日経225先物取引
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日経225先物取引(にっけい225さきものとりひき、: Nikkei 225 Futures)とは、日経平均株価を原資産とする株価指数先物取引であり、大阪取引所等に上場されている。TOPIX先物取引、日経225オプション取引と並んで、日本を代表する株価指数を原資産とするデリバティブ取引である。日経平均先物取引(にっけいへいきんさきものとりひき)、もしくは単に日経225先物、日経平均先物ともいう。目次

1 概要

2 歴史

3 上場取引所

4 大阪取引所

4.1 立会時間

4.1.1 日中取引

4.1.2 夜間立会(ナイト・セッション)


4.2 取引日

4.3 取引単位

4.4 呼値の単位

4.5 証拠金

4.6 建玉

4.7 値幅制限・サーキットブレーカー

4.8 限月取引

4.9 SQ

4.10 日経225mini


5 取引の実際

5.1 取引例

5.2 ヘッジ


6 影響

7 参照

8 外部リンク

概要

あらかじめ定められた期日(満期日)に特定の資産(原資産。ここでは日経平均株価)を、あらかじめ決められた価格で売買する契約。原資産が日経平均株価(株価指数)という実体のないものであるため、決済はすべて差金決済となる。

先物の「買い方」(=取引を買いで開始した人)は、満期日の原資産(厳密には「SQ値」、後述)が約定(やくじょう)価格を上回れば利益を得、下回れば損失となる。「売り方」(=取引を売りで開始した人)は、逆に、満期日の原資産が約定価格を下回れば利益を得、上回れば損失となる。また、満期日まで待たなくとも相場の変動に応じて反対売買(買い方の場合は転売、売り方の場合は買戻し)すれば、いつでも損益を確定することができる。
歴史

※いずれも旧大阪証券取引所→現大阪取引所

1986年9月3日 - シンガポール国際金融取引所にて日経225先物の取引開始

1987年6月9日 - 大阪証券取引所にて株先50の取引開始(株価指数先物としては国内初、戦時中までは、現物株の長期清算取引「現行制度でいう先物取引」も取引されていた) ※1992年に休止

1988年9月3日 - 大阪証券取引所にて日経225先物の取引開始

(参考)1989年6月12日 - 大阪証券取引所にて日経225オプションの取引開始

1990年9月25日 - シカゴ・マーカンタイル取引所にて米ドル建ての日経225先物の取引開始

2004年2月23日 - シカゴ・マーカンタイル取引所にて円建ての日経225先物の取引開始

2006年7月18日 - 大阪証券取引所にて日経225miniの取引開始

2007年9月18日 - 夕場(イブニング・セッション)の取引開始し、16:30 - 19:00の取引が可能となった。

2008年10月14日 - 夕場の取引終了時刻が、19:00から20:00までの取引が可能となった。

2010年7月21日 - 夕場の取引終了時刻が、20:00から23:30までの取引が可能となった。

2011年2月14日 - 新デリバティブ売買システム(J-GATE)導入。それに伴い、取引ルールが以下のように変更される。

昼休みの間もフルに取引され、日中取引9:00?15:15、夕場取引16:00?23:30の取引に変更。

15:10 - 15:15 と 23:25 - 23:30は、プレ・クロージングの板合わせ取引時間となり、約定は、取引終了時間に1本値で価格が決定される。

日経225miniの限月が、1ヶ月毎になりオプション取引のヘッジ手段としては利便性が向上する。

取引ルール及び、システムの大幅変更しすぎた為、複数の証券会社でシステム障害を起こす。


2011年7月19日 - 夜間立会(ナイト・セッション)の取引開始。03:00までの取引が可能となった。(02:55 - 03:00は、プレ・クロージングの板合わせ取引で、約定は03:00の1本値)

2013年7月16日 - 大阪証券取引所から日本証券クリアリング機構(JSCC)に清算機能を移す。

2014年3月24日 - 大阪証券取引所は社名を大阪取引所に変更。

上場取引所
大阪取引所(大証)
日本標準時の 8:45 - 15:15、16:30 - 翌日5:30に取引される。取引量は一日20万枚程度(2017年現在、ラージとミニの合計)[1]で、流動性は高い。ラージとミニが上場されており、取引単位はラージが呼値の刻みが10円、指数の1000倍、ミニが呼値の刻みが5円、指数の100倍。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)
東部標準時の 18:00 - 17:00(日本標準時 8:00 - 7:00、ただし米国のサマータイム実施期間東部夏時間は1時間前倒し)に取引される。大証の寄付はこのCMEの清算値(1日の取引終了時の未決済玉「建玉」についてのクリアリングハウスと清算参加者との差金の受渡「精算」のための基準値段。帳入値段。)に近い値になることが多い。円建て(NIY)とドル建て(NKD)が上場されている。円建ては、呼値の刻みが5円、取引単位は指数の500倍で大証のラージの半分。流動性は大阪取引所の次に比較的高い。
シンガポール証券取引所(SGX, Singapore Exchange)
1986年9月3日より日経225先物を扱っている。シンガポール標準時の 7:45 - 14:30(日本標準時 8:45 - 15:30)に取引される。夕場取引は大証よりも早く導入されており、シンガポール標準時の 15:30 - 19:00(日本標準時 16:30 - 20:00)で取引されている。呼値の刻みが5円、取引単位は指数の500倍で大証のラージの半分である。大阪取引所のナイト・セッション導入などにより、近年流動性は低下基調である。
大阪取引所
立会時間
日中取引

1987年 6月 9日 : 9:00 - 11:00(前場) 12:30 - 15:10(後場)

2010年 7月20日 : 9:00 - 15:15(J-GATEシステム導入で昼休みも通しの取引が可能になり、日中取引に名称変更) 先物を現物株式のヘッジとして利用するための便宜から、株式市場終了後15分間だけ先物の取引が継続するようになっている。

2016年7月19日 : 8:45 - 15:15

夜間立会(ナイト・セッション)

夜間 : 16:30 - 05:30。05:25からはプレ・クロージングで板寄せ後05:30終了。

2007年 9月18日 : 16:30 - 19:00。夕場立会〈イブニング・セッション〉として、終了時間を19:00から延長。

2008年10月14日 : 16:30 - 20:00

2010年 7月20日 : 16:30 - 23:30

2011年 7月19日 : 16:30 - 03:00。夜間立会〈ナイト・セッション〉に改称。

2016年 7月19日 : 16:30 - 05:30。システム大幅変更の為、2016年7月15日取引のナイトセッションは中止。

2007年9月18日より導入されていた夕場立会(イブニング・セッション)の取引時間の大幅延長を踏まえ、2011年7月19日より、株価指数先物およびオプションに、夜間立会(ナイト・セッション)が導入された。

夜間取引は、2009年末より、大納会、大発会の日においても行われる。それまでは、午前中取引のみだった。
取引日

前営業日の16:30(ナイト・セッション開始)から営業日当日の日中取引が終了し、清算処理が終了するまで(概ね16:00前後)が一取引日。営業日当日のナイト・セッションは、取引日では翌日扱いとなることに注意。

ナイト・セッション取引の取引日は、当日扱いではなく、翌営業日扱いとなる。日中取引終了の時点で従来通り清算処理が行われ、営業日が変わってナイト・セッションに入ることになるので、取引日ベースでの一日の流れは、前営業日のナイト・セッション → 当営業日の日中取引 → 清算

となる。


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