日鉄ステンレス株式会社
Nippon Steel Stainless Steel Corporation
本社の入る?鋼ビルディング
種類株式会社
略称NSSC
本社所在地 日本
〒100-0004
東京都千代田区丸の内
一丁目8番2号
鉄鋼ビルディング17階
設立2019年(平成31年)
4月1日
業種鉄鋼
法人番号9010001084826
日鉄ステンレス株式会社(にってつステンレス、英文社名 Nippon Steel Stainless Steel Corporation)は、日本のステンレス鋼メーカーである。日本製鉄グループの製鉄事業セグメントにおけるステンレス鋼事業を管轄する。旧新日本製鐵・旧住友金属工業両社のステンレス鋼部門が統合し2003年(平成15年)に設立された新日鐵住金ステンレスが、2019年に親会社・日本製鉄のステンレス部門、同日本製鉄グループの旧日新製鋼のステンレス部門と統合し、現社名に変更。略称は「NSSC」。 大手高炉メーカーである日本製鉄[1]が出資するステンレス鋼メーカーである。2003年に旧新日本製鐵・旧住友金属工業両社のステンレス鋼部門を会社分割(共同新設分割)により統合し、発足した[2]。事業領域は、ステンレス鋼の厚板・薄板・棒鋼・線材の製造および販売である。なお、ステンレス鋼管・形鋼については事業統合されず、親会社の日本製鉄が引き続き製造・販売を行っている。 本社は東京都千代田区丸の内にある鉄鋼ビルディングに入居。2017年4月以前は大手町二丁目にある朝日生命大手町ビルに入居していた。支店は大阪市・名古屋市・福岡市・広島市・新潟市の5か所に配置され、タイのバンコクと中国広州市にも事務所を構える。 製造拠点は、山口製造所(光地区)(山口県光市。旧・新日本製鐵光製鐵所を継承し、電気炉を保有する。日本製鉄九州製鉄所八幡地区(光チタン)に隣接)、山口製造所(周南地区)(山口県周南市。旧・日新製鋼周南製造所)、八幡製造所(北九州市八幡東区。日本製鉄九州製鉄所八幡地区構内)、鹿島製造所(茨城県鹿嶋市。日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区に隣接)、衣浦製造所(愛知県碧南市。旧・日本金属工業衣浦製造所)の5製造所6地区。その他、日本製鉄東日本製鉄所直江津地区より製品供給を受ける(当社へのOEM供給という位置づけ)。 製造所により製造品が異なり、山口製造所では棒鋼・線材やニッケル系薄板、鹿島製造所ではクロム系薄板、八幡製造所では厚板、衣浦製造所ではステンレス精密圧延品を製造する。その他、日本製鉄東日本製鉄所直江津地区よりステンレス精密圧延品のOEM供給を受ける。また、薄板熱間圧延工程では、日本製鉄九州製鉄所八幡地区の設備も使用。クロム系タンデム圧延薄板[3]がここで製造されている。 NSSCは、2003年(平成15年)10月1日に発足した。事業統合の目的は、新日鉄・住友金属両社のステンレス事業の構造的な収益体質強化、とされる[4]。 統合にあわせて実施された施策の一つに生産拠点の集約がある。会社発足時点では、八幡・鹿島の両製造所で厚板とタンデム圧延冷延材を、光・鹿島の両製造所でニッケル系・クロム系双方の冷延材を製造していた。
概要
沿革