日立建機株式会社
Hitachi Construction Machinery Co., Ltd.
種類株式会社
機関設計指名委員会等設置会社[1]
市場情報東証プライム 6305
日立建機株式会社(ひたちけんき、英: Hitachi Construction Machinery Co., Ltd.)は、東京都台東区に本社を置く、日本の大手建設機械メーカー。日立製作所の持分法適用関連会社であり、日立グループに属するとともに、旧日産コンツェルンで構成される春光グループにも属する[2]。建設機械業界ではキャタピラー、コマツに次ぐ世界3位。日経平均株価(日経225)、JPX日経インデックス400構成銘柄の一つ。 日立製作所が手掛けていた建設機械の製造部門が1969年11月に日立建設機械製造として分社化、それ以前に設立されていた建設機械の販売やサービス会社と1970年10月に合併し、(現)日立建機が発足した。 油圧ショベルを主力とする、建設機械および鉱山向けなどの産業機器製造と販売・アフターサービス・レンタルなどを行っている。従業員数は単独では4,300名、連結では約21,000名(2011年9月現在)である。国内における主要な生産工場は茨城県土浦市のほか、ひたちなか市、兵庫県加古郡稲美町などに所在する。 2013年現在、建設機械業界では日本でコマツ[注 1]に次ぐ2位、世界でキャタピラー、コマツに次ぐ3位の規模である。1990年代後半から欧米、アジア、オセアニアに事業を拡大している。以前はフィアットグループと組んでヨーロッパへの展開を行っていたが、フィアットグループと手を切り、独自展開を行ったところ、旧フィアットグループの有力ディーラーが日立建機製品の品質の高さを支持し、日立建機の代理店となった。また、中型油圧ショベルをクボタ、ディア・アンド・カンパニーにOEM供受給している。 2022年8月23日、日立製作所が約51%を保有する株式26%分について、伊藤忠商事と日本産業パートナーズが共同出資するHCJIホールディングスに売却した。これにより日立製作所の連結子会社から外れて持分法適用関連会社となる[3]。
概要
沿革
1970年10月1日 - 日立建設機械製造株式会社と(旧)日立建機株式会社が合併し、(現)日立建機株式会社が設立
1981年12月 - 東京証券取引所第二部に上場。
1989年9月 - 東京証券取引所第一部に指定替え。
1990年1月 - 大阪証券取引所第一部に上場。
2003年1月 - オランダの工場で生産開始。
2009年12月 - TCMを完全子会社とする。
2012年8月1日 - TCMの全株式をユニキャリア(後のユニキャリアホールディングス)に譲渡。