日経賞
Nikkei Sho[1]
第62回日経賞(2014年3月29日)
開催国 日本
主催者日本中央競馬会
競馬場中山競馬場
創設1953年6月28日
2024年の情報
距離芝2500m
格付けGII
賞金1着賞金6700万円
出走条件サラ系4歳以上(国際)(指定)
負担重量別定
出典[2][3]
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日経賞(にっけいしょう)は、日本中央競馬会 (JRA) が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。
寄贈賞を提供する日本経済新聞社は、東京・大阪に本社を置く新聞社[4]。
正賞は日本経済新聞社賞[2][3]。 1953年に、5歳(現4歳)以上の馬による重賞として「日本経済賞」の名称で創設[4][5][6]。1979年より現名称となった[5][6]。 創設時の施行距離は中山競馬場の芝3200mだったが、施行場・距離・開催時期は幾度かの変遷を経て、距離は1967年より中山競馬場の芝2500m[注 1]で定着[4][5][6]。施行時期は1984年より3月 - 4月の中山開催で行われるようになり、天皇賞(春)の重要な前哨戦として位置づけられた[5][6]。2014年からは本競走の1着馬に、天皇賞(春)の優先出走権が与えられている[4][5][6]。 外国産馬は1989年から、地方競馬所属馬は1995年からそれぞれ出走可能になったほか、2002年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[7][6]。 出走資格: サラ系4歳以上 負担重量: 別定 天皇賞 (春)のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は天皇賞(春)の出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている[5][8][9]。また、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬に天皇賞(春)の優先出走権が与えられる[8][9]。 2024年の1着賞金は6700万円で、以下2着2700万円、3着1700万円、4着1000万円、5着670万円[2][3]。 コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。 優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。 競走名は第26回まで「日本経済賞」[5]。 回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
概要
競走条件
JRA所属馬
地方競馬所属馬(後述)
外国調教馬(優先出走)
フルゲート16頭
4歳56kg/5歳以上57kg、牝馬2kg減
2023年3月25日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、GII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
2023年3月24日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)
賞金
歴史
1953年 - 4歳以上の馬による重賞競走として「日本経済賞」の名称で創設、中山競馬場の芝3200mで施行[5]。
1979年 - 名称を「日経賞」に変更[5]。
1984年 - グレード制施行によりGII[注 2]に格付け。
1989年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[5]。
1995年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能になる[7]。
2002年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能になる[10]。
2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[11]。
2011年 - 東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故で中山競馬が開催中止となったことにより、阪神競馬場の芝2400mで施行。
2014年 - この年から1着馬に天皇賞(春)の優先出走権を付与[5]。
2020年 - COVID-19の感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[12](2021年も同様[13])。
2024年 - 「JRA70周年記念競走」の副称をつけて施行[14]。
歴代優勝馬
第1回1953年6月28日中山3200mタカハタ
第2回1954年6月27日中山3200mフソウ
第3回1955年6月26日中山3200mクリチカラ
第4回1956年7月1日東京3200mフクリユウ牝43:32 1/5野平祐二稗田敏男吉田権三郎
第5回1957年6月30日中山3200mハクチカラ牡43:36 3/5保田隆芳尾形藤吉西博
第6回1958年6月22日中山2600mオンワードゼア牡42:43 2/5野平好男
第7回1959年6月28日中山2600mヒシマサル牡42:43.0小野定夫矢野幸夫阿部雅信
第8回1960年6月26日中山2600mオーテモン牡52:41.6野平好男田中和夫