日産・プリンスロイヤル
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出典検索?: "日産・プリンスロイヤル" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年7月)
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「プリンス・ロイヤル」はこの項目へ転送されています。イングランド海軍のロイヤルシップについては「プリンス・ロイヤル (戦列艦)」をご覧ください。

日産・プリンスロイヤル
S390-1/A70型


概要
販売期間1967年 ? 1972年(納入)
設計統括増田忠
デザイン森典彦
ボディ
乗車定員8名
ボディタイプ4ドア リムジン
エンジン位置フロント
駆動方式後輪駆動
プラットフォーム箱型断面梯子式Xメンバー付フレーム
パワートレイン
エンジンW64型
モーター未搭載
変速機3速AT
サスペンション
前ダブルウィッシュボーン式
後反浮動式リーフ・スプリング式
車両寸法
ホイールベース3,880mm
全長6,155mm
全幅2,100mm
全高1,770mm
車両重量3,200kg
その他
改装1台は寝台車に改装
系譜
先代メルセデス・ベンツ・770
(御料車として、間接上)
後継トヨタ・センチュリーロイヤル
(御料車として、間接上)
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プリンスロイヤル(Prince Royal)は、日産自動車に吸収合併される以前の旧・プリンス自動車工業が開発し、1967年から1972年にかけて日産自動車が7台を製造し、宮内庁へ納入したセダン御料車

日本では数例しか新造例がないセダン型リムジンでもある。開発コードS390-1、型式A70型。
概要皇太子裕仁親王と良子女王との結婚の儀における御料車のロールス・ロイス・シルヴァー・ゴーストメルセデス・ベンツ博物館(英語版)に展示されている元御料車のメルセデス・ベンツ770次期御料車のトヨタ・センチュリーロイヤル

日本の皇室1912年明治45年/大正元年)、馬車に代えて御料車に自動車を初採用したが、以来、第二次世界大戦前後を通じて、イギリスデイムラーロールス・ロイスドイツメルセデス・ベンツアメリカキャデラックなど、一貫して欧米メーカーの実績ある大型高級車を輸入し、その用途に充ててきた。

日本の自動車産業1910年代から自社でエンジンから車体までを製作できたが、1930年代に至るまで、十分な性能を備えた中・大型乗用車を製造することができなかった。1930年代以降、御料車車体の部分改造程度は日本の特装コーチビルダーでも施工できるようになったが(1932年以降の御料車であるメルセデス・ベンツ・770の一部は、国内のカロッツェリアで車体の再改造を受けている)、シャシなど車両本体そのものは、長らく輸入に頼っていた。

その上、唯一の純国産中型車であったトヨダ・AA型乗用車1936年以降生産)も日中戦争第二次世界大戦の勃発で生産が止まり、戦後生産を再開した1950年代になってようやく小・中型高級車の生産が可能になった。

1960年代当時、高度経済成長期において技術水準の向上が著しかった日本の自動車工業界では、御料車を国産車(日本車)でまかなうことができるようになっていた。同様の構想は政府レベルでも持ち合わせており、宮内庁自動車工業会(当時)へリムジンの開発を依頼した。

開発メーカー選定にあたっては、当時の皇太子明仁親王自動車趣味が間接的に影響したとされる。明仁親王は自ら乗用車のステアリングを握るドライブ愛好者であり、1954年昭和29年)にプリンス自動車工業初のガソリン乗用車であるプリンス・セダン献上を受けて以来、スカイライン(初代 ALSI型)や、当初から高級車を志向して開発されたグロリア(2代目 S40型)など、プリンス車を長く愛用していた。

宮内庁への公用車納入実績も多く、プリンス自動車の会長でありタイヤメーカーのブリヂストンの創業者でもある石橋正二郎が自ら皇室へのアプローチには古くから積極的であったことにより、これらの実績や技術面での評価も伴って、プリンス自動車が1965年(昭和40年)から御料車の開発を担当することになった[1]

開発にあたっては当時の技術の粋を集め、メーカーの枠を超えた協力体制でほぼ日本のみの技術で完成させたが、開発を担当したプリンス自動車は元々技術陣については少数精鋭主義であり、他のメーカーに比べると常に人手が不足がちであった。折しも当時、桜井眞一郎ら乗用車開発チームが一般市販車種の開発で多忙であったため、御料車開発については、普段はトラックなどの商用車に携わっているチームが特命を受けた。

とはいえ、商用車チームのスキルは乗用車チームに負けずとも劣らなかった。プリンスは先進技術採用への積極性と並んで商用車シャシの耐久性の高さでも市場に定評があり、ことに重量過大必至となるリムジンシャシー設計では商用車技術の経験が活かされた。実際に開発途上で常に問題となったのは、車全体の随所で度々補強を強いられることにより、当初想定より車重が増え続けたことへの対処であったという。開発陣は宮内庁とも協議を重ねつつ、比較的短い期間で少数生産用のリムジン設計を完成させた。

開発中にプリンス自動車が日産自動車に吸収合併され、第1号車の納入は吸収合併後になったが、日産自動車では元々受注したプリンス自動車の立場を尊重して「日産・プリンスロイヤル」の車名を与えた。一般向け販売はされず、最終的に7台のみが製造・納品された。宮内庁と外務省日本万国博覧会開催時に国賓送迎用として2台が納入された。うち1台は1978年に宮内庁に移管)が管理している。


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