていくものであり、これは家事の1つとして重要な位置を占めていた。

弁当の起源は平安時代まで遡ることができる。当時は「頓食(とんじき)」と呼ばれたおにぎりのほか、「干飯」「糒」(ほしいい)と呼ばれる、調理済みの乾燥米が携帯用の食料として利用されていた。干飯は腐敗しにくく、小さな入れ物に保管することができ、そのまま食べる、あるいはこれを水に入れて煮るなどして食べられていた。アルファ化米も参照。

戦国時代の出征では、武士は「腰兵糧」を持参した。干飯のほか炒めた玄米(炒米)、、さらに味噌や味噌で煮しめた芋茎(いもがわ縄)など分補給も工夫された[4]

安土桃山時代には、現代でも見られるような漆器の弁当箱が作られるようになり、この時代より、弁当は花見茶会といった場で食べられるようになった。


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