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ルキノ(LUCINO)は、1994年から2000年まで日産自動車が生産・販売していた、クーペ及びハッチバック型の自動車。主に20代の若者をターゲットにしていた。
日産・ルキノ ルキノクーペ(2ドア)はB14型サニーベース、ルキノハッチ(3ドア/5ドア、S-RV)はN15型パルサーセリエベースとなっている。 ルキノクーペは元となったB14型サニーのクーペといった性格であり、2ドアながら、2,535mmと長いホイールベースの恩恵で大人2名が十分座れる後部座席と、ゴルフバッグとスポーツバッグがセットで3個入る(B14型サニーとほぼ同じ容量の)トランクルームを備えている。また、廉価グレードのMMを除き6:4分割可倒式のリアシートを採用しており、トランクスルー化することで限定的ではあるが長尺物の収納も可能にしている。 GA15DE型エンジン搭載の5速MT車は、10・15モードの燃料消費率試験にて19.6km/Lをマークしており、970kg?1,000kgと1,500ccクラスとしては比較的軽量な車両重量を武器に、デビュー当時の1,500ccクラスでもトップクラスの燃費を誇った。 SR18DE型エンジン搭載の5速MT車は10・15モードで13.0km/L(車両重量1,070kg)であった。 それぞれ5速MTとOD付き4速ATが選択できた。駆動方式はFFのみである。 ルキノクーペは1994年の5月から1999年の4月まで、当時の日産サニー店(現・レッドステージ日産サティオ店)にて販売されていた。 ルキノハッチはベースとなったN15型パルサーセリエとほぼ同様であり、差異は車名、前後エンブレム、フロントグリル、リアコンビネーションランプ、バックドアフィニッシャー(ナンバーの上部)などである。 ただ、パルサーセリエと比べた場合販売数は少なく、上級グレードほど希少になる傾向がある。 それぞれ5速MTとOD付き4速ATが選択できた。駆動方式はFFと一部グレード(JJ)でフルタイム4WDがある。 当初3ドアのみの展開だったが1996年には欧州向け5ドアにRV風装飾を加えた「S-RV」が、1997年には「S-RV」からRV風装飾を取り除いた通常の5ドアモデル「F」がラインナップされた。 ルキノハッチが1995年の1月から1999年の4月まで、ルキノS-RVが1996年の5月から2000年の8月まで、当時の日産サニー店(現・レッドステージ日産サティオ店)にてそれぞれ販売されていた。 ルキノクーペのみ、同じB14型サニーベースのセントラと共にアメリカ合衆国で販売されていた。現地での名称は200SX[2]で、それまで販売されていた240SX(日本におけるシルビアおよび180SX)の後継にあたる。 グレード展開は、日本仕様には設定のなかった1,597cc・115psのGA16DE型エンジンを搭載したベースグレードのほか、1,998cc・140psのSR20DE型エンジンを搭載したSE、そのスポーティバージョンであるSE-Rの3種類であった。
B14/N15型
ルキノクーペ
ルキノハッチ BB(後期型)
ルキノS-RV
概要
販売期間1994年 - 1999年(クーペ)
1995年 - 2000年(ハッチ)
1996年 - 2000年(S-RV)
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ2ドア ノッチバッククーペ
3/5ドア ハッチバック
エンジン位置フロント
駆動方式二輪駆動 / 四輪駆動
パワートレイン
変速機5MT/4AT
車両寸法
ホイールベース2,535mm
全長4,285mm(クーペ)
4,140mm(ハッチ)
4,190mm(S-RV)
全幅1,690mm
全高1,375mm(クーペ)
1,385mm-1,410mm(ハッチ)
1445mm-1470mm(S-RV)
その他
販売終了前月までの新車登録台数の累計52万5366台
※サニーとの合算[1]
系譜
先代日産・NXクーペ(クーペ)
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概要
ルキノクーペ(FB / HB / JB14型)
ルキノハッチ(FN / FNN / HN / JN15型)
北米市場での販売
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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