日産・NT100クリッパー
[Wikipedia|▼Menu]

日産・NT100クリッパー
2代目
概要
別名三菱・ミニキャブ(6代目以降)
マツダ・スクラム(4代目以降)
スズキ・キャリイ(11代目以降)
製造国 日本
販売期間2003年-
ボディ
ボディタイプ2ドアセミキャブオーバー軽トラック
駆動方式FR/4WD
テンプレートを表示

NT100クリッパー (エヌティーイチマルマルクリッパー、NT100 CLIPPER) は、日産自動車販売しているセミキャブオーバー軽トラック。初代は三菱自動車工業から、2代目以降はスズキからそれぞれOEM供給を受ける車種である。

セミキャブオーバー型軽ライトバンのクリッパーバン(現在のNV100クリッパー)と同時発表・発売され、日産の販売する軽自動車では、実験的な少数生産に留まった軽規格の電気自動車ハイパーミニ」を除けば、第一号の「モコ」(スズキ・MRワゴンのOEM品)に次ぐ第二弾目となる。

なお、本稿では、初代モデルの前期型から中期型にかけて用いられていたクリッパートラック(CLIPPER TRUCK)も扱う。
歴史
初代 U71T/U72T型(2003年-2013年).mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}三菱・ミニキャブ > 日産・NT100クリッパー

日産・クリッパートラック
日産・NT100クリッパー(初代)
U71T/U72T型
クリッパートラック 前期型
クリッパートラック 後期型
パネルバン
初代 NT100クリッパー DX 4WD
概要
販売期間クリッパートラック:2003年9月 - 2012年1月
NT100クリッパー:2012年1月 - 2013年12月
ボディ
乗車定員2人
ボディタイプ2ドアセミキャブオーバートラック
駆動方式FR/4WD
パワートレイン
エンジン3G83型 657cc 直3 SOHC
最高出力35kW(48PS)/6,000rpm
最大トルク62N・m(6.3kgf・m)/4,000rpm
変速機5速MT/3速AT/4速AT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:半楕円リーフ
車両寸法
ホイールベース2,200mm
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,790mm
(パネルバンは1,940mm)
車両重量700 - 860kg
その他
姉妹車三菱・ミニキャブトラック(6代目)
テンプレートを表示


2003年8月29日 - 三菱自動車と日産自動車の共同プレスリリースでミニキャブのOEM供給に合意した事を発表し[1]、新型軽商用車の名称を「クリッパー」に決定したと発表した[2]

2003年9月16日 - クリッパーバンと共に公式発表。
外観はエンブレム類の変更程度で、ミニキャブトラックと大きな変更はない。グレード体系は「SD(ミニキャブトラック「Vタイプ」相当)」・「DX(同「VX-SE」相当)」・「GL(同「TL」相当)」、「パネルバン」の4グレードを設定し、「SD」と「DX」にはエアコン付仕様も設定される。社内型式はTMA0型だが、正式な車両型式は三菱流のU71T型である。

2004年10月20日 - クリッパーバンと共に一部改良。
全車「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得し、2WD・3AT車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。併せて、グレード体系を見直し、ミニキャブトラックに設定されていた「TL」の廃止に合わせて、最上位グレードの「GL」を廃止した。

2005年12月21日 - クリッパーバンと共にマイナーチェンジ。
フロントグリルを日産流の「ウインググリル」に変更してミニキャブトラックと差別化したほか、液晶式トリップメーターを追加。さらに、ヘッドランプレベライザーを標準装備し、2006年1月から実施される灯火器(改正)技術基準に適合した。そのほか、「SD」と「パネルバン」にリアマットガードを追加し、「DX」に大型プルハンドルを装備した。

2006年12月21日 - クリッパーバンと共に一部改良。
「DX」の4WD・5MT車をベースに、強化リアサスペンションやリブラグタイヤを装備した「DX農繁仕様(ミニキャブトラック「みのり」相当、4WD・5MT車のみの設定)を追加。併せて、助手席側にサイドアンダーミラーを標準装備したほか、速度計表示の精度向上を図ったことで保安基準に適合した。

2007年12月21日 - クリッパーバン・クリッパーリオと共に一部改良。
内装色をダークグレー/グレーの2トーンカラーに変更し、キーシリンダー取り付け部の強度を向上。液晶トリップメーターはA・Bの2区間対応式となった。

2008年12月22日 - クリッパーバン・クリッパーリオと共に一部改良。
道路運送車両の保安基準及び協定規則への対応のため、フロントフェンダーの形状を変更。また、「SD」・「DX」・「DX農繁仕様」・「パネルバン」にハイマウントストップランプを追加したほか、「パネルバン」にはオゾンセーフエアコン、パワーステアリング、カラードバンパー、シガーライターも標準装備した。

2010年1月8日 - クリッパーバン・クリッパーリオと共に一部改良し、特別仕様車「SD Black-Limited(ミニキャブトラック「黒トラ」相当)」を発表(1月14日販売開始、「Black-Limited」は2月1日販売開始)。
インストパネル、メーター、ステアリング周りのデザインを変更し、同時に、半ドア警告灯やAM/FMラジオを標準装備した。また、「SD」はエアコン付の設定が無くなり、パワステとのセットオプションに変更、「DX」はエアコンが標準装備となった。特別仕様車「SD Black-Limited」は、「SD(エアコン・パワステ装着車)」をベースに、ボディカラーを専用塗装の「ブラック」に変更したほか、フロントグリルとヘッドランプインナーパネルをメッキ化した。

2010年8月17日 - クリッパーバン・クリッパーリオと共に一部改良。
エンジンのフリクションを低減し、燃費を向上。また、一部グレードでシート生地を変更して質感を向上した。

2012年1月25日 - バンと共にマイナーチェンジを行い、車名を「NT100クリッパー」に改名。
フロントデザインやシート地が変更され、カップホルダー付フロアコンソールボックスの容積を大型化し、ヘッドレストは強度を高めて高さを変更し、シートベルト・シートベルトバックルの取り付け位置を変更した。また、運転席側フロントドアポケットを追加装備するとともに、「SD」にはパワーステアリング、助手席アシストグリップ、前席両側昇降グリップを標準装備し、利便性を高めた。

2012年12月13日、ミニキャブトラックの一部改良に合わせて一部改良(仕様変更扱い)。2013年1月から施行される灯火器及び反射器等に関する法規に対応するため、特装車の一部を除く全車に後方反射板を追加。JC08モード燃費に対応した。また、グレード体系の見直しを行い、「パネルバン」を廃止した。


2013年11月[3]、生産終了。在庫対応分のみの販売となる。


2013年12月、2代目と入れ替わる形で販売終了。


前期型(クリッパートラック)
リヤ

2代目 DR16T型(2013年- )スズキ・キャリイ > 日産・NT100クリッパー

日産・NT100クリッパー(2代目)
DR16T型
DX 4WD

概要
販売期間2013年12月 -
ボディ
乗車定員2人
ボディタイプ2ドアキャブオーバー型トラック
駆動方式FR/4WD
パワートレイン
エンジンR06A型 658cc 直3 DOHC 吸気VVT
最高出力37kW(50PS)/5,700rpm
最大トルク63N・m(6.4kgf・m)/3,500rpm
変速機5速MT/3速AT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:リーフ式
車両寸法
ホイールベース1,905mm
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,765mm
車両重量690 - 740kg
その他
姉妹車スズキ・キャリイ(11代目)
マツダ・スクラムトラック(4代目)
三菱・ミニキャブトラック(7代目)
テンプレートを表示


2013年8月29日 - OEM元である三菱自動車の軽商用車(ただし電気軽商用車の「ミニキャブMiEV」は除く)市場の撤退表明に伴い、同年末からスズキより、キャリイのOEMを受け、次期型を販売することが発表された。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:62 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef