日真名氏飛び出す
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日真名氏飛び出す
ジャンル
テレビドラマ
出演者久松保夫
製作
制作ラジオ東京テレビ→TBS

放送
放送国・地域 日本
放送期間1955年4月9日 - 1962年7月14日
放送時間放送時間参照
回数382
特記事項:
TBS制作によるテレビドラマ第1号。
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日真名氏飛び出す(ひまなしとびだす)は、日本のテレビドラマラジオ東京テレビ(KRT、現:TBS)1955年4月9日に放送を開始した、同局最初の連続ドラマである[1]。また、連続ドラマにレギュラースポンサーかつ一社提供スポンサーがついた最初のテレビ番組でもある。
概要

当初、プロデューサー格である電通の岡田三郎は、ニュースショーのような番組を企画していたが、映画評論家双葉十三郎と相談した結果、「サスペンス調のアクションものをやろう」という運びになった[1]。双葉の原案や斎藤豊吉らの脚本により、世界観にユーモアが加えられた。

タイトルは戦前の米国映画『悪魔が飛び出す』と、「暇な奴」をもじったもの[1]

テレビドラマ創生期において、テレビドラマは映画業界から「電気紙芝居[2]」と蔑まれ、テレビ局にとって俳優のキャスティングは困難な環境下にあった[2]。制作にあたって、スタッフは東宝の脇役・久松保夫および文学座高原駿雄という、一般的に無名だった2人を主演に起用した。

同作は久松演じる日真名の明るいキャラクターが受け、推理小説ブームを背景に人気を高め[2]、49.5%の高視聴率を記録したこともあるヒット作となった[3]
放送期間・時間

1955年4月9日から1962年7月14日まで

毎週土曜日 21:10 - 21:40(1955年4月9日 - 1956年3月31日)

毎週土曜日 21:15 - 21:45(1956年4月7日 - 1960年4月30日)

毎週土曜日 21:30 - 22:00(1960年5月7日 - 1962年7月14日)

スポンサー

製薬会社の三共(現在の第一三共及び第一三共ヘルスケア)の一社提供。

作中に、ドラッグストアを模したセット[1]の場面が組まれ、そこで作中人物が三共の栄養ドリンクを飲む、という内容の生コマーシャルが行われた[2]
キャスト

日真名進介 -
久松保夫

泡手大作 - 高原駿雄

宮地晴子

笹森礼子

淡京子

関弘子

二本柳寛

南洋子

武藤英司

スタッフ

原案 -
双葉十三郎

脚本 - 斎藤豊吉、大倉佐兎、長谷川公一、久保田耕一 他

演出 - 高橋太一郎 他

音楽

「日真名氏飛び出す」のテーマ作曲 - 水藻秀男


制作局以外のネット局

北海道放送

東北放送

信越放送 (1958年10月25日開局から[4])

中部日本放送(現:CBCテレビ)

大阪テレビ放送朝日放送大阪テレビ→朝日放送テレビ

山陽放送(当時の名称はラジオ山陽テレビ、現:RSK山陽放送)(当時の放送対象エリアは岡山県のみ)

ラジオ中国テレビ(現:中国放送)

西日本放送(当時の放送対象エリアは香川県のみ)

ラジオ九州テレビ→RKB毎日放送

内容
あらすじ

カメラマンの日真名進介と助手の泡手大作が、素人探偵として事件を解決していく。
サブタイトル1955年

1. (サブタイトル不明)(4月9日)

2. (〃)(4月16日)

3. (〃)(4月23日)

4. (〃)(4月30日)

5. ダイヤの首飾り(前編)(5月7日)

6. ダイヤの首飾り(後編)(5月14日)

7. バレリーナと拳銃(前編)(5月21日)

8. バレリーナと拳銃(後編)(5月21日)

9. スターへの脅迫状(前編)(6月4日)

10. スターへの脅迫状(後編)(6月11日)

11. 夜の通り魔(前編)(6月18日)

12. 夜の通り魔(後編)(6月25日)

13. 水着と宝石(前編)(7月2日)

14. 水着と宝石(後編)(7月9日)

15. マンボの恐怖(前編)(7月16日)

16. マンボの恐怖(後編)(7月23日)

17. 八つの手がかり(前編)(7月30日)

18. 八つの手がかり(後編)(8月6日)

19. お菊の呪い(前編)(8月13日)

20. お菊の呪い(後編)(8月20日)

21. 星を盗む男(前編)(8月27日)

22. 星を盗む男(後編)(9月3日)

23. 失われた誕生日(前編)(9月10日)

24. 失われた誕生日(後編)(9月17日)

25. 列車で逢った女(前編)(9月24日)

26. 列車で逢った女(後編)(10月1日)


27. 降霊術殺人事件(前編)(10月8日)

28. 降霊術殺人事件(後編)(10月15日)

29. 湖畔の悪魔(前編)(10月22日)

30. 湖畔の悪魔(後編)(10月29日)

31. 替玉は誰だ(前編)(11月5日)

32. 替玉は誰だ(後編)(11月12日)

33. 月と老人(前編)(11月19日)

34. 月と老人(後編)(11月26日)

35. 消えた女(前編)(12月3日)

36. 消えた女(後編)(12月10日)

37. サンタクロースの贈物(前編)(12月17日)

38. サンタクロースの贈物(後編)(12月24日)

39. (サブタイトル不明)(12月31日)
1956年

40. (サブタイトル不明)(1月7日)

41. (〃)(1月14日)

42. 復讐者の暗殺(前編)(1月21日)

43. 復讐者の暗殺(後編)(1月28日)

44. レインコートの女(前編)(2月4日)

45. レインコートの女(後編)(2月11日)

46. 吹雪の夜の来訪者(前編)(2月18日)

47. 吹雪の夜の来訪者(後編)(2月25日)

48. 幕をおろせ(前編)(3月3日)

49. 幕をおろせ(後編)(3月10日)

50. (サブタイトル不明)(3月17日)

51. (〃)(3月24日)

52. (〃)(3月31日)

53. (〃)(4月7日)

54. 北林夫人の失踪(前編)(4月14日)

55. 北林夫人の失踪(後編)(4月21日)

56. 二百円の冒険(前編)(4月28日)

57. 二百円の冒険(後編)(5月5日)

58. (サブタイトル不明)(5月12日)

59. (〃)(5月19日)

60. (〃)(5月26日)

61. (〃)(6月2日)

62. 呪われた詩人(前編)(6月9日)

63. 呪われた詩人(後編)(6月16日)

64. (サブタイトル不明)(6月23日)

65. (〃)(6月30日)


66. (サブタイトル不明)(7月7日)

67. (〃)(7月14日)

68. 幽霊の季節(前編)(7月21日)

69. 幽霊の季節(後編)(7月28日)

70. プールの女(前編)(8月4日)

71. プールの女(後編)(8月11日)

72. (サブタイトル不明)(8月18日)

73. 謎は口にあり(前編)(8月25日)

74. 謎は口にあり(後編)(9月1日)

75. (サブタイトル不明)(9月8日)

76. (〃)(9月15日)

77. (〃)(9月22日)

78. (〃)(9月29日)

79. (〃)(10月6日)

80. (〃)(10月13日)

81. (〃)(10月20日)

82. (〃)(10月27日)

83. (〃)(11月3日)

84. (〃)(11月10日)

85. 靴が狙っている(前編)(11月17日)

86. 靴が狙っている(後編)(11月24日)

87. XYZ殺人事件(前編)(12月1日)

88. XYZ殺人事件(後編)(12月8日)

89. 密室の魔術師(前編)(12月15日)


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