日産・タイタン
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日産・タイタン
2021年モデル タイタン クルーキャブ PRO-4X
概要
製造国 アメリカ合衆国
販売期間2003年 -
2016年 - (タイタンXD)
ボディ
ボディタイプ2/4ドアピックアップトラック
エンジン位置フロント
駆動方式後輪駆動/四輪駆動
プラットフォームF-Alphaプラットフォーム
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タイタン(TITAN)は、日産自動車北米で製造・販売しているフルサイズピックアップトラックである。
初代 A60型(2003年 - 2015年)

日産・タイタン(初代)
A60型
2004年モデル クルーキャブ
2004年モデル キングキャブ
2008年モデル クルーキャブ
概要
製造国 アメリカ合衆国
販売期間2003年 - 2015年
デザインジョバニー・アローバ (2000) ダイアン・アレン (2001)[1]
ボディ
乗車定員2/5名
ボディタイプ2/4ドアピックアップトラック
エンジン位置フロント
駆動方式後輪駆動/四輪駆動
プラットフォームF-Alphaプラットフォーム
パワートレイン
エンジンVK56DE 5,552cc V型8気筒[2][3]
最高出力227 kW (309 PS) / 4,900 rpm (2003年 - 2007年)[2]
236 kW (321 PS) / 5,200 rpm (2008年 - 2015年)[3]
最大トルク514 N?m (52 kgf?m) / 3,600 rpm (2003年 - 2007年)
522 N・m (53.2 kg・m) / 3,400 rpm (2008年 - 2015年)
変速機5速ATジヤトコ・RE5R05A
サスペンション
ダブルウィッシュボーン式
リーフ式
車両寸法
ホイールベースSWB:3,551 mm
LWB:4,051 mm
全長5,695 mm (2003-2007)
SWB:5,705 mm (2008-2015)
LWB:6,205 mm (2008-2015)
全幅2,002 mm (2003-2007)
2,019 mm (2008-2015)
全高1,905 - 1,948 mm (2003-2007)
1,895 - 1,953 mm (2008-2015)
車両重量2,199 kg - 2,520 kg (2008-2015)
最大積載量746 kg - 977 kg (2008-2015)
その他
ブレーキディスクブレーキボッシュ製)[2]
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日産初のフルサイズピックアップトラックで、エンジンは全モデルにV型8気筒DOHC VK56DE型が搭載され、ジヤトコ製5速ATを組合わせる。また、初代タイタンはフルボックス式ラダーフレームを装備し、後輪駆動またはシフトオンザフライの四輪駆動システムを採用している。

キャビンバリエーションはキングキャブ(延長キャブ)とクルーキャブ(ダブルキャブ)の2種類。キングキャブには180度近くの開口角度を持つ観音開きタイプのリアドアを採用する。生産は米国ミシシッピ州キャントン工場。エンジンはテネシー州デカード工場にて生産される。ライバルである初代トヨタ・タンドラはボディの大きさとエンジンの排気量が販売面でハンデになったことから、タイタンは米国外メーカーとしては初めて、ビッグスリーに太刀打ちできる巨大なフルサイズピックアップトラックとして発売された。

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ピックアップトラックの人気が高いテキサス州を含むアメリカ南部の中央部の州で、全体の約25%近い売り上げがある。[要出典]
開発

タイタンの開発は1999年9月に始まり、ダイアン・アレンの下で設計作業が行われた。ジョバニー・アロバによるエクステリアのデザインは2000年後半に選択され、2001年7月に確定された。将来のトラックのデザイン言語は、2001年の北米国際自動車ショーで展示された「アルファTコンセプト」に表現された[4]2003年1月に北米国際オートショーにて発表され、同年9月21日に生産が開始、同年12月1日に販売が開始された[5][6]。タイタンは日産の新しいフルサイズプラットフォームである、F-Alphaプラットフォームを使用した。この新しいプラットフォームは、アルマーダおよびインフィニティ・QX56と共有され、3台すべてが同じ工場で製造された[7]。初代タイタンは2015年まで大きな再設計が行われずに生産が継続された。キングキャブ 観音開きドア

さらに、室内空間の広さや牽引能力、キングキャブ車の観音開きドアなどの革新的装備が高く評価されたことからEdmunds.comによりベスト・フルサイズトラックに選ばれ、2004年の北米トラック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。しかし、ライバルと比較すると、廉価版のV型6気筒エンジン搭載車やシングルキャブ仕様がない点が批判されている。

2011年からはクライスラーメキシコ サルティヨ工場で生産するダッジ・ラムを、新型タイタンとして日産向けにOEM供給する予定であったが、2009年4月に同社が経営破綻したため、同年8月に契約解消が発表された[8][9]
仕様
モデルと装備

すぺてのグレードに自動ブレーキ・リミテッド・スリップ(ABLS)システムが装備されていた。初代はキングキャブ、またはフルサイズの後部座席を備えたクルーキャブが用意され、通常のシングルキャブは提供されなかった。キングキャブは2,010mmのベッドを備え、クルーキャブは1,700mmのベッドを備えていた。グレードについては当初、XE、SE、LEの3つが用意されていた[2]

2008年には大規模なマイナーチェンジが実施され、キングキャブに2,510mmのベッド、クルーキャブに2,210mmのベッドを備えたロングホイールベースモデルが提供された。また、オフロード仕様のPRO-4Xが追加された[10]

2011年のマイナーチェンジではベース車のS、装備量を増やしたミドルモデルのSVが追加された。従来のXEに代わってSが廉価版のグレードを担い、SEとLEのグレードは、最終的に豪華なSLグレードに置き換えられた。SLには20インチアルミホイールや革製の内装、オートライトなどが標準装備される[3][11]
寸法


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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