日間賀島
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日間賀島
日間賀島の空中写真(2010年撮影)
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
所在地 日本愛知県
所在海域三河湾
所属諸島愛知三島
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度42分18秒 東経137度0分18秒 / 北緯34.70500度 東経137.00500度 / 34.70500; 137.00500座標: 北緯34度42分18秒 東経137度0分18秒 / 北緯34.70500度 東経137.00500度 / 34.70500; 137.00500
面積0.77[1][2] km²
海岸線長6.6[1][2] km
最高標高30.2[1][2] m
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プロジェクト 地形
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日間賀島(ひまかじま)は、三河湾に浮かぶ離島。行政上は愛知県知多郡南知多町に属し、全域が三河湾国定公園に含まれる[3]。2015年(平成27年)の国勢調査における人口は607世帯1,896人だった[4]。「タコフグの島」という観光PRを行なっている[2]篠島佐久島と合わせて「三河湾三島」または「愛知三島」[5]などと呼ばれる。
地理

知多半島渥美半島まで10km以内と距離的に近く、また本土との生活交流が活発なため、国土交通省による離島分類では内海本土近接型離島にあたる[注 1]

日間賀島の周囲には西港の正面にある鼠島や角石(角石島)などの属島があり[6]、下瀬(下瀬島)は干潮時のみ現れる[7]。角石と下瀬は師崎からの航路付近にあるため、島上に灯台が設置されている。日間賀島の北東部にも無数の浅瀬があり、佐久島との中間付近にある大磯にはやはり灯台が設置されている。

南岸は150m沖合で水深10m、東岸は350m沖合で水深10mなのに対して北岸は浅く、1,000m沖合で水深20mである[8]。篠島との中間付近には面積0.03km2の築見島があるが、築見島は一般に篠島の属島とされている。

東岸の里中と西岸の西浜の二つの集落があり[1]、里中は中と小戸地に、西浜は新居と寺下と浪太に分かれている[7]。日間賀島は全体がなだらかな丘陵地を形成しており、島のほぼ中央に30.2mの最高標高地点がある[1][注 2]

面積は0.77km2であり、皇居の約半分である。日間賀島の森林面積は4%に過ぎず、面積の31%が森林の佐久島、面積の24%が森林の篠島と比べて森林に乏しい[2]。篠島とは違って比較的広い耕地があり、1960年代から1970年代(昭和40年代後半から昭和50年代前半)にかけてオリーブフキウメなどの栽培がなされたが、これらは定着していない[2]。現在は三河湾三島に農業経営体は存在しない[2]渥美半島雨乞山から望む日間賀島と対岸の知多半島
気候

三河湾三島地域の気候は温暖であり、年平均気温は摂氏16度前後である[1]。結氷や降霜は少なく、降雪はほとんどみられないが、冬季には強い季節風が吹く[2]。1970年代の年平均降水量は1,310mmであり、2005年から2011年の平均が1,469mmだった南知多町の本土や愛知県の平均と比べてやや少ない[1]

(参考)佐久島の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
平均最高気温 °C (°F)10.1
(50.2)10.4
(50.7)12.8
(55)17.8
(64)21.0
(69.8)24.6
(76.3)27.9
(82.2)29.4
(84.9)26.8
(80.2)22.4
(72.3)17.5
(63.5)12.4
(54.3)19.5
(67.1)
日平均気温 °C (°F)7.0
(44.6)7.2
(45)9.6
(49.3)14.7
(58.5)18.7
(65.7)22.6
(72.7)26.0
(78.8)27.4
(81.3)24.4
(75.9)19.6
(67.3)14.4
(57.9)9.1
(48.4)16.8
(62.2)
平均最低気温 °C (°F)4.3
(39.7)4.4
(39.9)6.6
(43.9)12.3
(54.1)16.6
(61.9)21.1
(70)24.7
(76.5)25.9
(78.6)22.4
(72.3)17.1
(62.8)11.5
(52.7)6.3
(43.3)14.5
(58.1)
降水量 mm (inch)52
(2.05)65
(2.56)84
(3.31)121
(4.76)145
(5.71)135
(5.31)136
(5.35)100
(3.94)197
(7.76)151
(5.94)67
(2.64)42
(1.65)1,310
(51.57)
出典:名古屋大学空電研究所資料

(参考)南知多町の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
日平均気温 °C (°F)4.1
(39.4)6.6
(43.9)7.4
(45.3)13.0
(55.4)18.3
(64.9)22.9
(73.2)26.6
(79.9)27.6
(81.7)24.7
(76.5)18.7
(65.7)14.4
(57.9)7.8
(46)16.0
(60.8)
降水量 mm (inch)38
(1.5)81
(3.19)103
(4.06)124
(4.88)184
(7.24)179
(7.05)191
(7.52)84
(3.31)177
(6.97)169
(6.65)70
(2.76)70
(2.76)1,469
(57.83)
出典:名古屋地方気象台[1]

人口

江戸時代に描かれた『日間賀古図』には、西里に120戸余り、東里に150戸余りが描かれた[8]。江戸時代後期にまとめられた『尾州徇行記』による人口は938人だったが、1891年(明治24年)には1,311人、1930年(昭和5年)には1,951人と、1世紀余りの間に人口が2倍以上に増加した[1]。その後も人口は増え続け、1955年(昭和30年)の国勢調査では過去最高値の2,788人を記録した。

しかしそこから減少に転じ、1960年(昭和35年)の調査では2,728人、1970年(昭和45年)の調査では2,622人、1980年(昭和55年)の調査では2,576人、1990年(平成2年)の調査では2,397人、2000年(平成12年)の調査では2,221人、2010年(平成22年)の調査では2,051人と、年々減少幅を拡大させている[1]。世帯数は1975年(昭和50年)の調査で初めて600世帯を突破し、1990年調査の658世帯をピークとしながらも、2010年(平成22年)の調査でも630世帯を維持している[1]。2010年調査での高齢者人口比率は29.4%である[1]


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