日産・エクストレイル
[Wikipedia|▼Menu]

日産・エクストレイル
4代目
概要
別名日産・ローグ(3代目以降)
製造国 日本
販売期間2000年-
ボディ
ボディタイプ5ドアSUV
駆動方式前輪駆動/四輪駆動
系譜
先代日産・ミストラル
テンプレートを表示

エクストレイル(X-TRAIL)は、日産自動車2000年から販売するミドルサイズのSUV型の乗用車である。生産は2011年8月に日産から分社化された日産自動車九州が担当している。
概要

いわゆるクロスオーバーSUVに分類される車種である。1997年平成9年)の第32回東京モーターショーに出品された「トレイルランナー」をルーツとし、そのコンセプトを昇華して市販化した車がエクストレイルである。

初代(T30型)の発売時には「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで発売、また、開発コンセプトはタフギア道具というコンセプトである。世界167の地域で80万台以上が販売されている。

2代目(T31型)とプラットフォームを共有するデュアリスはオンロードユースに重きを置くのに対し、エクストレイルはオフロードユースに重きを置いていた。しかし基本的には両者共に乗用車と共用のプラットフォームに電磁多板クラッチによるスタンバイ4WD[注釈 1]を組み合わせたものであり[注釈 2]、同社がかつて販売していたサファリのようなはしご型フレームに直結4WDや副変速機を持つ過酷な使用に耐えられるクロスカントリー4WDではない。

2代目の途中から欧州ではクリーンディーゼル搭載車のみの展開となっており、販売価格はデュアリス(キャシュカイ)と比べるとかなり高価に設定されている。また北米市場においては初代がカナダメキシコで販売されていたが、2007年(平成19年)秋にデュアリス(キャシュカイ)の北米版であるローグが発売された関係で、2代目エクストレイルは販売されていない。しかし、3代目以降はそのローグが本モデルの姉妹車となっており、事実上北米市場での販売が再開された形となる。

発売翌年の2001年(平成13年)から2010年(平成22年)まで、10年連続で日本国内におけるSUV形乗用車販売台数第1位の座を獲得した[注釈 3]。なお、CMでは渡河や谷間をジャンプする場面が放映されるが、前述のとおり過酷な使用に耐えられる仕様ではないため、取扱説明書には注意書きが記されている。そのような印象から、クロスオーバーSUVにしては珍しく歴代モデルの販売比率のおよそ8割が4WD車となっている。
初代 T30型(2000年 - 2007年)

日産・エクストレイル(初代)
T30/NT30/PNT30型
2000年11月販売型
2003年6月改良型
エクストレイルFCV
概要
販売期間2000年11月 - 2007年8月
ボディ
乗車定員5名
ボディタイプ5ドアSUV
駆動方式前輪駆動 / 四輪駆動
プラットフォームMSプラットフォーム
パワートレイン
エンジンQR20DE 2.0L 直4 DOHC 150PS
SR20VET 2.0L 直4 DOHC 280PS
変速機4速AT (E-ATx)
5速MT
サスペンション
前独立懸架ストラット式
後独立懸架パラレルリンクストラット式
車両寸法
ホイールベース2,625 mm
全長4,445 - 4,510 mm
全幅1,765 mm
全高1,675 / 1,750 mm
車両重量1,340 - 1,480 kg
系譜
先代日産・ミストラル
テンプレートを表示

日本仕様は2,000 ccガソリン車(自然吸気のQR20DEおよびターボ過給のSR20VET)のみであるが、ヨーロッパではディーゼル車も設定されている。また、アジア、オーストラリア、中近東では2,500 ccガソリン車(QR25DE搭載)が設定されている。なお、裕隆日産汽車で生産された台湾仕様はフロントマスクが異なる。

4WDシステムは「オールモード4X4」を採用。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:154 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef