日豊本線
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日豊本線

日豊本線の特急「ソニック
(2021年3月 朽網駅 - 苅田駅間)
基本情報
通称空港線(宮崎駅 - 南宮崎駅間)
日本
所在地福岡県大分県宮崎県鹿児島県
種類普通鉄道在来線幹線
起点小倉駅
終点鹿児島駅
駅数112駅
電報略号ニホホセ[1]
路線記号(小倉 - 行橋間)
開業1895年4月1日
全通1932年12月6日
所有者九州旅客鉄道(JR九州)
(第一種鉄道事業者)
運営者九州旅客鉄道
(第一種鉄道事業者)
日本貨物鉄道
(小倉 - 佐土原間 第二種鉄道事業者)
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離462.6 km(小倉 - 鹿児島間)
軌間1,067 mm
線路数複線(小倉 - 立石間、中山香 - 杵築間、日出 - 大分間)
単線(上記以外)
電化方式交流20,000 V・60Hz,
架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置ATS-SK
ATS-DK(2022年2月末現在、小倉-佐伯・延岡-田野間が対応)
最高速度130 km/h[2]

路線図


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日豊本線(にっぽうほんせん)は、福岡県北九州市小倉北区小倉駅から大分駅延岡駅宮崎駅および都城駅を経由して、鹿児島県鹿児島市鹿児島駅までを結ぶ九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線幹線)である。
概要

福岡県北九州市から大分県中津市大分市佐伯市宮崎県延岡市宮崎市などの東九州の主要都市を経由して九州東部を縦貫し、鹿児島県鹿児島市までを結ぶ路線であり、福岡市北九州都市圏と沿線各地を結ぶ特急列車などが数多く走っている。路線のほとんどは国道10号と並走しており、車窓から道路を見ることができる(ただし大分-佐伯間では国道197号国道217号が、宮崎-都城間では国道269号が当線と並走し、国道10号は当線から離れた内陸部を経由)。

起点は小倉駅だが、1987年になって西小倉駅鹿児島本線ホームが設けられたため、小倉駅 - 西小倉駅間が鹿児島本線との重複区間になっている。また路線の終点は鹿児島駅だが、同駅を発着する列車は鹿児島本線に乗り入れ鹿児島中央駅方面に直通している。

小倉駅 - 行橋駅間は旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「福岡近郊区間」に含まれている。

小倉駅 - 幸崎駅間、佐土原駅 - 田野駅間および国分駅 - 鹿児島駅間[注釈 1]IC乗車カードSUGOCA」の利用エリアに含まれている。ただし、小倉駅 - 幸崎駅間、佐土原駅 - 田野駅間、国分駅 - 鹿児島駅間の各エリアを跨っての利用はできない[3][4]

一般向けリアルタイム列車位置情報システム「どれどれ」対応路線(小倉駅 - 鹿児島中央駅間の全線)である。スマートフォンアプリ「JR九州アプリ」内で、リアルタイムの列車位置情報が利用できる[5]

また、2018年9月28日より小倉駅 - 行橋駅間で駅ナンバリングが制定され、日豊本線の路線記号はJF、路線カラーは青となった[6]
路線データ

管轄・路線距離(
営業キロ):

九州旅客鉄道(第一種鉄道事業者):

小倉駅 - 鹿児島駅間 462.6 km


日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者):

小倉駅 - 佐土原駅間 (326.7 km)



軌間:1067mm

駅数:111

日豊本線所属の旅客駅に限定した場合、鹿児島本線所属の小倉駅と鹿児島駅が除外され[7]、109駅となる。なお、西小倉駅は鹿児島本線との分岐駅であるが日豊本線所属である[7]


複線区間:小倉駅 - 立石駅間、中山香駅 - 杵築駅間、日出駅 - 大分駅間

電化区間:全線(交流20,000V・60 Hz)

架線構成:シンプルカテナリー方式、吊架線は亜鉛めっき鋼より線(公称断面積:大分以北135mm2・大分以南90mm2、外径:15mm・12mm、張力:2t・1t)、トロリ架線 みぞ付硬銅線(GT)(公称断面積:110mm2、外径:12.34mm、張力1t)


閉塞方式:自動閉塞式

保安装置:ATS-SKATS-DK(2022年2月末現在、小倉駅 - 佐伯駅間、延岡駅 -田野駅が対応[8]

最高速度:

130 km/h(小倉駅 - 大分駅間[2]

110 km/h(大分駅 - 佐伯駅間、延岡駅 - 宮崎駅間)

100 km/h(隼人駅 - 鹿児島駅間)

90 km/h(国分駅 - 隼人駅間)

85 km/h(佐伯駅 - 延岡駅間、宮崎駅 - 国分駅間)


運転指令所:博多総合指令センター・大分指令センター・南宮崎指令センター

各支社の管轄区間は以下のようになっている。

JR九州本社鉄道事業本部:小倉駅 - 吉富駅間

JR九州大分支社:中津駅 - 宗太郎駅間

JR九州宮崎支社:市棚駅 - 五十市駅間

JR九州鹿児島支社:財部駅 - 鹿児島駅間

本社と大分支社の境界は山国川橋梁(県境を跨ぐ)と中津駅下り場内信号機の間に、大分支社と宮崎支社の境界は第四宗太郎トンネルの延岡方出入口と県境の間にある。
旅客運賃・乗車券関連
旅客運賃体系
後述の大都市近郊区間を除いて
幹線運賃
大都市近郊区間旅客営業規則による)


福岡近郊区間 : 小倉駅 - 行橋駅

IC乗車カード対応区間[4]


SUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリア : 小倉駅 - 幸崎駅

SUGOCA宮崎エリア : 佐土原駅 - 田野駅

SUGOCA鹿児島エリア : 国分駅 - 鹿児島駅間(竜ケ水駅では利用不可)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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